ガソリンスタンドの洗車は手洗いか洗車機か?料金や内容、頼み方について解説
ガソリンスタンドでは「手洗い」と「洗車機」の2パターンを選べますが、果たしてどちらの洗車が良いのでしょうか?
手洗いも洗車機もそれぞれ特徴があるので、メリット・デメリットなどを把握しておくと、ケースによって選択しやすくなります。
この記事では、手洗いと洗車機の特徴やメリット・デメリットに加えて、洗車料金や洗車の頼み方など、細かい情報について詳しく解説していきます。
目次
手洗いと洗車機どちらの洗車が良いのか
ガソリンスタンドの洗車で、手洗いか洗車機を選ぶ基準は以下の通りです。
【手洗い】
- 時間に余裕がありじっくりと洗車をしたい場合
- お金をかけてクオリティの高い洗車をしたい場合
【洗車機】
- 時間がなくて外装だけをサッと洗車したい場合
- できるだけお金をかけずに洗車したい場合
手洗いと洗車機の違いを分かりやすくするため、一例としてガソリンスタンド・ENEOS(エネオス)の洗車時間や料金、内容を比較してみました。
手洗い | 洗車機 | |
---|---|---|
洗車時間 | 13分~ | 10分~ |
料金 | 2,750円~ | 300円~ |
内容 | 高発泡洗剤、手洗い、水溶性WAX剤、仕上げ、タイヤWAX | 機械洗車、仕上げ |
洗車メニュー|洗車関連(洗車・コーティング)|ENEOS (eneos.co.jp)
洗車時間だけ見ると差はありませんが、手洗い洗車には受付やセーフティチェック、会計があるので実際の時間はもっとかかります。
逆に洗車機は受付などの手間がないので、10分程度の時間で洗車が終わります。
手洗い洗車・洗車機のメリットとデメリット
手洗い洗車と洗車機のメリットとデメリットを、分かりやすく表現すると以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
手洗い洗車 | ・車種や汚れ具合に適した洗車ができる ・人の手が届く範囲で車の隅々まで掃除してくれる ・洗車傷ができにくい | ・時間がかかる ・費用が高い |
洗車機 | ・短時間で洗車が終わる ・費用が安い ・スタッフに頼まず自分で洗車できる | ・洗車傷ができる可能性がある ・細かいところまで隅々と洗車できない ・乾拭きが必要になる ・コーティングした車には使えない |
手洗い洗車のメリットとデメリット
メリット
手洗い洗車はプロのスタッフが、一細かい汚れを見つけて、汚れ具合に適した道具で洗車してくれます。
普通車や軽自動車はもちろん、大型車両や輸入車など、洗車機での掃除が難しい場合も対応可能です。
また洗車機と比べると、車に傷ができる心配はほぼありません。スタッフが細かい力加減をしながら、柔らかいモップで丁寧に洗い上げてくれます。
ただし、店舗やスタッフの技量には個人差があるので、「決して傷がつかない」とは限らないです。
デメリット
手洗い洗車は、洗車機と比べると時間がかかり費用が高いです。
洗車機の場合は数百円の費用で済む場合がありますが、手洗い洗車はクオリティが高い分、2,000円~4,000円の費用がかかります。
洗車時間も、受付から会計までの流れを含めると、30分ほどの時間がかかります。
混雑時には順番を待たされるので、1時間以上時間がかかるケースも珍しくありません。
洗車機のメリットとデメリット
メリット
洗車機のメリットは、ずばり「手軽さ」です。料金もコースにもよりますが、数百円から千円前後で済みます。
洗車時間も3分〜10分程度と短く、スタッフにお願いしなくても、セルフ洗車機を使えばすぐに洗車ができます。
デメリット
隅々まで洗車できないので、細かい箇所には汚れが残る場合があります。またブラシは硬めなので、車のボディに洗車傷ができる可能性もあります。
特にガラスコーティングをした車の場合、コーティングが剥がれる危険性があるので、洗車機の使用は絶対にやめてください。
そして手洗い洗車と違って、洗車が終わっても車は濡れたままです。
車は濡れた状態で放置すると、水垢やイオンデポジットができるので、早めに乾拭きをする必要があります。
ガソリンスタンドの手洗い洗車について
ガソリンスタンドで手洗い洗車をお願いする場合、実際の流れや頼み方が分からない人もいると思います。
ここでは、手洗い洗車の一連の流れや頼み方について解説していきます。
手洗い洗車の流れ
ガソリンスタンドでの手洗い洗車は、以下の流れになります。
- 受付で手洗い洗車を申し込む
- スタッフに車の鍵を渡す
- 洗車完了まで待つ(約15分)
- 作業後にスタッフと一緒に仕上がりを確認する
- カウンターで会計を済ます
洗車の時間は15分前後で終わりますが、受付から会計まで含めると30分ほどの時間を見ておいた方が良いです。
また、混んでいるときは順番待ちになるので、混雑時は1時間~2時間ほどかかる場合も珍しくありません。
手洗い洗車の頼み方
手洗い洗車の頼み方は、「当日申込」と「事前予約」があります。当日申込の場合は、営業時間内に車を持ち込んで、カウンターで受付をするだけです。
ただし、行楽シーズン前や平日の夕方以降など、洗車のニーズが高まるタイミングは、申し込みが混雑する可能性があります。
店舗の混み具合によっては当日受付できない場合もあるため、できるだけ事前予約をしておくとスムーズです。
手洗い洗車の料金相場
手洗い洗車の料金は車種やサイズにもよりますが、2,000円〜4,000円程度が相場です。ガソリンスタンドの手洗い洗車の料金相場は、以下を参考にしてください。
【車のサイズと参考価格】
車のサイズ | 主な車種 | 参考価格 |
---|---|---|
XLサイズ | ベンツGL・エスカレードなど | 4,000円 |
LLサイズ | アルファード・アウトランダーなど | 3,500円 |
Lサイズ | クラウン・フーガなど | 3,000円 |
Mサイズ | プリウス・ゴルフなど | 2,700円 |
Sサイズ | アクア・パッソなど | 2,400円 |
SSサイズ | ワゴンR・ムーブなど | 2,300円 |
お店によって料金が前後するので、あくまで参考価格だと思ってください。
ガソリンスタンドの洗車機について
ガソリンスタンドで手洗い洗車をするときは、スタッフにお願いします。洗車機の場合はスタッフにお願いすることもできますが、自分で洗車することも可能です。
自分で操作するタイプの「セルフ洗車機」であれば、スタッフの対応を待つことなく気軽に利用できます。
洗車機の種類
ガソリンスタンドの洗車機は選択するコースにもよりますが、300円〜1,500円程度が料金の相場です。ガソリンスタンドの洗車機は、以下の2種類があります。
- 全自動洗濯機(門型洗車機)
- ドライブスルー洗車機
どちらも性能的には変わらず、低コスト・短時間で洗車できるのがポイントです。急いでいるときや、車をサッと綺麗にしたいときにも活躍してくれます。
違いを挙げるとすれば、全自動洗車機は車を降りて洗車するのに対し、ドライブスルー洗車機は車に乗ったまま洗車できます。
洗車機のコース
洗車機は汚れに応じて、いくつかメニューを選べます。
【洗車機のコース】
- 水洗い洗車コース
- シャンプー洗車コース
- ワックスコート洗車コース
- 撥水コート洗車コース
- ポリマーコート洗車コース
水洗いコースの時間が一番短く、最短3分ほどで洗車が終わります。シャンプーを使ったり、ほかの洗車コースだったりすると、10分ほどの時間が必要です。
洗車機の種類や特徴については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
ガソリンスタンドの洗車についてのまとめ
- 時間に余裕があり車を隅々まで綺麗にしたい人は「手洗い」がおすすめ
- 時間がなくサッと短時間で洗車したい人は「洗車機」がおすすめ
- 手洗い洗車を頼む場合は「事前予約」をすると待たされる心配がない
洗車は一ヶ月に一回の頻度でするものです。月イチで2,000円~4,000円の費用で済むなら、手洗い洗車がおすすめです。
現在では、WEBから手洗い洗車の事前予約ができます。近所のガソリンスタンドが対応しているかどうか、公式サイトから確認してみましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。