車のコーティングの効果やメリットは?新車時に施工すると費用が安い!
車のコーティングは汚れや傷が付きにくくなるだけでなく、リセールバリューが高くなりやすいというメリットがあります。愛車を綺麗な状態で乗りたい人、車を買い替える際にできるだけ高く売却したい人は、コーティングをするのがおすすめです。
この記事ではコーティングの必要性や効果、選び方について解説していきます。
目次
車のコーティングとは?必要性はある?
コーティングとは車の塗装面を油脂や樹脂、ガラスなどの成分で被膜を作り、車のボディを保護することです。コーティングの被膜は硬く、汚れや紫外線から車を守り、細かい傷もできにくくなります。
コーティングをすることで得られる効果は、主に以下の通りです。
- 花粉や黄砂、雨などの汚れが付きにくい
- 飛び石や鉄粉などによる小さな傷ができにくい
- 紫外線をカットして塗装が色あせにくくなる
新車時にコーティングをすれば、ボディを綺麗な状態でキープできます。
ただし洗車をサボったり、屋根のない場所で青空駐車したりすると、紫外線や雨水の影響でコーティングが剥がれやすくなります。
そのため1ヶ月に1回は洗車したり、屋根のある場所で駐車したりボディカバーを被せたりして、紫外線や雨水から車を守りましょう。
コーティングとワックスの違いは?
ワックスとコーティングの違いは、主に以下の通りです。
コーティングの特徴 | ワックスの特徴 |
---|---|
・コーティングの方が持続期間が長い ・コーティングの方が汚染物質に対する耐性が高い | ・コーティングに比べ効果の持続期間が短い ・ワックスの方が光沢感や艶が出やすい |
ワックスは「天然カルナバロウ」というヤシから採れる素材や、石油ベースのロウを使っています。油脂性のため光沢感や艶が出やすいのが特徴ですが、効果は数週間しか持たず定期的なワックスがけが必要です。
コーティングの場合は、ポリマーコーティングでも効果が数カ月ほど持続し、汚れが付きにくく傷ができにくいです。ガラスコーティングやセラミックコーティングになると、光沢感や艶も出てピカピカの状態を維持できます。
コーティングのメリット
コーティングをすることで得られるメリットは以下の3つです。
- 光沢感や艶が出る
- 洗車が楽になる
- 売却時の査定額が高くなりやすい
光沢感や艶が出る
ガラスコーティングやセラミックコーティングになると、新品のような状態を長期間維持でき、光沢感や艶を出すことができます。
コーティングの種類にもよりますが、コーティング後もメンテナンスをしっかりとすれば、数年間は車に輝きを出すことができます。
洗車が楽になる
コーティングをすると、汚れが付きにくくなるため洗車が楽です。車がそんなに汚れていないのなら、水洗いとマイクロファイバークロスの乾拭きで洗車できます。
長距離ドライブをした後や、海や山などに出掛けた後は排気ガスやホコリ、砂や樹液などの汚れが付いていることがあるので、カーシャンプーを使った洗車がおすすめです。
売却時の査定額が高くなりやすい
コーティングした車は汚れや傷ができにくく、塗装面も保護されるので、売却時の査定額が高くなります。
もちろん走行距離や年数の長さによって査定額は変わりますが、見た目が綺麗な車は査定額が高くなりやすいです。
コーティングの種類と特徴について
コーティングの種類に関しては、以下の5つがあります。
- ワックス(油脂系)コーティング
- ポリマー(樹脂系)コーティング
- ガラス系コーティング
- ガラスコーティング
- セラミックコーティング
ワックス(油脂系)コーティング
カルナバロウを原料としており、艶出し効果に優れているのが特徴です。光沢性と撥水性が高く、お値段も安いうえ、自分でも簡単に施工できます。
また、淡色専用や濃色専用のタイプがあり、ボディカラーボディカラーに合わせてのコーティングが可能です。
デメリットとしては持続性が低く、1週間程度しか効果が持ちません。こまめに施工する必要があり、雨に流されやすく紫外線にも弱いです。
ポリマー(樹脂系)コーティング
フッ素やシリコンを含ませた、ポリマーを使用したコーティングです。ワックスと同様に、自分でコーティングすることもできます。
ワックスコーティングよりも持続期間は長く、3ヶ月〜半年ほど効果を発揮します。しかしワックスと同様に紫外線には弱く、青空駐車をすると寿命が短くなるので注意しましょう。
ガラス系コーティング
ガラス系コーティングは、ポリマーに加えてガラス繊維が原料に含まれています。ガラス成分が入っているので耐久性もよく、最大で6ヶ月〜1年ほど効果が持続します。
ガラス系コーティングは一般の人が作業をするのは難しいので、必ずディーラーや専門店に施工を依頼するようにしましょう。
ガラスコーティング
ガラス系コーティングと違い、100%無機質なガラス成分でコーティングされています。他のコーティングよりも持続性や光沢性が高く、汚れにくいので洗車も楽です。
費用は車の状態や大きさによっては、10万円を超えることも珍しくありません。しかし寿命は3年〜5年なので、管理方法やメンテナンスに気を付けていればコスパは良いでしょう。
セラミックコーティング
セラミックコーティングは、セラミック分子化合物を含有するコーティング剤になります。耐久性や耐紫外線性能、対擦り傷などの性能が他のコーティングに比べると高いです。
コーティングのなかで最も傷や水垢(イオンデポジット)などの汚れが付きにくく、効果は5年〜7年ほど持続します。
コーティングの費用相場について
コーティングの種類と費用相場、寿命については以下の表を参考にしてください。
種類 | 費用(新車/既存車) | 寿命 |
---|---|---|
ワックス(油脂系)コーティング | DIYで施工一缶 1,000円~2,000円 | 1週間~3週間 |
ポリマー(樹脂系)コーティング | 新車 :10,000円~30,000円 既存車:20,000円~50,000円 | 3ヶ月~6ヶ月 |
ガラス系コーティング | 新車 :50,000円~70,000円 既存車:60,000円~80,000円 | 6ヶ月~1年 |
ガラスコーティング | 新車 :70,000円~100,000円 既存車:100,000円~150,000円 | 3年~5年 |
セラミックコーティング | 新車 :100,000円~150,000円 既存車:150,000円~250,000円 | 5年~7年 |
新車の方が状態はは綺麗なので、下処理に手間がかからず費用が安くなりやすいです。もちろんディーラーや専門店、車の大きさで価格が異なるので、複数の店舗から見積をもらって、価格やサービスを比較して選びましょう。
※これらの費用はあくまで参考なので、詳しくはディーラーや専門店から無料見積をもらってください。
業者の選び方について
業者の選び方についてですが、価格だけで専門店を選ぶと、質の悪いコーティングになる可能性があります。業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえて選ぶようにしてください。
- 複数の業者から無料見積をもらいサービスや費用を比較する
- コーティング後も定期的にメンテナンスをしてくれるか
- ネットの口コミや経験者の意見を参考にする
複数の業者から無料見積をもらいサービスや費用を比較する
複数の業者を比較するのは、基本中の基本です。色んな業者から無料見積をもらって、費用やサービスを確認しましょう。ホームページを見ると、WEB割引などキャンペーンを行っている場合があるので、合わせてチェックしてください。
コーティング後も定期的にメンテナンスをしてくれるか
お店によっては、コーティング後のメンテナンスメニューが充実しているところがあります。コーティングをした後も定期的なメンテナンスは必要なので、メニューが充実しているお店を選ぶと効果が持続しやすいです。
ネットの口コミや経験者の意見を参考にする
ネットの口コミには、良い口コミと悪い口コミが混同しているので、色んな意見を見ながら総合的に判断しましょう。
サービス内容や費用はもちろん、アフターケアにも注目してみてください。周囲でコーティングした人がいれば、お店のサービスや評価について詳しく聞いてみましょう。
コーティングの選び方とおすすめ
基本的にコーティングは新車時に施工すると、費用を安く選ぶことができます。ここではボディカラーを含めた、コーティングの選び方について解説します。
新車時に「ガラスコーティング」を施工するのがおすすめ
新品同様の綺麗な見た目を維持したいなら、ガラスコーティングがおすすめです。持続性は3年〜5年なので、購入時に施工すれば車を新品の状態でキープできます。
ただし洗車を怠ったり青空駐車したりすると、1年でコーティングが剥がれる可能性があります。コーティング後も1ヶ月に1回は洗車するなど、定期的にメンテナンスをしましょう。
ボディカラーで選ぶ
車のボディカラーで、コーティングを決めるという選択肢もあります。コーティングにも水を弾く「撥水タイプ」と、水の膜が滝のように流れて落ちる「親水タイプ」があります。
ボディカラーには「濃色車」と「単色車」に大きく分かれますが、それぞれおすすめのコーティングは以下の通りです。
ボディカラー | コーティング |
---|---|
濃色車(黒や紺、赤や青など) | セラミックコーティングで親水タイプ |
単色車(白や淡い水色など) | ガラスコーティングで撥水タイプ |
濃色車は太陽に当たるとボディの温度が上昇しやすいため、セラミックコーティングがベストです。また、撥水タイプだとボディに付いた雨水が粒となり、粒が日光に当たると水垢やイオンデポジットになります。そのため、水を流す親水タイプがおすすめです。
単色車は太陽に当たってもボディの温度が上がりにくいので、ガラスコーティングで問題ありません。また色も淡いので、濡れた状態で太陽が当たっても、濃色車と比べると水垢ができにくいです。
お試し感覚なら「ポリマーコーティング」もあり
予算などを考えて、お試し感覚でコーティングをしたいならポリマーコーティングがおすすめです。持続性が3ヶ月〜6ヶ月で新車なら10,000円から、使用車の場合も20,000円ほどで施工できます。
「ガラスコーティングやセラミックコーティングは費用が高いから、まずは安い値段で様子を見たい。」という人は、ポリマーコーティングにしましょう。
車のコーティングについてのまとめ
- ワックスよりも汚れや傷が付きにくい
- 新車時にコーティングした方が費用は安くなる
- ガラスコーティングがおすすめだが、お試し感覚ならポリマーコーティングもあり
ducksでは、お客様の好みに合わせて4種類のコーティングを用意しています。無料見積もご用意しているので、コーティングを考えている人はぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。