高速道路の逆走はなぜ起こる?事故の過失割合や対処法を徹底解説

雑学

ときどきニュースで耳にする、高速道路の逆走。「なぜ起こるの?」「もし事故になったら過失割合や罰則はどうなるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、逆走が発生する原因や重大な違反ペナルティ、万が一逆走車に遭遇した際や、自分が道を間違えてしまったときの正しい対処法を徹底解説します。

大切な命を守るための予防策も紹介するので、安全なドライブの知識としてぜひお役立てください。

高速道路で逆走するとどうなる?重大な違反と罰則

高速道路 逆走 事故 過失割合

ここでは、高速道路で逆走した場合の罰則、事故を起こした際の過失割合について紹介します。

実は刑事罰はなし?違反点数と反則金について

高速道路で逆走しただけだと、実は刑事罰はありません。道路交通法・第17条の通行区分違反となり、違反点数2点、9,000円以下の反則金を支払うだけで済みます。

ただし、逆走したことで事故を起こしたり人を死傷させたりすると、過失運転致死傷罪が適用され、7年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

スピードを出している高速道路では、逆走すると特に事故を起こす可能性が高いので注意が必要です。

逆走事故が発生した場合の過失割合

高速道路で逆走事故が起きた場合、過失割合は基本的に逆走した車が100%の責任を負うと判断されます。

高速道路は全車両が同一方向へ進むことを前提とした構造であり、対向車が来ることを予測するのは不可能に近いため、被害車両に回避義務が認められにくいからです。

特に本線上での正面衝突では接近速度が極めて速く、逆走車を視認しても避ける余裕がほぼない状況が多く、実務上も「逆走側100:被害者0」が原則となります。

ただし、見通しの良い直線で十分な距離があったのに減速が遅れた場合など、被害者に「回避可能性」が認められる特殊なケースでは、10〜20%程度の過失が加算される可能性があります。

それでも高速道路ではその可能性が極めて低く、基本的には逆走車の重大な法令違反が全面的な責任として扱われます。

高速道路での逆走はなぜ起こる?事案の発生状況と原因

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ありえないと思われる高速道路での逆走ですが、発生するのには明確な原因が存在します。

ここでは、逆走が発生しやすい場所や原因、逆走を起こしやすいドライバーの年齢層について紹介します。

逆走が発生しやすい3つの場所

高速道路で逆走が起きやすい場所は、NEXCO中日本の分析によると ICや料金所付近、料金所出口、SA・PA付近の3か所が特に多いとされています。

逆走が発生しやすい場所

これらの地点は進行方向が複雑に分岐し、短時間で複数の判断を求められるため、進行方向を誤認しやすい環境が重なります。

料金所では支払い後に向かうべきレーンを間違えたり、出口で一般道へ降りるつもりが本線へ逆向きに進入してしまう事例が見られます。

さらにSA・PAでは駐車場から本線へ戻る際に案内標識を見落とし、誤って出口側へ進んでしまうケースが報告されています。

高齢ドライバーの方向感覚の低下や夜間の視認性の悪化も影響し、これらの場所で逆走が集中する傾向が続いています。

逆走が起こる原因

高速道路で逆走が起こる原因は、故意・過失・認識なしの三つに大きく分けられます。

  • 故意:目的地の行き過ぎによるUターン
  • 過失:うっかりミス
  • 認識なし:認知症など

故意の場合は、進行方向を理解しながらもUターンや逆向き進入を試みるケースで、極めて危険な行為です。

過失による逆走は、料金所や分岐で進行方向を誤認し、案内標識を見落とした結果として発生します。

夜間や雨天時は視界が悪く、案内標識を見落としやすくなるため、逆走リスクが高いです。撥水コーティングをして視界確保をしておくと、こうした「うっかりミス(過失)」による誤進入を未然に防ぐことができます。

特に高齢ドライバーは方向感覚の低下や判断の遅れが影響しやすく、誤進入の割合が高いです。

認識なしの逆走は、運転者が逆走している自覚を持たない状態で、本線へ誤って進入してしまう事例で、夜間や複雑な構造のICで起こりやすい傾向があります。

これらの要因が重なることで、逆走は予想以上に多く発生しています。

逆走を起こしやすいドライバーの年齢層

NEXCO西日本の公表データでは、逆走を起こしたドライバーの68%が65歳以上であり、高齢者が約7割を占める状況です。

高速 逆走 年齢

画像出典:高速道路における逆走の発生状況|NEXCO西日本

加齢に伴う判断力の低下や方向感覚の乱れが影響し、料金所や分岐で進行方向を誤るケースが見られます。

さらに夜間や複雑な構造のICでは標識の見落としが起こりやすく、誤進入につながる事例が目立ちます。

一方で中年層や若年層の逆走は少なく、全体として高齢化が逆走事案の主要因となっていることが確認できます。

【状況別】高速道路で逆走に対処する方法

高速道路 逆走 対処法

万が一、逆走車を発見したり、うっかりミス等で自分が逆走してしまったりした場合、どう対処して良いか分からずパニックに陥りがちです。

ここでは、逆走車を発見したときや、自分が逆走してしまった場合の対処法について紹介します。また、焦りから逆走を起こさないよう、目的の出口を通り過ぎてしまった場合の安全な対処法についても、合わせて紹介します。

逆走車を発見した場合の対策

逆走車を発見した際は、まず速度を落として周囲との車間距離を十分に確保し、急な進路変更を避けながら安全なスペースを保つことが重要です。

前方に逆走車を視認した場合は、衝突の危険が高まるため、早めに減速しつつハザードで後続車へ注意を促し、可能であれば左側へ寄って回避行動を取ります。

高速道路では接近速度が非常に高く、正面衝突の危険性が大きいため、無理な追い越しや急ブレーキは避ける必要があります。

逆走情報を同乗者が聞いた場合は110番通報を依頼し、単独走行時は最寄りのSA・PAや非常電話から道路管理者へ連絡することが推奨されています。これらの行動が二次事故の防止につながります。

出典:高速道路で逆走車を見かけたら、逆走車情報を見たら | NEXCO東日本

もしも自分が逆走してしまった場合の対処法

うっかりミス等で、もしも自分が逆走してしまった場合は、次の手順で対処してください。

近くの安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯する
ガードレールの外側など、安全な場所に避難する
110番や非常電話で通報する

出典:高速道路で逆走車を見かけたら、逆走車情報を見たら | NEXCO東日本

高速道路で自分が逆走していると気付いた場合は、まず急な操作を避けて速度を落とし、安全な位置で停車することが最優先となります。

走行を続けるほど正面衝突の危険が高まり、周囲の車両にも大きなリスクが生じるため、早期の停止が重要です。

停車後はハザードランプを点灯し、後続車へ存在を知らせながら車外へ出ずに待機します。携帯電話が使える状況なら110番へ通報し、位置情報をできる限り正確に伝えます。

通信が難しい場合は、非常電話が設置されている場所まで移動し、道路管理者へ逆走の事実を知らせます。逆走は重大な危険を伴うため、自己判断でUターンや本線への復帰を試みる行為は避ける必要があります。

目的の出口を通り過ぎてしまった場合の安全な対処法

目的の出口を通り過ぎてしまった場合は、絶対に戻ろうとせず、そのまま次のICまで安全に走行する判断が求められます。

高速道路は一方通行を前提とした構造であり、Uターンや逆向き進入は重大事故につながるため、どんな状況でも避ける必要があります。

出口を過ぎた直後は焦りやすく、急な減速や車線変更が二次事故の原因となるため、落ち着いて速度を一定に保ち、周囲の流れに合わせて走行することが重要です。次のICで降りた後に一般道で戻れば、逆走の危険を完全に回避できます。

さらにNEXCOには「特別転回」という制度があります。これは、次のICの料金所で一般レーンに入り、スタッフに「通り過ぎてしまった」と申し出ることで、追加料金なしで目的のICまで戻ることができる救済措置です。

逆走事故を防ぐための対策と安全運転のポイント

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逆走事故を防ぐには、標識や案内看板の確認と基本ルールを、今一度徹底しましょう。また、高齢者ドライバーが家族にいる場合、逆走事故を防ぐために事前の思いやりが大事です。

標識や案内看板の確認と基本ルールの徹底

逆走事故を防ぐには、標識や案内看板を確実に確認することが、基本的ですが大切になります。

高速道路では進行方向が複雑に分岐する場所が多く、特に料金所やIC周辺では短時間で複数の判断を求められるため、案内表示を見落とすと誤進入につながります。

進行方向を示す矢印や「進入禁止」「出口専用」といった標識を早めに認識し、迷った場合は無理に車線変更をせず、次の案内表示を確認しながら安全に進むことが重要です。

夜間や雨天時は視認性が低下するため、速度を控えめに保ち、標識の位置を意識しながら走行すると逆走リスクを大きく減らせます。基本ルールを徹底し、標識を確実に読み取る習慣が逆走防止に直結します。

フロントガラスを綺麗にして標識や案内看板を見やすくする

夜間や雨天時は視認性が悪化し、案内標識を見落としやすくなるため逆走リスクが高まります。

視界をクリアに保つために、フロントガラスの油膜取りや撥水コーティングを日頃からしておくことも、見落とし(逆走)を防ぐ有効な安全対策です。

高齢ドライバーの家族ができる対策と思いやり

高齢ドライバーの逆走を防ぐためには、家族が日常的に運転状況を見守り、無理のない移動手段を一緒に考える姿勢が欠かせません。

加齢に伴う判断力の低下や標識の見落としは本人が自覚しにくく、家族が早めに気付くことで逆走リスクを大きく減らせます。

高速道路を利用する予定がある場合は、事前にルートを共有し、複雑なICや料金所周辺で迷いやすい点を確認しておくと安心です。

運転に不安がある様子が見られた際は、無理に運転を続けさせず、同乗や代行サービスの利用を提案することも思いやりの一つです。家族が寄り添いながら安全な移動を支えることで、逆走事故の防止につながります。

安全なカーライフのための情報は「glassStyle」へ

「glassStyle」は、年間84,000件以上のフロントガラストラブルに対応する「glassD・DUKS」が運営するオウンドメディアです。

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フロントガラスやボディコーティングに関する記事もあるので、車の美観やコーティングの正しい知識を知りたい人には、参考になるメディアです。

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まとめ|逆走に注意して安全な走行を

  • 高速道路で逆走しても行政処分だけで済むが、事故を起こすと重い刑事罰がある
  • 高速道路で逆走が起きる原因は「故意」「過失」「認識なし」の3つ
  • 逆走をする年齢層として、最も多いのは65歳以上の高齢者

高速道路の逆走は、ちょっとした見落としや焦りから誰にでも起こり得る危険な行為です。万が一の際は決して慌てず、安全確保と通報、または特別転回などの正しい対処を心がけましょう。

日頃から標識をしっかり確認し、フロントガラスの視界をクリアに保つことが事故防止の鍵となります。より詳しい安全運転の知識やカーケア情報は、ぜひ「glassStyle」を参考に、安心のカーライフをお過ごしください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

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