ドライブレコーダーの駐車監視機能|メリットや注意点、レコーダーのおすすめの選び方
あおり運転が社会問題になっている昨今、ドライブレコーダーはなくてはならないアイテムです。
ドライブレコーダーは実は運転中だけではなく、駐車中も撮影できるタイプがあるのをご存知でしょうか?
それが、ドライブレコーダーの「駐車監視機能」です。
駐車監視機能が付いていれば、自分が車から離れているとき、車に起こったトラブルの物的証拠として役に立ちます。
この記事では、ドライブレコーダーの駐車監視機能の説明から、駐車監視機能付きドライブレコーダーのおすすめの選び方について解説していきます。
目次
ドライブレコーダーの駐車監視機能とは
ドライブレコーダーの駐車監視機能を例えるなら、防犯カメラの代わりです。
ドライブレコーダーの駐車監視機能は、エンジンが動いていない間も運転中と同様に撮影をしてくれます。
ドライブレコーダーと言えば、あおり運転や交通事故など、運転中のトラブルを証明する際に役立つイメージです。
それに加えてドライブレコーダーの駐車監視機能であれば、イタズラや車上荒らしといった、駐車中の被害に遭ったときの証拠として役に立ちます。
ドライブレコーダーの駐車監視機能を使うメリット
ドライブレコーダーの駐車監視機能を使うメリットは、「防犯カメラの代わりになり、犯罪の抑止力になる」ことです。
駐車中の犯罪やトラブルは、以下のことが考えられます。
- 車上荒らし
- 当て逃げ
- 落書き
- 故意に傷を付けられる
ひと昔前までは、これらの犯罪やトラブルに遭っても、犯人を特定するのが難しい状況でした。
しかし、ドライブレコーダーの駐車監視機能で撮影すれば、大きな物的証拠となるので、犯人を検挙する確率が高くなります。
また、駐車中もドライブレコーダーが動くことで、犯人が行動をためらって未然に犯罪を防ぐことも期待できます。
ドライブレコーダーの駐車監視機能を使う際の注意点
ドライブレコーダーの駐車監視機能を使いたいなら、以下の3点に注意してください。
- バッテリー
- カメラの死角
- 保存容量
バッテリー
駐車監視機能で気を付けたいのが、バッテリーのトラブルです。
ドライブレコーダーの電源を車両バッテリーから供給するタイプは、駐車中は運転のときに蓄えられた電力で撮影します。
もしも電圧対策がされていないと、バッテリー上がりを起こす可能性があります。
消費電力が大きかったりバッテリーが劣化していたりすると、特にバッテリー上がりが起こりやすいです。
また、駐車監視機能を使うと充放電の回数が増えて、車両バッテリーの劣化が早まるリスクもあります。
カメラの死角
ドライブレコーダーの録画範囲によっては、カメラの死角ができて、防犯カメラとして役に立たない場合があります。
ドライブレコーダーの録画範囲には、以下の3タイプがあります。
- フロントカメラ型:前方のみを録るドライブレコーダー
- 前後2カメラ型:車の前後を録画できるドライブレコーダー
- 360度カメラ型:360度の範囲を録画できるドライブレコーダー
フロントカメラ型は前方以外、前後2カメラ型の場合は横の動きが死角となります。
保存容量
常時録画するドライブレコーダーになると、運転中も駐車中もほぼ24時間撮影するわけですから、当然データ量は増えます。
ドライブレコーダーは容量がいっぱいになると、古い記録から上書き保存していきます。
そのため常時録画タイプの場合は、大容量の記録ができるドライブレコーダーを購入するのがおすすめです。
駐車監視機能付きドライブレコーダー、おすすめの選び方
駐車監視機能のドライブレコーダーを購入する際に、覚えておきたい選び方として、以下の5つのポイントが挙げられます。
- 録画方式
- バッテリー
- 保存容量
- 録画範囲
- 画素数
録画方式を把握する
駐車監視機能のドライブレコーダーにも、録画方式は「動体検知」「衝撃検知」「常時録画」の3つのタイプがあります。
動体検知タイプは、モーションセンサーが動くものを検知したときに撮影するタイプです。
衝撃検知タイプは、Gセンサーが衝撃を検知したときに、撮影を開始します。
防犯カメラのように使いたいなら常時録画タイプがおすすめですが、常に撮影するため保存容量が多くなります。
録画方式の選び方については、以下を参考にしてください。
- 動体検知タイプ:車上荒らしやいたずらを防止したい
- 衝撃検知タイプ:当て逃げ対策に使いたい
- 常時録画タイプ:常に録画する防犯カメラとして使いたい
バッテリーは「外部バッテリーと接続するタイプ」
常時録画タイプで撮影するのであれば、外部バッテリーと接続するドライブレコーダーがおすすめです。
ドライブレコーダーには車両バッテリータイプ以外にも、外部バッテリーや内蔵バッテリーを利用する充電方式があります。
これらのタイプを活用すれば、車両バッテリーに影響を与えずに済みます。
ただし、内蔵バッテリーの場合は、バッテリー容量が小さいため長時間の撮影には不向きです。
そのため、車両バッテリーへの負担を避けつつ長時間録画をしたいなら、モバイルバッテリーやサブバッテリーといった、外部バッテリーを選んでください。
常時録画の保存容量は「SDカードの活用」を
常時録画をする場合は、データの保存容量がいっぱいになると、古い映像から上書きされます。
せっかくのトラブルを撮影しても、容量オーバーで映像が上書きされたら意味がありません。
そのため常時録画をする場合は、大容量のSDカードにも対応しているタイプを選んでください。
録画範囲は「360度カメラ型」
カメラの死角が極力できないよう、録画範囲は360度カメラ型を選んでください。
駐車中はもちろん、運転中も広範囲で撮影できるのでおすすめです。
たとえば、前後のあおり運転以外に、横からの割り込みや接触事故も撮影できます。
画素数は「200万画素以上・フルHD」
当然、クリアな映像の方が証拠能力があるので、画素数は高いものを選んでください。
画素数は、「200万画素以上・フルHD」のものがおすすめです。
画素数が低いと犯人が分かりにくいため、証拠能力が落ちます。
また、運転中のトラブルの場合も、相手のナンバープレートを特定することが難しいです。
そして逆に画素数が高すぎると、暗い場所での映像が乱れる可能性があります。
ドライブレコーダーの駐車監視機能についてのまとめ
- ドライブレコーダーの駐車監視機能は、防犯カメラの代わりになる
- 駐車中も撮影できるので、犯罪を未然に防げる可能性がある
- 駐車監視機能を選ぶ際は注意点を把握して、最適なものを選ぶ
車に関するトラブルは、運転中だけではありません。
駐車中の犯罪やトラブルを避ける意味でも、ドライブレコーダーを購入する際は、駐車監視機能付きのものがおすすめです。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。