車のガラスコーティングが剥がれる原因とは?誰でもできる対処法を解説!
ガラスコーティングとは、車体の塗装の表面をガラス質の被膜で覆うことです。
ガラスコーティングをする事によって、車の塗装を酸化やキズから守り、汚れを付きにくくするだけでなく、綺麗な艶を出せて持続させるという効果を期待できます。
また、長期的に利用できる車では、コーティングをすることで、ランニングコストとなる塗装の塗り替え費用を抑える事もできるので、愛車をできるだけ長く綺麗に保ちたいのであればガラスコーティングすることをお勧めします。
ただ、コーティングはそう簡単に剥がれる事はありませんが、永遠に保たれるというわけではありません。
この記事では、ガラスコーティングが剥がれる原因や、実際に剥がれてきた状態について紹介し、対処法についても説明していきます。是非参考にしてみてください。
ガラスコーティングが剥がれる原因
ガラスコーティングが剥がれてくる原因はいくつか考えられますが、主に以下の3つがあげられます。
- コーティング剤に含まれる成分によるもの
- 紫外線や排気ガスに含まれる有害物質
- 走行中に車に与える小傷
まず、第一として考えられるのがコーティング剤に含まれる成分です。
一般的に使用されているコーティング剤の成分の中には、有機物質が含まれており、車のツヤ出しや撥水効果を得られる特徴があります。ですが、成分に含まれている有機物質はコーティングが剥がれる・劣化する、などの原因の1つとなります。
ですので、剥がれにくいコーティングを選ぶには、有機物質を含まない完全無機質のガラスコーティングを探す必要があります。
しかしながら、世の中に流通しているガラスコーティングは、「ガラスコーティング」と表記されていたとしても、あくまで「ガラス系コーティング」と言われるもので、長持ちやツヤの綺麗な発色の効果は得られますが、絶対に剥がれないというのは不可能となります。
他にもコーティングが剥がれる原因はあり、紫外線や排気ガスに含まれる有害物質、走行中に車に与える小傷などもコーティングが剥がれる原因となります。
紫外線は、コーティング剤の成分にある有機物質にも影響を与えます。
ガラス系コーティングのガラス部分に影響を与えるというよりも他の成分に影響を与えてコーティングの劣化となり、コーティング自体が剥がれていきます。
また、走行中に浴びるも劣化や剥がれが起こります。
人と一緒で、紫外線や排気ガスなどの有害なモノは車にも影響を与えるので、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
対処法
コーティングを施工したら、出来るだけ長持ちさせてキズ・劣化・剥がれは避けたいですよね。
ガラスコーティングは確かに他のコーティングに比べると長持ちしやすいですが、長く保たせるには、必ずメンテナンスを行う必要があります。
ガラスコーティングを行った後に使用する、メンテナンスキットがついてくることがあり、市販でも販売されています。施工後にも定期的にメンテナンスを行う事でコーティング効果を持続させる事が目的です。
もしコーティングが剥がれた場合は、自分で施工し直すか、専門業者へ依頼を出すかの2つの方法があります。
しかしながら、自分で施工し直す場合、誤った施工方法で実施すれば、ムラができたり、汚れをコーティングで蓋をしてしまい、落とせなくなったなどのリスクが発生します。
また、基本的には市販で売られているコーティング剤を使用しますが、誰でも出来るように成分の質を落として販売されている事が多いです。
まず、剥がれる剥がれない以前に、コーティングの高い効果を得られたいなら、多少費用が発生しても専門業者へ依頼した方が安心・安全かつ、自分で施工をして失敗した際に、業者へ依頼すると相場価格よりも高くなるので、結果的に専門業者へ依頼した方がクオリティ面を考えるとコスパが良いです。
メンテナンスを怠ってはいけない
コーティングを持続させるメンテナンスは、それほど難しくはありません。
紫外線から守る場合は、車を屋内駐車場や日陰に駐車しておく事です。
走行中に排気ガスが車体に付着したりすると、撥水・親水効果が弱くなってツヤ感も無くなってくるので定期的に洗車を行います。
また、ガラスコーティングの持つメリットである酸化や汚れから守る事や、車本来の綺麗なツヤを長く保つには、単に洗車機にかけるのではなく、使用したコーティング剤のガイドラインに沿ったカーシャンプーを選んだり、雨が降った後に水を拭き取り水垢を作らないようにするなど、日々の意識でコーティングの効果を長く保たせる事が出来るので、メンテナンスは極力行うようにして下さい。
剥がれた時の状態
一般的にガラスコーティングの寿命は「3~5年」と言われていますが、走行距離が長い場合、雨、風、小石や砂などによりダメージが蓄積されていたり、紫外線や駐車環境の影響により劣化が早まることもあります。
ガラスコーティングが剥がれてくると、コーティングのおかげで守られていた傷や汚れが車体に直にダメージを与えるので、日焼け跡やキズが目立ってきます。
コーティングで持続出来ていたツヤなども無くなり、綺麗な状態を保つのが難しくなってきます。コーティングの劣化や剥がれを抑えるために、メンテナンスをしてもコーティング寿命を延ばすためにする事なので、ガラスコーティングが剥がれてきたら車体へのダメージを軽減するために出来るだけ早めに、専門業者へ相談しましょう。
最後に
車を綺麗に保つのにガラスコーティングは、とてもオススメの施工です。
しかし、一度コーティングの施工を行って終わりではなく、しっかりとしたメンテナンスも必要です。
コーティングが劣化し、塗装が剥がれてしまったらお金も手間もかかります。常日頃のこまめなメンテナンスが愛車を綺麗に保つ一番の方法です。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。