ウィンドウモールが劣化するとどうなる?劣化したゴムを復活させる方法を解説

メンテナンス

車の外観を彩る、重要なパーツの1つがウィンドウモールです。ウィンドウモールは経年劣化によって、色褪せやひび割れ、変形が目立つことがあります。

紫外線や雨風、季節の温度差が劣化の原因となり、美観を損ねるだけでなく、場合によっては機能性にも影響を及ぼす可能性があります。

今回の記事では、車のウィンドウモールの劣化の原因と対策について詳しく解説し、大切な愛車をより長く美しく保つためのヒントをお届けします。

ウィンドウモールとは?役割を解説

ウィンドウモールとは?役割を解説

ウィンドウモールとは、車の窓ガラスにあるゴムパーツです。フロントガラスやリヤガラスには、ガラスの大枠を囲うようにゴムパッキンが付いています。サイドガラスのモールは、窓ガラスを囲んでいるふち部分のゴムパッキンを指します。

ウィンドウモールは、ガラスとボディーの隙間を被覆するのが目的です。車を走行している際の、風切音等の異音発生を防止してくれます。また、艶の出ているモールがあることで、車に高級感を出す役割もあります。

ウィンドウモールの劣化とは?

ウインドウモールが劣化すると、見た目としては白く濁った状態になります。ウィンドウモールは主に、ゴムや樹脂でできています。

経年劣化で次第に白くなって、まだら模様のような汚れになります。洗車の際にカーシャンプーを使ってスポンジで擦っても、白いまだら模様が消えにくいです。

劣化した車の窓枠ゴムを復活させる方法

劣化した車の窓枠ゴムを復活させる方法

劣化したモールは、軽度であれば復活させることができます。それは、メラミンスポンジとシリコンオフスプレーを使う方法です。

激落ちくんなどのメラミンスポンジ、シリコンオフスプレーを用意したら、次の手順で作業を行ってください。

メラミンスポンジを使いやすいサイズに切る
ボディや窓ガラスを削らないよう、マスキングテープを貼る
メラミンスポンジに水分を含ませて、モールの汚れを削っていく
白い汚れがとれたら、シリコンオフスプレーを吹きかけて艶を復活させる

メラミンスポンジやシリコンオフスプレーは、あくまでモールのみに使うように注意してください。

メラミンスポンジで窓ガラスやボディを擦ると、傷ができる恐れがあります。

ウィンドウモールの劣化を防ぐための対策

ゴムはどうしても経年劣化してしまうものですが、定期的な点検・メンテナンスによって、できるだけ劣化を防いだり、遅らせたりすることができます。

普段からゴムの手入れをする

ゴムに土埃や砂がついたまま放置していると、表面が乾燥したり劣化が早くなったりして、ひび割れしてしまうことがあります。

歯ブラシに、水もしくは軽く泡立つくらいに中性洗剤を薄めた洗浄液をつけ、表面を磨いてあげると、日々きれいな状態に保つことができます。

この際、程度の重い汚れもすべてこすって落とそうと力を込めすぎてしまうと、逆に傷をつけて劣化を早めてしまう原因にもなりかねません。落とせる範囲の汚れを優しく落とすくらいで留めるように注意してください。

スプレーなどを活用して劣化を防ぐ

定期的な点検・メンテナンスと併せて、ゴムを劣化させないためにスプレーなどを活用するのも有効です。

洗車した後などに吹きかけておくと、一定期間、汚れなどが付着するのを軽減してくれます。

ウィンドウモールの劣化が酷くなるとどうなる?

ウィンドウモールは紫外線や雨風、季節の温度差が劣化の原因で変形して、機能性に影響が出る恐れがあります。

ウィンドウモールの劣化が酷くなると、風や水を通す隙間ができてしまい、雨水が車内に入りやすくなります。フロントガラスの場合は、割れる恐れがあり危険です。

車内に雨水が入りやすくなる

窓枠のゴムは、ガラスをボディに密着させる役割を果たしてくれており、劣化して状態が悪くなってしまうと、風や水を通す隙間ができてしまうことがあります。

雨漏りのような状態を起こし車の内部を水に濡らしてしまうと、車の状態を悪くしてしまう要因になります。

フロントガラスが割れてしまう危険性がある

フロントガラスに限らずガラスの窓枠についているゴムは、受ける衝撃や振動を分散して吸収する緩衝材の役割を果たしています。

車のガラスは、走行中、風圧や地面から伝わる振動を受けていますが、窓枠のゴムが劣化して固くなっていたり大きな傷が入っていたりすると、それらをうまく吸収できなくなってしまい、一定以上の衝撃を受けたときにガラスの割れやヒビにつながってしまう恐れがあるのです。

ウィンドウモールの劣化が酷い場合は交換をする

ウィンドウモールの汚れが酷くなったり、変形してゴムパッキンの部分が緩くなったりしたら、交換をおすすめします。

ウィンドウモールの交換費用ですが、フロントガラスが4万円〜6万円ほど、サイドガラスのウィンドウモールは1枚1万円前後です。

車種によってモールが高かったり、ガラスを脱着しなければいけなかったりするので、金額が大きく変わる場合もあります。

モールの交換費用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

ウィンドウモールの劣化についてのまとめ

  • ウィンドウモールは外観を彩ったり、水や風が車内に入らないようにしたりする、窓ガラスのゴム
  • ウィンドウモールが劣化すると、白い汚れが目立ったり、変形したりする
  • ウィンドウモールの劣化が酷い場合は、専門業者に交換を依頼する

ウィンドウモールは、車の外観を彩るパーツでありながら、車内に雨水や風を通さないための重要なパーツです。

汚れが気になる場合は、メラミンスポンジやシリコンオフスプレーを使って綺麗にしてください。汚れが酷くなったり、変形したりして自分ではどうしようもない場合は、専門の業者に交換を依頼しましょう。

glass-Dでも、フロントガラスのモール交換を行っています。車種によりますが、ガラスの着脱をせずにモール交換をすることも可能です。

金額については、無料見積を出しているので、詳しくはglass-Dにお問い合わせください。

お問い合わせ:glass-d|お見積り・お問い合わせフォーム

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧