フロントガラスの汚れの種類とそれぞれの特徴を解説

メンテナンス

フロントガラスに付着した汚れの種類とその原因を知ることで、適切な対処をとることができ、フロントガラスを綺麗な状態に保つことができます。

そこで今回は、フロントガラスに付着してしまう汚れの種類にフォーカスし、原因と対処法をご紹介していきます!

フロントガラスが汚れていると?

フロントガラスが汚れてしまっていたり曇っていたりすると、前方が見えにくくなり、安全な運転を行うことができません。

車のボディやドアガラスももちろんですが、思わぬ事故に繋がってしまわないよう、フロントガラスも普段から綺麗に保っておきましょう。

フロントガラスの汚れの種類

フロントガラスの汚れには主に以下の4つか存在します。

  1. 油膜
  2. 水垢・ウロコ
  3. ウォータースポット
  4. イオンデポジット

それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

1.油膜

雨水に含まれている油分がガラス面に付着したり、大気ガスを大量に浴びることで油分が付いてしまったりすることで引き起こされる「油膜」。

その名の通り「油汚れ」であるため、掃除をするのがとても大変な印象を受けますよね。

フロントガラスに付着する汚れの種類のうち、油膜は特に落ちにくい種類に分類されます。

2.水垢(ウロコ)

フロントガラスに、白くて丸っぽい汚れはできていませんか?

ウロコとよばれているものの可能性が高いです。

水垢(ウロコ)は、雨水などに含まれている

  • 炭酸カルシウム
  • ケイ素
  • カルキ

などがガラスに付着し、水垢(ウロコ)になっていきます。

白っぽく浮かび上がるので、車の運転がしにくくなるだけでなく、車の汚れが目立ってしまって見栄えも良くありません。

3.ウォータースポット

「ウォータースポット」という単語はあまり聞きなれない言葉かもしれません。

ウォータースポットとは、雨が降った後や、車を水を使用して洗った後に見られる汚れのことです。

フロントガラスに残った水滴が、日光によってレンズのような働きをし、水滴内部に熱が加わることによってガラスにシミを作ってしまいます。

4.イオンデポジット

イオンデポジットとは、水道水に含まれている一部の成分が、水分蒸発後にガラス面に残り、こびりついてしまうもののことを言います。カルキや塩素などがイオンデポジットを引き起こします。

ワイパー部分にできやすい白いシミのことです。車のカラーがダークカラーの場合は、目立ちやすくなってしまいます。

フロントガラスに付着した汚れの落とし方

安全な走行に影響しかねない、フロントガラスの汚れを除去するにはどうすればいいのでしょうか?汚れの種類ごとに掃除の方法をご紹介します。

油膜の落とし方

油膜を落とす手段としては

  • 専用洗剤または油膜取りシート
  • ウーロン茶
  • 家庭用台所洗剤

油分を分解する性質が含まれているウーロン茶台所洗剤で、軽度の油膜であれば落とすことができる場合があります。

家に専用の除去剤がないときは、ウーロン茶や台所洗剤で応急処置をしてみてください。

頑固な汚れの場合は、専用の油膜除去剤や油膜取りシートを使用するようにしてください。
効果的に落とす方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

水垢(ウロコ)・ウォータースポット・イオンデポジットの落とし方

水垢・ウォータースポット・イオンポジットなどの汚れ(軽度なもの)は、

  • 水で濡らした新聞紙
  • 家庭用台所洗剤
  • 専用のクリーナー

などで対処することができます。

新聞紙のインク成分が油分を落としてくれることがあります。油膜同様、台所洗剤でも水垢を落とすことは可能です。

また、水道水に含まれているアルカリ性の成分が原因となって水垢が出来ている場合、酸性の性質をもつクエン酸などを使用して掃除をすると、汚れが落ちやすくなります。

※汚れがあまりにも頑固でなかなか落とせない場合は、プロに依頼して綺麗にしてもらうのもひとつの手段です。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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