リアガラスをコーティングするには親水と撥水どちらが最適?

リアガラスは、車の後方に設置されているガラスのことになるのですが、コーティングしていない方が多いのではないでしょうか?
「後方に設置されているガラスだから大丈夫」なんて思い、コーティングをしていないと雨天時に視界を確保することができず、大惨事になってしまう可能性もあります。
しかし、リアガラスをコーティングしようと思っても「親水」なのか「撥水」なのか悩みます。
この記事では、リアガラスに最適なのは「親水」「撥水」どちらなのかご紹介します。
サイドガラスに最適なコーティングはこちらの記事をご覧ください。
リアガラスには親水剤コーティングが最適
車にはフロントガラス、サイドガラス、リアガラスと様々なガラスが設置されていますが、ガラスによって最適なコーティング剤は変わってきます。
結論からお伝えしますと、リアガラスには「親水剤」が最適です。
なぜならば親水剤は、水と馴染みやすい特徴を持っており、雨粒を水滴として残さず、垂れ流す効果があるためです。
イメージとしましては、常に薄く水がある状態になっています。
そのため、水滴を残すことなく、常に視界を確保できている状態のガラスになります。
リアガラスは風の当たらないガラスになりますので、親水剤コーティングを施工することが最適でしょう。
余談ですが、サイドガラスやサイドミラーなども親水性のコーティングをおすすめします。
撥水剤コーティングの特徴
撥水剤コーティングは、フロントガラスなどには最適なコーティング剤と言われており、水と馴染むのではなく水を弾く特徴があります。
リアガラスに付着した雨粒を弾いて、小さな水玉状態を作り、走行中の風を利用して吹き飛ばしていきます。
風を受けていない状態ですと、水滴が流れ落ちない為、視界を確保は難しいでしょう。
そのため、フロントガラスなどの走行中の風を受けるガラスには最適なのですが、走行中に風を受けないリアガラスには撥水剤が最適ではありません。
シリコン系とフッ素系のメリットを比較
また、コーティング剤には「シリコン系」と「フッ素系」があります。
利用者の好みも含まれますので一概にどちらが最適か言えません。
それぞれ特徴を説明します。
シリコン系の特徴
シリコン系の特徴は、水をきれいに弾くことです。
フッ素系のコーティング剤よりも、水弾きがよく、視界を確保することができますが、その分持続期間が短い傾向があり2ヶ月~3ヶ月程度で効果が落ちます。
フッ素系の特徴
フッ素系のメリットは、持続期間が長いことです。
シリコン系と比べますと、持続期間は倍以上になっており、半年~1年ほど効果を保つことができます。その分、水を弾く強さは劣ってしまいますが、視界を確保することはできますので問題はありません。
さらに、シリコン系とフッ素系のコーティン剤は各アイテムによっても効果が変わってきますので、一概にどちらが最適ということはできません。
最後に
リアガラスにコーティングを施工するときは「親水剤」で施工することが最適です。
親水剤と撥水剤にはそれざれ最適なガラスがありますので、正しくコーティングしましょう。
さらに、シリコン系とフッ素系は好みによって変わってきますので、一度自分でリアガラスにコーティングして確かめることをおすすめします!
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。