ダッシュボードマットの効果とは?デメリットや違反の噂も徹底解説

メンテナンス

夏の車内の熱対策に有効なダッシュボードマットの効果を解説!

「ダッシュボードマットは違反になる?」「ダサい?」といったデメリットや疑問から、安全な選び方までわかりやすく紹介します。

夏の車内は、数分間駐車するだけで気温が上昇します。ダッシュボードに太陽光が当たると、30分ほどで70〜80℃にもなり、触るだけで危険です。

ダッシュボードの熱対策をするなら、ダッシュボードマットがおすすめです。ダッシュボードマットは、熱の上昇を防ぎながら、フロントガラスへの映り込みも防げます。

今回の記事では、ダッシュボードマットの効果やデメリット、ダッシュボードマットの選び方について解説していきます。

ダッシュボードマットがもたらす4つの効果

ダッシュボードマットの効果

ダッシュボードマットの効果は、熱の上昇を防いで紫外線対策できることです。

また、ダッシュボードがフロントガラスに映り込むのも防いで、車内をドレスアップすることができます。

断熱効果で夏の車内温度上昇を抑える(熱対策)

ダッシュボードマットは、直射日光による熱吸収を抑え、車内温度の急上昇を防ぐ効果があります。

特に炎天下では、未装着時と比べて最大20℃の差が生じることもあり、エアコンの効率向上や燃費改善にも効果的です。

また、紫外線によるダッシュボードの劣化や色あせを防ぎ、視界の妨げとなる反射光も軽減します。

快適性と安全性を両立する、夏の車内環境対策に有効なアイテムです。

ダッシュボードの熱対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

フロントガラスへの不快な映り込み・反射を防ぐ

ダッシュボードマットは、太陽光の反射を抑えることで、ダッシュボードがフロントガラスに映り込む現象を軽減します。

黒やマットな質感の素材は光を吸収しやすく、眩しさを防ぎ、視界をクリアに保つのに効果的です。

これにより、早朝や夕方の逆光時、トンネル出口などでの急な眩しさを緩和し、運転中のストレスや疲労を軽減します。

また、車種専用設計の製品ならフィット感も高く、見た目の違和感もありません。

フロントガラスにダッシュボードが映り込む原因と対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

紫外線(UV)によるダッシュボードの劣化・ひび割れ防止

ダッシュボードは常にフロントガラス越しの紫外線を受け続けるため、夏場は短時間で素材が高温になり、樹脂内部の油分が失われやすくなります。

この状態が続くと表面が硬化し、細かなひび割れが広がる原因になります。

ダッシュボードマットを敷くと、直射日光を遮ることで紫外線の侵入量が大幅に減り、素材の劣化スピードを抑えるのに効果的です。

さらにマットが熱の伝わり方を緩和するため、表面温度の急上昇を防ぎ、経年変化による色あせや変形のリスクも軽減できます。

車内のドレスアップ・高級感の演出

ダッシュボードマットは、車内の印象を手軽に格上げできるアイテムです。

高級感のある素材やカラーを選ぶことで、インテリア全体の統一感が生まれ、愛車の雰囲気が洗練されます。

また、車種専用設計のマットならフィット感も抜群で、車にマッチした仕上がりになります。

さらに、スエード調やファー素材などを使えば、視覚的なアクセントにもなり、乗るたびに気分が上がる空間を演出できます。

機能性と美観を両立できるのが、ダッシュボードマットの魅力です。

ダッシュボードマットのデメリットや注意点

ダッシュボードマットのデメリットや注意点

ダッシュボードマットは紫外線や熱からダッシュボードを守る一方で、以下の3つの注意点があります。

  • 起毛素材はホコリが溜まりやすい
  • 明るい色はフロントガラスに映り込む
  • サイズやデザインが合わないと浮いてしまう

まず、起毛素材や凹凸のある生地はホコリやゴミが付着しやすく、掃除に手間がかかる場合があることです。

また、ベージュや白色などの明るい色は、日差しの角度によってフロントガラスに映り込み、視界を妨げる可能性があります。

さらに、車種や内装の雰囲気に合わないデザインや素材を選ぶと、車内の統一感が損なわれ、違和感を覚えることがあります。

ダッシュボードを購入する際は、機能性だけでなく、清掃性や車内との調和も考慮することが大切です。

【噂を検証】ダッシュボードマットを敷くと違反になる?

「ダッシュボードマットを敷くと、違反になるって本当?」という噂を聞きますが、マットを敷くだけでは違反にはなりません。

ただし、助手席エアバッグの格納場所を塞がないよう、オートライトセンサーへの影響が出ないよう注意が必要です。

マットを敷くだけでは違反にはならない

ダッシュボードマットが違反になるという噂はありますが、実際は視界を妨げなければ問題になりません。

道路交通法では前方の見え方を確保する義務があり、マットがめくれて映り込みを起こすと違反と判断される可能性があります。

車検でも同じ基準が用いられ、固定が甘い状態や反射の強い素材は、場合によっては不適合とみなされるケースもあるようです。

安全に使うためには、反射の少ない生地を選び、設置後に視界への影響を確認することが重要です。

助手席エアバッグの格納場所を塞がないようにする

自動車メーカーの取扱説明書には「助手席エアバッグの格納場所に物を置いたり、カバーで覆ったりしないでください」と明記されています。

次の文章は、日産自動車の「運転席・助手席SRSエアバッグシステムの注意事項」に記載されている一文です。

SRSエアバッグ格納部およびその周辺にステッカーなどを貼ったり、アクセサリーや芳香剤などを置かない。 
SRSエアバッグ作動時に重大な傷害につながるおそれがあります。
引用:運転席・助手席SRSエアバッグシステムの注意事項|日産

「車種専用設計」の良質なマットは、最初から助手席エアバッグの展開部分にスリット(切れ込み)が入っており、作動を妨げない設計になっています。

ダッシュボードマットを購入する際は、汎用品ではなく、安全な専用設計を選ぶようにしましょう。

「オートライトセンサー」への影響

オートライトセンサーは周囲の明るさを正確に読み取ることで自動点灯を行うため、センサー部分を覆うようにマットを敷くと誤作動の原因になります。

特にダッシュボード上にセンサーが配置されている車種では、マットの影が光量を低く判断させ、不要なタイミングでライトが点灯する場合があります。

マットを選ぶ際はセンサー位置を避けられる形状を選び、装着後にライトの作動状況を確認することで安心して使用できます。

【疑問】マットが黒いと余計に熱くならないの?

黒い素材は熱を吸収するため、黒いダッシュボードマットを敷くと、余計に熱くなりそうに感じるかもしれません。

しかし、これは誤った認識です。

ダッシュボードマットは、マットの生地(空気層)が断熱材の役割を果たし、表面が熱くなってもダッシュボード本体や車内への熱伝導を防ぐため、色に関係なく冷却効果があります。

そのため、黒いダッシュボードマットでも余計に熱くなることはなく、しっかりと熱対策になります。

ダサいと言わせないダッシュボードマットの選び方5つ

ダッシュボードマット 選び方

ダッシュボードマットを購入する際は、次の5つのポイントを押さえておいてください。

  • 専用設計タイプ、汎用タイプのどちらにするか
  • 取り付け場所や範囲を確認する
  • 滑り止め機能のある製品を選ぶ
  • 濃いめの色を選ぶ
  • お手入れのしやすさを確認する

専用設計タイプ、汎用タイプのどちらにするか

ダッシュボードマットを選ぶ際は、車種に合わせた「専用設計タイプ」と、幅広い車種に対応する「汎用タイプ」のどちらにするかがポイントです。

専用設計タイプはダッシュボードの形状にぴったりフィットし、スピーカーやエアコン吹出口を妨げず、見た目も美しく仕上がります。

汎用タイプは価格が手頃で取り付けも簡単ですが、フィット感に欠ける場合があります。

特に夏場は断熱性や紫外線対策が重要となるため、フィット性と素材の性能を重視して選ぶのがおすすめです。

取り付け場所や範囲を確認する

ダッシュボードマットを購入する際は、取り付け場所と範囲を確認してください。

車種専用設計のマットなら、スピーカーやセンサー、エアコン吹出口などの位置に合わせてカットされており、フィット感が高く機能を妨げません。

汎用品はサイズや形状が合わない場合があるため、設置予定のダッシュボードの形状や寸法を事前に測定し、干渉しないか確認しましょう。

また、視界の妨げや映り込みを防ぐため、フロントガラスとの位置関係も考慮することが大切です。

専用設計タイプであれば、前述した「助手席エアバッグの展開を妨げないスリット加工」や「オートライトセンサーのくり抜き」があらかじめ施されている製品が多いため、安全性を妥協したくない方には間違いなく専用設計がベストな選択肢となります。

滑り止め機能のある製品を選ぶ

ダッシュボードマットを選ぶ際は、滑り止め機能がある製品を選んでください。

滑り止め機能が高いマットは、走行中の振動やカーブでマット自体がズレて視界を塞ぐのを防ぐため、安全運転につながります。

特に裏面にシリコン粒子や特殊樹脂を使ったタイプは、マット自体のズレも防止でき、熱による変形や溶解の心配も少ないのが特徴です。

また、車種専用設計のマットならフィット感が高く、滑り止め効果もより発揮されます。

濃いめの色を選ぶ

ダッシュボードマットを選ぶ際は、濃いめの色を選ぶことで視界の安全性と快適性が向上します。

黒やダークグレーなどの暗色系は光の反射を抑え、フロントガラスへの映り込みを防止します。

これにより、日差しの強い日やトンネル出口などでの眩しさが軽減され、運転時のストレスが減ります。

また、濃色は汚れが目立ちにくく、車内の高級感も演出できるため、機能性とデザイン性の両面で優れた選択肢です。

お手入れのしやすさを確認する

ダッシュボードマットを選ぶ際は、お手入れのしやすさも確認してください。

特に夏場は汗やホコリ、飲み物の飛び散りなどで汚れやすいため、水洗い可能な素材や防水・防汚加工が施されたタイプがおすすめです。

ラバー製や立体構造のマットは汚れが溜まりにくく、丸洗いできるため清潔を保ちやすいです。

また、滑り止め加工がされているものは掃除中にズレにくく、ストレスなくメンテナンスできます。

日常的に使うアイテムだからこそ、手軽に清掃できる仕様を選ぶことで、車内環境を快適に保てます。

マットを綺麗に保つお手入れ方法と長く愛用するコツ

一度購入したダッシュボードマットは、できれば長く使用したいものです。

そこでこちらでは、マットを綺麗に保つお手入れ方法と長く愛用するコツについて解説していきます。

日常的に掃除をする

日常的に軽く掃除を続けるだけでも、ダッシュボードマットの見た目と耐久性は大きく変わります。

マットはホコリが溜まりやすく、放置すると繊維の奥に汚れが入り込み、劣化やニオイの原因になります。

走行中に舞い上がった微細な砂や花粉も付着するため、週に一度はハンディモップや掃除機で表面を整える習慣が効果的です。

汚れが目立つ場合は、素材に合った中性クリーナーを薄めて軽く拭き取り、しっかり乾かすことで風合いを保てます。

こまめなケアを続けると、紫外線による色あせや毛羽立ちを防ぎ、長期間きれいな状態で使い続けられます。

滑り止め効果を持続させるための注意点

滑り止め効果を保つには、マット裏面とダッシュボードを清潔に維持することが重要です。

ホコリや皮脂が付着すると吸着力が落ち、走行中にズレが起きやすくなります。特に夏場は汚れが密着しやすいため、定期的な水拭きと乾燥が効果的です。

裏面が粘着タイプの場合は優しく汚れを落とすことで性能を保てます。

まとめ|夏の熱対策やダッシュボードマットがおすすめ

  • ダッシュボードマットの効果は、熱の上昇を防いで紫外線対策できること
  • 濃いめの色を選ぶことで、フロントガラスへの映り込みも防げる
  • 高級感のある素材やカラーを選ぶことで、車内インテリア全体の統一感が生まれる

車内の快適性と安全性を両立したいなら、ダッシュボードマットは見逃せないアイテムです。

日差しや熱からダッシュボードを守るだけでなく、反射を防いで視界もクリアになります。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

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