車検は分割払いが可能!条件や注意点、支払い回数を解説
一般的な自家用車の場合、車検は2年に1回のペースで受けます。車検にかかる費用ですが、10万円を超えることも珍しくありません。2年に1回とはいえ、10万円以上の料金を一括で支払うことは、人によっては大きな出費です。
車検の場合は、ローンやクレジットカード払いにすることで分割払いができます。一括払いに負担を感じる人は、分割払いも検討してみましょう。
この記事では車検が分割払いできる条件や注意点、車検の費用はいくらくらいが妥当なのかについて解説していきます。
目次
車検が分割払いできる条件は、ローンとクレジットカード
車検の支払い方法には、主に「現金」「ローン」「クレジットカード」があります。このうち分割払いができる条件は、ローンとクレジットカードです。
ローン(自社ローン、車検ローン、マイカーローン)
車検を分割払いするときは、ローンでの支払が一般的です。車検のローンには「自社ローン」「車検ローン」「マイカーローン」が存在します。
自社ローンとは中古車販売店などが、自社で提供しているローンサービスのことです。金利手数料がほとんどかからず審査も通りやすいですが、提供しているのは中古車販売店といった一部の業者だけになります。
車検ローンの場合は、信販会社などと提携しているため審査も早いです。そのため、手間もかからずローンを組むことができます。
また銀行などの金融機関が提供する、自動車関連資金に使用できるマイカーローンも、車検の分割払いに利用することが可能です。車を購入するときに利用するのが一般的ですが、実は車検費用のローンとしても利用できる場合があります。
クレジットカード
クレジットカードをお持ちでしたら、わざわざローンを組まなくても、クレジットカードの支払い方法を分割払いにすることができます。
ただしクレジットカードを利用する際は、車検業者やお店がクレジットカード決済に対応していなければいけません。
車検を分割払いする際の注意点
車検を分割払いする際の注意点として挙げられるのが、金利手数料です。またクレジットカード払いの際は、業者やお店によってクレジットカード支払いに対応していない場合があります。
金利手数料
車検に限ったことではありませんが、分割払いやローンには、基本的には金利手数料(分割手数料)が上乗せされます。
「自社ローン」「マイカーローン」「車検ローン」の場合、金利手数料や内容には以下の違いがあります。
金利手数料 | 審査や注意点 | |
---|---|---|
自社ローン | ほとんどかからない | 審査にかかる時間が早く、通りやすい。 しかし、全ての車検業者が自社ローンを提供しているわけではない。 |
マイカーローン | 2%〜5% | 審査基準は厳しい。 また金融機関によっては、車を購入するとき以外には利用不可となっているケースもある。 |
車検ローン | 14%〜15% | 審査にかかる時間が早く、通りやすい。 |
※金利手数料はあくまで目安です。
自社ローンの場合は、金利手数料がほとんどかからず、審査時間も短く通りやすいです。しかし、全ての車検業者が自社ローンを提供しているわけではないので、自社ローン対応の業者を探す必要があります。
マイカーローンの金融機関は銀行系が多く、2%〜5%ほどと金利が低いです。ただし審査基準は厳しく、金融機関によっては車検の分割払いには対応していないケースもあります。
車検ローンの場合は、クレジットカード会社と提携してローンの申し込みをするのが一般的です。クレジットカード会社の手数料は基本的に高いので、15%前後は金利が乗ると思った方が良いでしょう。
そのため、自分のクレジットカードで分割払いをする際も、マイカーローンよりも高い手数料がかかります。
クレジットカードの場合は支払いに対応していないこともある
クレジットカードで分割払いする際の注意点としては、お店がどのクレジットカード決済に対応しているか、またクレジットカード決済自体に対応していないかの2点です。
クレジットカード会社には、JCB・VISA・マスターカード・AMEXなどが主に存在します。これらのカード会社全てに対応している、一部のカード会社しか対応していない、そもそもクレジットカード決済自体に対応していない場合など、様々なケースがあります。
そのためクレジットカードでの分割払いを考えているなら、依頼する業者やお店がどのカード会社に対応しているか確認しておきましょう。
車検の費用はいくらくらいが妥当なのか?
こちらでは車検の費用相場から、車検の費用が高くなる原因について解説していきます。
車検の費用相場
車検の費用相場ですが、普通自動車と軽自動車では、以下の金額が一般的です。
- 普通自動車:6万円~13万円
- 軽自動車:4万円~8万円
車検の費用の主な内訳は、法定費用と車検基本料金(業者に依頼した際の料金)です。
車検の法定費用には「自動車重量税」があり、車両が大きくなればなるほど自動車重量税が高くなるため、普通自動車の場合は費用相場の差に開きがでます。
車検の費用が高くなる原因
軽自動車の場合は10万円、普通自動車の場合は20万円を超えたら、相場よりも高いと思ってください。
車検の費用が高くなる原因は、「劣化や故障による部品の交換」と「業者による過剰整備」が挙げられます。
長年乗っている車は、劣化や故障による部品の交換が発生しやすく、車検費用が高くなりがちです。車検の費用が高い場合は、車の買い替えも検討しましょう。
また業者による過剰整備の場合、予防整備と悪徳整備があります。問題は悪徳整備の方で、業者が利益を増やすために、必要のない部品の交換や修理を行うケースです。
悪徳整備に合わないためには、車検の経験がある知人から、おすすめの業者や整備工場を聞いておくと良いでしょう。
普通自動車、軽自動車の車検費用については、以下の記事も合わせて参考にしてください。
車検の分割払いは24回以内が妥当
車検の分割払いは、24回(2年)以内で組むのが妥当です。一般的な自家用車の場合、車検は2年に1回のペースで受けます。たとえば36回払いにすると、3年間の支払期間が発生します。
車検で毎回分割払いにした場合、36回だと年数を重ねるにつれて毎月の支払額が多くなります。
支払いの負担を減らすための分割払いが、36回払いにすると年数を重ねるごとに余計に負担が大きくなります。そのため車検の分割払いは、車検のペースに合わせた24回以内の支払いが妥当です。
車検の分割払いについてのまとめ
- 車検が分割払いできる条件は、ローンとクレジットカード
- 金利手数料は、自社ローンやマイカーローンの方が安く車検ローンの方が高い
- 車検を分割払いする際は、24回以内の支払いにおさめる
車検の一括払いに負担を感じる人は、ぜひ分割払いを検討してみてください。ただしローンを組む際は金利手数料をよく考えて、できるだけ負担の少ない支払い方法を模索しましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。