フロントガラスの飛び石の傷は1mm程度でも大丈夫?小さな傷でも早めの修理を
実はフロントガラスには、細かい傷がついていることが多いです。細かい傷の原因は、ワイパー傷や飛び石による傷などが挙げられます。飛び石の傷の場合、直径2cm以上の大きなものはともかく、1mm程度の細かい傷は補修すべきでしょうか?
この記事では、飛び石の重症度から、飛び石でフロントガラスに傷がついた場合の対処法について解説します。
飛び石の傷の重症度
飛び石でできた傷の重症度は、傷の大きさと傷ができた位置で見分けることができます。
軽い傷 | 重い傷 | |
---|---|---|
大きさ | 傷の直径が2cm未満 | 傷の直径が2cm以上 |
位置 | 傷の位置が、フロントガラスの端から10〜20cm離れている場所にあり、ガラス全体に対して上のほうにある。 | 傷の位置が、フロントガラスの端から10〜20cm程度の範囲にできた傷の場合、重い飛び石傷に分類される。 |
補修・交換が必要になる傷の度合い
フロントガラスの傷の度合いによって、補修か交換かが変わります。以下の傷のサイズ・傷の位置の場合は、フロントガラスの交換が必要です。
・傷のサイズが10円玉以上
・傷が大きく伸びてしまっている
・ガラスの縁の黒い部分から10cm以内に傷ができている
・デフロスターの吹き出し口の近く、下の黒い部分から30cm以内に傷ができている
・自動ブレーキなどセンサーの近く傷がある
・フロントガラスの端の方に傷ができてしまっている
最初は数cmのヒビでも、傷が何10cmも伸びてしまっている場合は補修ができません。そのため、傷が大きく伸びてしまっていたら、交換になります。
フロントガラスの端に傷ができてしまうと、空気や水を抜く作業が上手く行えません。そのため、フロントガラスの端に傷ができた場合は、ガラスごとの交換が必要になります。
ちなみに、上記のケースに1つでも該当しなければ、補修で済む可能性が高くなるでしょう。
応急処置方法
ガラスにヒビが入った場合の応急処置としては、以下の2つがおすすめです。
- 保護フィルム・テープを貼る
- セロハンテープで補強する
傷が1㎝〜2㎝程度であれば、保護フィルムや保護テープなどで応急処置ができます。保護フィルムの場合は、ゴミやホコリの侵入を防いで、修理の際に傷がキレイに直りやすくなる効果があります。
例えば運転中などで、すぐに保護フィルムやテープを貼れない場合は、市販のセロハンテープがおすすめです。
セロハンテープの応急処置のポイントは、フロントガラスについてしまった傷を、1枚で覆るサイズにして貼ることです。小さいセロハンテープを、何枚も重ねて傷を塞ぐと、却って隙間からゴミや汚れが入り込んでしまう可能性があります。
保護フィルムは応急処置にも使えますが、細かい傷がつくのが嫌でしたら、事前に貼り付けておくのがおすすめです。
市販のもので構いませんので、大きめの保護フィルムを貼っておけば、フロントガラスに飛び石が当たっても被害を最小限に抑えることができます。
飛び石でフロントガラスにできたヒビ・傷の応急処置はどうすればいい?
放置しておくと割れる可能性があるのか
前述で紹介した軽い傷であれば、しばらくは放置しておいても大丈夫でしょう。
表面の欠けだけで、中に黒い線や貝殻のような痕がなければ表面の欠けのみになりますので、特別修理は不要です。
欠けが運転中目線に入り気になるから修理をしたいというお客様はたまにいますが、小さい欠けを修理すると水滴のような痕になりその痕が目線に入るので修理しても目立つのでほとんど修理していません。
最後に
軽い傷であれば、すぐに補修をしたり交換をしたりする必要はないでしょう。ただし、2cm未満の傷であっても、徐々に傷が大きくなってくるようであれば、すぐにディーラーや専門店に相談してください。
軽い傷であれば、保護フィルム・テープを貼ることで、補修しておくのがおすすめです。
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この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。