車内の効果的な消臭方法とは?ニオイの原因とあわせて解説

メンテナンス

愛車には、できるだけイヤなニオイを残したくないですよね。

車の中のニオイは、気を付けているつもりでも対処しきれていないことがあります。特に夏場や冬場になると、熱や湿気と一緒にニオイもこもりがちになってしまいます。

車内はほぼ密閉空間であるため、車に乗った瞬間からニオイが気になることも。普段から頻繁に乗っている人は気が付かなくても、初めて乗ったり、久しぶりに乗った人は車のニオイに気が付きやすいです。

車内での食事やペットの同乗など、車内に蓄積するニオイの原因はさまざまです。喫煙者が同乗している場合は、なかなか取れないタバコのニオイがシートに染み付いてしまいます。

そこで今回は、車内での効果的な消臭方法と悪臭対策について詳しく解説していきます!

効果的な消臭方法

消臭剤・消臭スプレーを使う

ニオイが気になる箇所に直接スプレーしたり、ダッシュボードやエアコンの吹き出し口に消臭剤を設置したりすれば、車内のニオイを消臭することができます。

主な消臭剤・消臭スプレーには以下のようなものがあります。

・スプレー型…シートやマットなど、車内の気になる箇所に使用するタイプ。

・置型…ダッシュボード・ドリンクホルダーなど安定する場所に置くタイプ。

・エアコンの吹き出しに取り付けるタイプ…エアコンの送風口に取り付け、送風の力を使って車内全体に消臭効果をもたらすタイプ。

・スチーム式…車内で煙を炊いて消臭するタイプ。旅行などの長時間ドライブの前日使用が効果的。

ぜひ用途に合わせて使い分けてみてください。

水拭きをする

消臭剤がないときは、シートやダッシュボードを水拭きするだけでも、ある程度のニオイをとれます。

布シートなどの繊維素材は、トントンと叩いて汚れを浮き上がらせるように拭くのが効果的です。また、タバコのニオイとともに、ヤニ汚れがガラスに付着した場合も、水拭きで対処できます。

車のガラスについたヤニ汚れを落とす方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています!

窓を開けて車内を換気する

しっかり換気したい場合は、ドアやガラスを全開にして、エアコンを外気導入にすると、外気が車内に通ることで空気の流れができ、より効果的に車内を換気することができます。

走行中に換気を行う場合は、窓を5〜10cmほど開けて空気を入れ換えましょう。

ただし、トンネルや交通量の多いところでは排気ガスが車内に入ってくるので、注意してください。

重曹を使う

布製シートに効果的なのが、重曹です。

【用意するもの】

  • 粉末タイプの重曹:大さじ2杯
  • 水道水:バケツ一杯分

【使い方①】

  1. 重曹を水道水によく混ぜて溶かします。
  2. 雑巾をひたし、よく絞ってから布製シートを拭いていきます。

【使い方②】

  1. 重曹を水道水によく混ぜて溶かします。
  2. スプレーボトルに移し、布製シートに振りかけます。

いずれかの方法で消臭すれば、効果が期待できます。

粉末の重曹を直接シートに振りかける方法もありますが、処理に時間と手間がかかってしまうので、上記のいずれかでおこなうようにしてください。

また、革製シートに使用してしまうと変色してしまうので、絶対に使用しないでください。

悪臭対策方法

今すぐできる悪臭対策方法としては、

  • エアコンクリーニング
  • フロアマットや車内の定期的なクリーニング

などが挙げられます。

エアコンの内部は非常にカビが発生しやすい箇所です。

車内の「ニオイ」の原因

エアコン

久しぶりにエアコンのスイッチをONにすると、吹き出し口からイヤなニオイが出てくることがあります。

このニオイの原因はエアコンのカビです。エアコン使用後、結露などの水分にホコリや汚れが付着してしまい、エアコンの内部がカビの温床になってしまっているのです。

こまめにエアコンのメンテナンス(湿気除去)をしましょう。

タバコ

車内に残ってしまうニオイの原因として最も考えられるのが、「タバコ」です。

タバコには、「タール」や「ニコチン」のほかに「アンモニア」「アセルアルデヒド」などの成分が含まれています。また、窒素化合物なども悪臭の原因の一つです。

タバコを吸っている人の近くにいくと、独特のニオイがしますよね。それは、洋服だけでなく、髪の毛や持ち物にもタバコ臭が染みついているからです。

車内のような密閉空間の中でタバコを吸うと、たとえ窓をあけていても、天井やシートなどにニオイが染みついてしまいます。これが車内のニオイのもとになっているのです。

ペット

家庭で一緒に暮らしているペットを連れてドライブに出かける人も多いのではないでしょうか。

実は、このペットが車内のニオイの原因になっていることがあるのです。

シャンプーやブラッシングなどのケアをこまめにしていても、ペットの毛や皮脂、唾液や排泄物がシートなどに付着してしまうと、ニオイのもとになってしまいます。

食べ物

密閉空間である車内で食べ物を食べたり、出かけた先でニオイの強いものを食べたりすると、車の中にニオイが残ってしまうことがあります。

とくに車内での食事は、温かい食べ物の湯気や食べこぼしなどが天井やフロアマットに染みついてしまったり、菌やダニが繁殖して悪臭を放ったりしてしまいます。

車内での食事をしないようにすれば解決するのですが、せっかくのドライブを楽しいものにするためにも、みんなで食事をとるのは大切なポイントです。食べこぼしにくいものを選ぶか、なるべく食べこぼさないように気を付けるなど、工夫してみましょう。

夏場はどうしても汗をかいてしまいますよね。薄着のシーズンは汗だくの体とシートがどうしてもくっついてしまいます。エアコンが効いてくるまでの間に、汗がシートに染み込んでしまうのです。

汗が染み込んだシートからニオイが発生してしまっていることも充分に考えられます。

フロアマット

雨の多い時期は特に、フロアマットが濡れたままになってしまいがちですよね。

水分や泥、食べこぼしや飲みこぼしなどがそのままになっていると、フロアマットからニオイが発生してしまいます。

天気の良い日に

フロアマットを水で洗い、しっかり乾燥させましょう。

香水・体臭

ドライバーや同乗者の体臭・香水なども車のニオイの原因になります。

密閉された空間での強いニオイは、シートなどにも染み込んでしまう可能性が大きくなってしまうので、適度なケアを日頃から心がけておくようにしてください。

プロにクリーニングをお願いする

掃除が苦手な人、掃除する時間をなかなかとれない人は、ディーラーや専門店などプロにクリーニングをお願いしましょう。

  • エアコンクリーニング
  • フロアマットや車内の定期的なクリーニング

など、本格的に車内のクリーニングを本格的に行ってくれます。

ダックスグループのglassDでも、本格的なルームクリーニングを行っているので、ぜひ参考にしてください。


最後に

限られた車内空間を快適に過ごすためには、ニオイのもとはもちろん、カビやダニ、食べかすを含む小さなごみや汚れなどを放置しないようにする心がけが大きなポイントになってきます。

  • エアコンのクリーニング
  • シートやマットの消臭、クリーニング

など、定期的に車の中をキレイにしていくことで、心地よい車内空間を保っていきましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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