車の撥水コーティングとは?フロントガラスへの施工がおすすめな理由

メンテナンス

雨の日に運転する際、視界の確保は安全運転のために欠かせません。

フロントガラスに撥水コーティングを施工することで、水滴がボール状になり風圧で流れ落ちるため、クリアな視界を維持できます。

さらに汚れや油膜の付着を防ぎ、ガラスの透明度を長期間保つことが可能です。

今回の記事では、フロントガラスの撥水コーティングについて、詳しく解説していきます。

撥水コーティングとは?

撥水コーティングとは?

撥水コーティングとは、車のボディやガラスの水を弾き、汚れの付着を防ぐ保護膜を形成する技術です。

水滴がボール状になり、転がり落ちることで、雨天時の視界確保や洗車の手間軽減に役立ちます。

撥水コーティングを定期的に施工することで、車の美観を保ちつつ、汚れや水垢の発生を抑えることができます。

フロントガラスに撥水コーティングがおすすめな理由

フロントガラスに撥水コーティングがおすすめな理由

フロントガラスに撥水コーティングを施工することで、雨天時の視界を確保しやすくなり、安全運転につながります。

コーティングにより水滴がボール状になり、走行中の風圧で弾かれるため、ワイパーの使用頻度を減らせるのも効果的です。

また、水垢や油膜の付着を防ぎ、ガラスの透明度を維持できるため、メンテナンスの手間を軽減できます。

さらに、冬場の凍結防止にも役立ち、霜取りの時間も短縮できます。撥水コーティングを定期的に施工することで、快適なドライブ環境を維持できるでしょう。

ちなみに、サイドガラスやリアガラスの場合は、撥水コーティングよりも親水コーティングを施工するのがおすすめです。

サイドガラスやリアガラスのコーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

撥水コーティングの施工がおすすめな人

撥水コーティングの施工がおすすめなのは、屋外駐車場を利用している人や、車を運転する頻度が高い人です。

撥水コーティングの施工がおすすめな人

・自宅の駐車場に屋根のない人
・自動車通勤をしていて、勤務先が屋外駐車の場合
・車を運転する頻度が多い人

屋外駐車だと、車が雨ざらしになる場合が多いので、撥水コーティングを施工することで水垢などの汚れが付きにくくなります。

車を運転する頻度が多い場合、走行中に油膜やホコリなどの汚れがフロントガラスに付着するため、撥水コーティングを施工しておきましょう。

コーティングにより水滴が弾かれ、汚れが付きにくくなるため、車の美観を維持しやすいです。

また、適切に洗車をすることで、フロントガラスの表面に付いた汚れを落としやすくなります。

撥水コーティングのメリット

撥水コーティングのメリット

撥水コーティングのメリットは、雨の日の運転で視界がクリアになり、水垢や油膜などの汚れが付着しにくくなることです。また、雨水を弾くため洗車が楽になります。

撥水コーティングのメリット

・雨の日の運転も視界がクリアになる
・水垢や油膜などの汚れが付着しにくくなる
・洗車が楽になる

撥水コーティングを施工することで、雨の日の運転時に視界がクリアになり、安全性が向上します。

水滴がボール状になり、風圧で流れ落ちるため、ワイパーの使用頻度を減らせるのもメリットです。

また、ガラス表面に保護膜が形成されることで、水垢や油膜の付着を防ぎ、透明度を維持できます。これにより、汚れがこびりつきにくくなり、洗車の手間が軽減されます。

さらに、コーティングによって水が弾かれるため、洗車時の水切れが良くなり、拭き取り作業がスムーズになります。

定期的な施工を行うことで、快適なドライブ環境を維持できるでしょう。

フロントガラスに撥水コーティングを施工するメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

撥水コーティングのデメリット

撥水コーティングを施したフロントガラスでは、ワイパーの摩擦が増し、ビビリ音が発生しやすくなることがあります。

これは、コーティングによってガラス表面の滑りが悪くなり、ワイパーゴムが引っかかるためです。

特に、撥水性能が高いコーティング剤を使用すると、ワイパーの動きがスムーズでなくなり、振動が生じることがあります。

対策としては、撥水コーティングに適したワイパーゴムを選ぶか、シリコンスプレーを活用してください。

またはコーティングのムラをなくすために、定期的なメンテナンスを行うと効果的です。

撥水コーティングの施工不良によるワイパーのビビリ音については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

※注意※運転支援システム搭載車は撥水コーティングに注意を

運転支援システムを搭載した車では、フロントガラスの撥水コーティングに注意が必要です。

撥水コーティングを施すことで水滴がボール状になり、カメラが誤認識を起こす恐れがあります。

特に、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの機能は、ガラスの透明度が影響を受けるため、メーカー推奨のコーティング剤を使用することが重要です。

また、コーティングの劣化による油膜の発生も誤作動の原因となるため、定期的なメンテナンスが求められます。

施工前にディーラーへ相談し、適切な処置を行うことで安全性を確保できます。

撥水コーティングの種類と選び方

撥水コーティングの種類には、撥水効果が高く持続性が長い「フッ素系」や、施工が手軽な「シリコン系」があります。

フッ素系

フッ素系の撥水コーティングは、フロントガラスに施すことで高い耐久性と優れた撥水効果を発揮するコーティング剤です。

フッ素を含む成分がガラス表面に強固な被膜を形成し、油膜や汚れの付着を防ぎます。特に、雨天時の視界確保に優れ、長期間効果が持続するのが特徴です。

施工後は約3ヶ月〜半年間撥水性能が維持されるため、頻繁な再施工の手間を減らせます。

ただし、乾燥時間が長く、シリコン系よりも施工に手間がかかる点には注意が必要です。

フッ素系の撥水コーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

シリコン系

シリコン系の撥水コーティングは、手軽に施工できるのが特徴で、強い撥水効果を発揮します。

雨水をしっかりと弾き、低速走行時でも視界を確保しやすくなります。また、価格が比較的安価で市販の製品も多く、初心者でも扱いやすい点がメリットです。

ただし、耐久性はフッ素系に比べて短く、約1ヶ月程度で再施工が必要になります。

さらに、効果が薄れると油膜のような状態になり、視界不良を引き起こす可能性があるため、定期的なメンテナンスが重要です。

シリコン系の撥水コーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

フロントガラスに撥水コーティングを施工する際の手順

フロントガラスに撥水コーティングをする際の手順

フロントガラスに撥水コーティングをする際は、次の手順を参考にしてください。

カーシャンプーで洗車する

フロントガラスに撥水コーティングを施工する際は、まずガラス表面の汚れや油膜をしっかり除去することが重要です。

乾いたタオルで水分を拭き取る

洗車後はガラスを完全に乾燥させて、水分を残さないようにしてください。

コーティング剤を塗布する

コーティング剤を縦と横方向に均一に塗布し、ムラができないよう注意しながら広げます。

コーティング剤を乾燥させる

一定時間乾燥させます。乾燥時間は、商品の説明書をよく確認してください。

コーティング剤の拭き上げ

乾いたクロスで、残った薬剤を拭き取ります。

お店に撥水コーティングの施工をお願いした際の料金

お店に撥水コーティングの施工をお願いした際の料金

撥水コーティングの施工料金は、施工店やコーティングの種類によって異なります。

一般的に、カー用品店やガソリンスタンドでは、シリコン系のコーティングが約2,000円~4,000円、フッ素系のコーティングが約3,500円~4,000円とされています。

一方、専門店での施工はより高品質なコーティング剤を使用するため、10,000円〜15,000円程度の価格帯になります。

専門店では、下地処理を丁寧に行って耐久性の高いコーティングを施工するため、長期間効果を維持できるのが特徴です。

施工を依頼する際は、コーティングの種類や持続期間を考慮し、自分の車に適したプランを選択してください。

車の撥水コーティングについてのまとめ

  • 撥水コーティングとは、車のボディやガラスの水を弾き、汚れの付着を防ぐ保護膜を形成する技術
  • 撥水コーティングの施工がおすすめな人は、屋外駐車をする人や、車を頻繁に運転する人
  • 撥水コーティングを施工することで、雨の日の運転も視界がクリアになり、水垢や油膜などが付着しにくくなる

今回は撥水コーティングのメリットやデメリット、注意点や施工方法について解説しました。

フッ素系やシリコン系など、コーティングの種類によって撥水効果や耐久性が異なるため、自分の車に合ったものを選ぶことが重要です。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧