ダッシュボードの熱対策や車内の暑さ対策について|便利グッズや車内温度の下げ方

夏の車内は短時間駐車しただけでも温度が上昇し、高温多湿になりやすいです。
特にダッシュボードは、触っていられないほど熱くなります。
夏はダッシュボードの熱対策、車内の暑さ対策を行うことで、快適なドライブができます。
この記事では、ダッシュボードや夏の車内はどれくらい暑くなるかの解説から、熱対策・暑さ対策の便利グッズについて紹介します。
目次
ダッシュボードの熱対策
ダッシュボードの熱対策には、ダッシュボードマットが効果的です。もしも、ダッシュボードマットが無いときは、台所マットや大きめのタオルで代用できます。
ダッシュボードマットが効果的
ダッシュボードマットは、ダッシュボードの熱対策に効果的なのはもちろん、紫外線によるダメージでダッシュボードが劣化するのを防げます。
一度取り付けてしまえば大丈夫なので、サンシェードと違っていちいち取り外しをする手間がかかりません。ネット通販やカー用品店などで販売されており、安いものは2千円程度から購入できます。
効果と価格を考えると、ダッシュボードマットはコスパが良いのが特長です。
ダッシュボードがない場合の代用品
ダッシュボードがない場合は、台所マットやバスタオルなど家にある物で代用できます。
・台所マット
・大きめのタオル(バスタオルなど)
台所マットをダッシュボードに敷けば、温度が上昇するのを防げて熱対策になります。
自宅で駐車する際に、ダッシュボードマットの代わりとして使ったり、車に積んで外での長時間駐車のときに、ダッシュボードに被せたりするのもおすすめです。
また、海水浴やバーベキューなど、夏のレジャーでバスタオルなどの大きめのタオルを持っていく人も多いでしょう。
川遊びや海水浴では必ず持っているので、使わないときはダッシュボードの上に乗せて、熱対策をするのがおすすめです。
ダッシュボードや夏の車内はどれくらい暑くなる?
JAFの調査によれば、真夏の炎天下で車を30分ほど放置すると、車内温度は50℃の暑さに、ダッシュボードは70〜80℃の熱さに到達します。
- 車内:50℃
- ダッシュボード:70℃〜80℃
密閉された車内は湿気もこもりやすく、非常に高温多湿で蒸し風呂状態です。
70℃〜80℃に達したダッシュボードにものを放置すると、発火や爆発を起こして、最悪の場合は火災に繋がる危険性があります。
夏の車内やダッシュボードに放置すると危険なもの
スマホやパソコンの精密機械、ライターやスプレーのガス類などは、高温多湿の車内やダッシュボードに放置すると危険です。
夏の車内やダッシュボードに放置すると危険なものについては、次の表を参考にしてください。
物 | 故障や発火などのリスク |
---|---|
スマホ パソコン モバイルバッテリー | 精密機器は高温多湿に弱く、故障する可能性が高いです。 また、バッテリーに使われているリチウムイオン電池は、最悪の場合発火する恐れがあります。 |
ライター スプレー | ガス類は、高温多湿の場所では爆発する危険性があります。 |
炭酸飲料水 | 内部の空気が膨張して、爆発する恐れがあります。 |
プラスチック製品 | 高温のダッシュボードに置くと、溶ける危険性があります。 |
メガネ 水入りのペットボトル | 収れん火災が起きる恐れがあります。 |
乾電池 | 液漏れや発火の危険性があります。 |
化粧品 | 品質が悪くなる可能性が高いです。 |
夏の車内やダッシュボードに置くと危険なものについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
暑さ対策をしないとダッシュボードはどうなる?
ダッシュボードに使われている素材は樹脂です。樹脂は加熱と冷却を繰り返すことによって劣化し、最悪の場合ひび割れを起こします。
運転中はエアコンで冷却し、駐車中は温度が上昇すると、ひび割れが起こる可能性が高いです。
そのため、普段から温度変化を抑えるために、車内の暑さ対策やダッシュボードの熱対策を行う必要があります。
車内温度の上昇を抑えるのにおすすめなグッズ

車内温度の上昇を抑えるには、サンシェードが効果的です。もしも、サンシェードが家に無い場合は、レジャーシートを代用品としてお使いください。
サンシェード
夏の車内の気温上昇に、効果的なアイテムとして挙げられるのがサンシェードです。
特に長時間駐車をする場合、車内の急激な気温上昇をやわらげる効果があります。
また、フロントガラスから車内が見えにくくなるため、プライベートの保護にも効果的です。
自宅の駐車スペースに屋根がない場合や、アウトドアや長めの買い物をするときは、サンシェードを持っておくと良いでしょう。
サンシェードの効果や役割、選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
レジャーシート
家庭にあるものでしたら、レジャーシートは熱を遮断するのに効果的です。
家にいらないレジャーシートがある場合は、サンシェードの代用品として使いましょう。
フロントガラスや窓ガラスとぴったりなサイズに切り取り、それぞれ貼り付ければサンシェードの代わりになります。
また、フロントガラスや窓ガラスに貼り付ける以外にも、ダッシュボードの上に乗せて温度上昇を防ぎましょう。
車内の温度を下げる方法
サンシェードやレジャーシートで、車内に日光が入るのを防いでも、気温の高い夏場は車内温度が上がります。
車内の温度を下げるには、以下の方法が効果的なので試してください。
スマートキーなどでエアコンを遠隔操作できる場合は、車に乗る前にエアコンをオンにするのがおすすめです。
もしも、ドアを開け閉めできるスペースがないときは、エアコンを外気導入モードにして走行し、3分経過したら窓を閉めて内気循環モードに切り替えましょう。
車内の温度の下げ方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
※夏の車内温度をできるだけ上げない方法についても言及しています。
【Q&A】ダッシュボードの熱対策について、よくある質問
こちらでは、ダッシュボードの熱対策について、よくある質問を解説していきます。
ダッシュボードマットを使うだけで違反になることはありません。
可能性があるとすれば、フロントガラスに映り込みが発生する状態になり「安全運転義務違反」とみなされるかどうかです。
もしくは、マットがインパネ上の計器類や安全装置(エアバッグなど)を覆ってしまう場合です。
これは極めて稀なケースなので、視認性や安全性を損なうことがなければ、ダッシュボードマットを使うだけで違反になることはありません。
ダッシュボードマットが、車内の熱で溶けることはまずありません。
ただし経年劣化だったり、安価な素材が使われていたりすると、車内温度が60℃を超えて、ベタついたり縮んだりする恐れがあります。
ダッシュボードの熱対策、車内の暑さ対策についてのまとめ
- 夏は30分駐車すると車内温度は50℃、ダッシュボードは70℃~80℃の熱さに到達する
- スマホやパソコン、ライターやスプレーなどは夏の車内に放置すると危険
- 暑さ対策や熱対策として、サンシェードやダッシュボードマットなどを使う
エアコンを切って駐車をすると、車内やダッシュボードの温度上昇を防ぐことはできません。
ダッシュボードマットやサンシェードなどを使って、ダッシュボードの熱対策を行うことで、車内の暑さをやわらげることができます。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。