車検の支払いは待ってもらえる?後払い、分割払いする方法を解説
車検の費用は、10万円を超えることも珍しくありません。決して安くない金額なので、人によっては一度に用意するのが難しい場合があります。車検の支払いを待ってほしい、一括払いを避けたい場合は、後払いや分割払いで対応しましょう。
この記事では、車検を後払いや分割払いする方法、支払い方法の注意点について解説していきます。
目次
車検の後払いや分割払いができるケースとできないケース
こちらでは、車検の後払いや分割払いができるケースと、できないケースについて解説していきます。
車検代行は基本的に後払いや分割払いができる
車検代行は、基本的に後払いや分割払いができます。車検代行とは、車を検査場に持ち込んで検査を受ける部分を、お店に依頼することです。以下の業者の車検が、車検代行に該当します。
- 自動車ディーラー
- 大手中古車販売店
- 自動車整備工場
- 車検専門店
- ガソリンスタンド
- カー用品店
後述でも詳しく解説しますが、これらの業者の場合はクレジットカード払いやマイカーローンに対応している場合が多いです。
ユーザー車検は後払いができない
ユーザー車検とは、車のオーナー自ら運輸支局に車両を持ち込んで、自分で検査を行う車検のことです。
運輸支局の場合、車検費用は現金で印紙を購入して納めなければいけません。そのため、クレジットカード払いやマイカーローンには対応しておらず、現金一括払いが基本です。
そもそも車検の費用相場っていくらくらい?
車検の費用は、車両の大きさや排気量によって変わります。費用相場については、以下の表が目安だと思ってください。
車両(重量) | 費用相場 | 主な車種 |
---|---|---|
軽自動車 | 45,000円~80,000円 | ムーヴ、スペーシア、タントなど |
普通自動車(~1t) | 60,000円~90,000円 | スイフト、パッソ、キューブ、フィットなど |
普通自動車(1t~1.5t) | 70,000円~100,000円 | プリウス、ステップワゴン、ヴォクシーなど |
普通自動車(1.5t以上) | 80,000円~130,000円 | レクサス、アルファード、エルグランドなど |
※料金は自動車重量税、自賠責保険料、印紙代に一般的な車検基本料金を加味した、新車登録から13年目未満のものです。
※パーツの修理や交換、お店によってはさらに高額になります。
車検の費用相場については、以下の記事でも詳しく解説しています。
車検を後払い、分割払いする方法
こちらでは、車検を後払いや分割払いする方法について解説していきます。
車検の後払い一括は、クレジットカードやバーコード決済
車検を後払い一括なら、クレジットカードやバーコード決済を利用してください。たとえば契約しているクレジットカード会社が、月末〆の翌月27日払いの場合なら、1〜2ヶ月ほど支払いを先延ばしにできます。
車検の分割払いは、クレジットカードかローン
後払い一括ではなく車検を分割払いする場合は、クレジットカードかローンで対応します。クレジットカードは一括以外にも、支払い方法を分割払いに変更することができます。
また、車検を分割払いするときは、ローンでの支払が一般的です。車検のローンには「自社ローン」「車検ローン」「マイカーローン」が存在します。
- 自社ローン:中古車販売店などが、自社で提供しているローンサービスです。
- 車検ローン:信販会社などと提携しているローンで、審査が早いのが特徴です。
- マイカーローン:銀行などの金融機関が提供するローンサービスです。
車検の分割払いについては、こちらの記事でも解説しています。合わせて参考にしてください。
車検を後払い、分割払いする際の注意点
こちらでは、車検を後払いや分割払いする際の、注意点について解説していきます。
業者によっては対応していない支払い方法がある
車検代行は業者によっては、クレジットカードやバーコード決済、ローン払いに対応していない場合があります。
- A社のクレジットカードやバーコード決済には対応しているが、B社のクレジットカードやバーコード決済には対応していない
- そもそもクレジットカードやバーコード決済、ローン払いに対応しておらず支払いは現金一括払いのみ
以上のようなケースは珍しくありませんので、車検を後払いもしくは分割払いしたい場合、業者の支払い方法について事前に把握しておきましょう。
法定費用だけ先に現金払いするケースもある
車検代行の業者によっては、法定費用だけ現金で先に支払い、車検基本料金だけクレジットカードやローンに対応しているケースもあります。
車検の法定費用には「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代」の3つが含まれています。
【法定費用の内訳(新車登録から13年未満のもの)】
軽自動車 | 普通自動車 | |
---|---|---|
自賠責保険料(24ヶ月) | 17,540円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 6,600円 | 8,200円~49,200円 |
検査手数料(印紙代、証紙代) | 2,200円 | 2,200~2,300円 |
車検代行の業者によってはこれらの法定費用を先払い、車検基本料金だけ後払いや分割払いで対応している場合があるので、こちらも事前に支払い方法を把握しておきましょう。
ローン払いだと手数料がかかる
車検に限らず、ローンで分割払いをする際は、金利手数料がかかります。そのため、支払う金額は一括払いよりも高くなるので気を付けてください。
「自社ローン」「マイカーローン」「車検ローン」の金利手数料は、以下の数字を目安にしてください。
- 自社ローン:ほとんどかからない
- マイカーローン:2~5%
- 車検ローン:14~15%
※あくまで目安の金利手数料です。
※会社や支払い回数によって手数料は変動します。
車検の支払いについての疑問・質問
こちらでは車検の支払い時期や費用について、その他の疑問・質問を解説していきます。
車検手続きが完了した後に、支払うのが一般的です。
ただし、修理や部品の交換で追加費用が発生する場合もあるため、車検代行の業者によって支払いタイミングが異なる場合があります。
A.基本的にディーラーは費用高めの傾向にあります。それ以外の業者は費用が安い傾向です。
ディーラー車検は整備士の質が高かったり、純正部品を使用していたりするので費用が高くなります。車検費用を安くするなら、整備工場やガソリンスタンドなどで車検を受けるのがおすすめです。
ディーラー車検が高い理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
車検の後払い、分割払いについてのまとめ
- 車検の支払いを待ってほしいなら、クレジットカードやバーコード決済で後払いする
- 車検費用を一括払いできないなら、クレジットカードなどの分割払いを利用する
- 車検代行の業者によっては、対応していない支払い方法があるので注意を
車検費用は、10万円を超えるケースも珍しくありません。支払いを待ってほしい、一括払いを避けたいのであれば、今回紹介した支払い方法を参考にしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。