子供が車にイタズラを!?対応やイタズラの予防法を解説

トラブル

子供に、自分の車がイタズラされた。もしくは、自分の子供が他人の車にイタズラをした場合にどうすれば良いのか?

このような場面では、感情的になって恨みを募らせるのではなく、冷静に対処することが大切です。

車体に傷や落書きが残れば修理費用が発生し、場合によっては警察や保険会社への連絡が必要になります。

さらに犯人を特定して子供であった場合、被害者へのお詫びや誠意ある対応が欠かせません。

今回の記事では、子供による車へのイタズラについて正しい対処法を解説していきます。

車にイタズラされた際の対処法

車にイタズラされた際の対処法

車にイタズラをされた場合、まずは警察へ連絡して状況を正しく記録してもらってください。

子供による行為であっても器物損壊にあたる可能性があり、後のトラブル防止につながります。

さらに車体に傷や凹みなどの損害がある場合は、保険会社にも速やかに連絡しましょう。

警察の受理番号や現場写真を残しておくと、保険申請の際にスムーズです。自動車保険では、修理費用の補償が受けられる場合があります。

自己負担を減らすためにも、早めの対応が安心につながります。

イタズラの犯人が子供の場合の正しい対応とは?

車へのイタズラの犯人が子供の場合、正しい対応としては当事者同士で解決しないことです。

また、自分の子供がイタズラした場合は真摯に対応をして、被害者に誠意を伝えましょう。

当事者同士で解決しない

子供が車にイタズラをした場合、感情的になって親へ直接抗議するのは避けるべきです。

子供の行為であっても法律上は器物損壊に該当する可能性があり、当事者同士で話し合うと後に「言った」「言わない」のトラブルへと発展しかねません。

まずは、警察に通報して事実を記録してもらい、その上で保険会社へ相談する流れが適切です。

公的機関を通すことで証拠が残り、修理費用の負担や責任の所在が明確になります。冷静に第三者を介入させることが、余計な揉め事を防ぐ最も安全な対応です。

自分の子供がイタズラした場合は誠意ある対応をする

自分の子供が車にイタズラをしてしまった場合、親として誠意ある対応を取ることが欠かせません。

まずは被害者に対して謝罪を行い、損害の程度を確認したうえで修理費用の負担について話し合う姿勢を示すことが大切です。

器物損壊にあたる可能性があるため、曖昧な対応は後のトラブルにつながります。

保険が利用できる場合は速やかに保険会社へ連絡し、必要に応じて警察にも相談することで記録を残すと安心です。

誠実な対応は信頼回復につながり、子供に責任の重さを学ばせる機会にもなります。

子供が車にやりがちなイタズラ

子供が車にやりがちなイタズラは、マジックや石で落書きをしたり、ボールや石を投げたりすることです。

マジックや石で落書きをする

子供が車に対してよく行ってしまうイタズラの一つに、マジックペンでの落書きや石を使ったイタズラがあります。

マジックで描かれた線は塗装面に深く残りやすく、簡単には消えません。

また、石で車体に文字や絵を刻むように擦ると、塗装が削れて下地が露出し、修理には板金や再塗装が必要になる場合もあります。

見た目の問題だけではなく、放置すると錆の原因にもなり、被害は長期的に広がるリスクがあります。

ボールや石を投げる

子供が遊びの延長で、ボールや石を車に投げてしまうケースは珍しくありません。

ボールが当たるとガラスやライトが割れる危険があり、石の場合は塗装面に深い傷が残りやすく修理費用も高額になることがあります。

特に鋭い石が当たると金属部分まで損傷し、放置すれば錆の原因にもなります。

こうした行為は単なる遊び心から始まることが多いものの、車にとっては深刻な被害につながるため注意が必要です。

子供が車を傷付けてしまった場合の保険適用とは?

子供が車を傷付けてしまった場合、基本的には自動車保険で対応します。ちなみに、自分の子供が加害者の場合は「個人賠償責任保険」で対応できる可能性があります。

基本的には自動車保険で対応

子供が車を傷付けてしまった場合、修理費用の負担は基本的に自動車保険で対応することになります。

子供のイタズラが原因であったとしても、車の傷や凹みは「車両保険」の補償対象となるケースが基本的です。

警察への届け出や現場写真を残しておくことで、申請がスムーズに進みます。

保険会社は被害状況を確認したうえで修理費用を支払うため、自己負担を減らすためにも早めの連絡が重要です。

ただし、契約内容によって免責金額や補償範囲が異なるため、加入している保険の条件を確認しておくことが安心につながります。

子供が原因の場合は個人賠償責任保険で対応できる場合がある

子供が車を傷付けてしまった場合、修理費用の負担は親が加入している保険で対応できることがあります。

もしも「個人賠償責任保険」に加入していれば、その保険で対応できます。

「個人賠償責任保険」とは、日常生活で他人に損害を与えた際に補償される保険です。子供の行為による車の損傷も、対象となるケースがあります。

自動車保険の車両保険と異なり、加害者側が利用する保険であるため、被害者との話し合いの際に誠意を示す手段として有効です。

車へのイタズラを解決したり防いだりするには?

車へのイタズラを解決したり防いだりするには?

車へのイタズラを解決したり防いだりするには、ドラレコの設置やボディカバーを被せるのが有効な手段です。

ドラレコの設置

車へのイタズラを防ぐ手段として有効なのが、ドライブレコーダーの設置です。

ドラレコは事故の記録だけでなく、駐車中の映像も残せる機能を備えたものがあり、子供による落書きや物を投げる行為なども証拠として記録できます。

映像が残っていれば警察への届け出や保険会社への申請がスムーズになり、加害者側とのトラブル防止にも役立ちます。

最近は前後や車内まで撮影できるタイプも増えており、比較的手頃な価格で導入できるため、防犯対策として初心者にも取り入れやすい方法です。

ボディカバーを被せる

ボディカバーを掛けておくことで、子供が遊びの延長で車に触れたり、石やボールを投げたりして、車が損傷する状況を減らすことができます。

直接車体が見えないため落書きの対象になりにくく、万が一物が当たっても傷がつきにくいという利点があります。

さらに紫外線や雨風からも車を守れるため、日常的な劣化防止にも有効です。

子供が車にイタズラをした、されたについてのまとめ

  • イタズラされて車に被害がある場合、まずは警察に連絡する
  • イタズラの犯人が子供の場合、当事者同士で解決しようとせず、保険会社など第三者を間に入れる
  • 自分の子供が他人の車にイタズラした場合は、真摯に対応をして相手に誠意を見せる

子供による車へのイタズラは、被害者にとって修理や保険対応など現実的な負担を伴い、加害者側にも誠意あるお詫びや責任が求められます。

感情的に恨みを募らせるのではなく、警察や保険会社を通じて事実を記録し、冷静に対処することが重要です。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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