フロントガラスのフッ素系撥水コーティングは効果抜群?耐久性は?

メンテナンス

雨の日の運転を安全に行うためには、視界をできるだけ良好な状態に保つことがカギになってきます。

雨天の運転時でも良好な視界を得るには、フロントガラスに何かしらのコーティングを施す必要が出てきます。

そこで今回の記事では、「フロントガラスのフッ素系撥水コーティングはどれくらい効果的なのか?」「耐久性はどれくらいか?」などについて解説していきます。

フッ素系撥水コーティングとは

「フッ素系撥水コーティング」とは、フッ素が含まれているコーティング剤のことです。

フッ素をしっかりとボディに定着させる成分である「ケイ素」が含まれており、被膜が丈夫になるという特徴を持っています。

身近なものでいうと、フライパンなどに使用されている加工が「フッ素」です。

フッ素系撥水コーティングの特徴やデメリット

こちらでは、フッ素系撥水コーティングの効果を紹介し、料金相場やデメリットについて解説していきます。

効果被膜が固く、油膜などの油汚れにも強い性質を持っている
料金相場2,000円~4,000円(自分で施工した場合)
持続期間3ヶ月~半年
メリット・耐久性が高い・効果の持続期間が長い
デメリット・施工が面倒(シリコン系に比べて乾燥にかかる時間が長い)
・シリコン系と比べると価格が高め

効果や持続期間

フッ素系撥水コーティングは被膜が固く、油膜などの油汚れにも強い性質を持っています。

そのため、フロントガラスの油膜が気になる人には、おすすめのコーティング剤です。

また、耐久性が高いので効果の持続期間が長いのも特徴です。フッ素系撥水コーティングを一度施工すれば、3ヶ月〜半年は効果が持続します。

料金相場

フッ素系撥水コーティングの料金相場ですが、自分で施工した場合は2,000円~4,000円です。

3ヶ月〜半年間は効果が持続するので、年間の費用を考えると8,000円ほどになります。

デメリット

シリコン系撥水コーティングと比べると、乾燥時間が長いため施工が手間です。

また、シリコン系撥水コーティングは料金が1,000円なので、フッ素系撥水コーティングの方が高くなります。

しかし、シリコン系撥水コーティングの持続期間は1ヶ月なので、効果や施工の回数をを考えると、フッ素系撥水コーティングの方がコスパは良いです。

ワックス・シリコン系と比較した場合

こちらではワックスや、シリコン系撥水コーティングの特徴について紹介します。

フッ素系撥水コーティングと比べたとき、どのコーティング剤が良いかの参考にしてください。

ワックス

ワックスがけを行った直後は艶感の効果も大きく、綺麗な状態に仕上がりますが、耐久性はそれほど強くありません。1週間から1ヶ月ほど持てば良い方です。

結果として何度もワックスがけを行わなければならなくなり、コストも労力もかかってきます。

フッ素系撥水コーティングは3ヶ月~半年間も効果が持続するため、コストも労力も抑えることが出来ます。

シリコン系

自分で施工する場合、シリコン系の費用は1回1,000円前後で、油膜除去剤を塗れば効果も落ちるので、もしも失敗しても再施工しやすいです。

また、フッ素系と比べると摩擦抵抗が少ないため、ワイパー傷が気になりやすい人はシリコン系を施工してください。

しかし、フッ素系撥水コーティングと比べると、効果の持続期間は短いです。

「フロントガラスにコーティングするのは初めてなので、とりあえずお試し感覚で。」そんな人には、シリコン系が向いています。

シリコン系撥水コーティングについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

【この記事で分かること】

・シリコン系撥水コーティングの特徴

・シリコン系撥水コーティングのメリット・デメリット

プロにフッ素系撥水コーティングをお願いした場合の費用相場

自分で施工するのが面倒な場合、カー用品店やガソリンスタンド、コーティング専門店にお願いしましょう。

それぞれの費用相場や、持続期間は以下の通りです。

費用相場持続期間
ガソリンスタンド
カー用品店
4,000円前後3ヶ月~半年間
コーティング専門店10,000円~15,000円1年間

コーティング専門店の場合は、高濃度のフッ素を使用する場合が多いので、費用は高いですが撥水の効果も持続します。

持ち込む手間や耐久性などを考えた場合、できるだけ手間を省きたい人は、コーティング専門店で施工してもらうのがおすすめです。

自分でコーティングを施工するのがおすすめな人

お店に頼むのではなく、自分で撥水コーティングを施工するのが向いている人は、以下のようなケースです。

自分でコーティングするのが向いている人

・こまめに車のメンテナンスをする人

・自分で手洗い洗車をする人

・DIYや掃除が手間に感じない人

・コーティングにかかる費用を抑えたい人

車のメンテナンスや手洗い洗車など、こまめにできる人は自分で施工するのが向いています。

DIYなどが得意で手作業が苦に感じない人は、自分で施工した方がコストを抑えることができます。

市販のコーティング剤を使った施工方法

市販のコーティング剤を使って自分でコーティングをする際は、以下の手順で行ってください。

【コーティングの手順】

  1. 洗車してフロントガラスの汚れをしっかりと落とす
  2. 乾いたタオルで水滴を拭き取る
  3. フロントガラスを乾かしたら、コーティング剤をムラなく塗る
  4. 塗布した面が、白く乾くまで放置する
  5. 固く絞った濡れタオルで、塗装面全体をムラなく拭きあげる

コーティングは、綺麗なガラスに塗らないと意味がありません。事前に必ず洗車をして、汚れを落としてから施工してください。

油膜が酷いときは、洗車以外にもコンパウンドを使って綺麗にするのも効果的です。

フッ素系撥水コーティングについてのまとめ

  • フッ素系撥水コーティングは被膜が固く、油膜などの油汚れにも強い性質を持っている
  • 自分で施工すれば2,000円~4,000円ほどの費用で、効果は3ヶ月~半年ほど持続する
  • さらに高い効果や長い持続期間を求めるなら、コーティング専門店の高濃度フッ素系撥水コーティングを施工する

フッ素系撥水コーティングは耐久性が高く、効果を長い期間持続させるなど、コスパが良いです。

「費用を抑えて効果を長持ちさせたい」という人は、ぜひフロントガラスにフッ素系撥水コーティングを試してみてください。


この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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