長距離ドライブで疲れないコツ|気を付けたいロングドライブ症候群とは
お盆や年末の帰省シーズン、また行楽シーズンは長時間運転をする機会が多いです。長時間運転をすると身体的にはもちろん、精神的にも疲労が溜まります。
長時間運転で疲れる原因はいくつかあり、疲労を溜めないためのコツも存在します。
この記事では、長距離運転の疲労の原因や疲れないコツ、そして気を付けたいロングドライブ症候群について解説していきます。
目次
長距離運転の目安は100km
長距離運転に明確な基準はありませんが、100km以上の距離を走るドライブを長距離ドライブと呼ぶのが一般的です。
たとえば東京日本橋エリアを起点とすれば、栃木県宇都宮市あたりになります。
長距離運転で疲れる原因とは
長距離運転で疲れる原因は、以下の3つがあります。
- 同じ姿勢が続く
- 目の疲れ
- 精神的な疲れ
同じ姿勢が続く
運転中はハンドルを握ったままで、基本的には常に同じ姿勢です。運転中に限らず、同じ姿勢が長時間続くと疲れやすくなります。
同じ姿勢が長時間続くと血流が悪くなり、首・肩・腰などに疲れが溜まりやすいです。
車の停止中など安全に配慮したうえで、運転席の座席を適度に動かして姿勢を変えたり、伸びをしたりしてこまめに姿勢を変えるようにしましょう。
目の疲れ
運転中は、車間距離や車線変更などで頻繁に周囲の状況を確認するため、目が疲れやすいです。また明るい日中から夜間になると、視界が暗くなるため余計に目の神経を使います。
目が疲れてくると、日光や対向車の強いヘッドライトなどの光が負担になるので、目を適切に休ませることが必要です。
精神的な疲れ
運転中は、事故に気を付けて周囲の安全に配慮するため、常に気を張っている状態です。気を張っている状態が長時間続けば、精神的な疲れにもなります。
運転中は信号や標識を見たり、周囲の車との連携に気を付けたりと判断の連続です。
長距離運転で疲れないコツ
長距離運転で疲れないコツは、以下の5つです。
- こまめに休憩をとる
- 事前準備をしっかりとする
- 姿勢に気を付ける
- 自分のペースで走行する
- 便利グッズを使う
詳細についてそれぞれ解説していくので、全部は守れなくても自分が実践しやすい方法からお試しください。
こまめに休憩をとる
長距離運転では、こまめに休憩をとることが大切です。休憩をとる際のポイントについてまとめたので、参考にしてください。
- 1時間~2時間に1回、15分ほど休憩する
- 水分補給をする
- 車の外に出て、ゆっくりと身体を動かす
- 車を換気して、車内の空気をリフレッシュする
水分補給の際は緑茶やコーヒーではなく、水や麦茶などがおすすめです。コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・コーラなどは、利尿作用を促すためあまりおすすめできません。
また水分補給をする際はがぶ飲みをせず、100ml〜200mlの量をゆっくりと飲むようにしてください。
事前準備をしっかりとする
運転中に余分なストレスがかからないよう、長距離運転の前は事前準備をしっかりとしておきましょう。
事前準備で気を付けたいポイントは、以下の通りです。
- 体調を整える
- 走行ルートを確認する
- 休憩ポイントを押さえておく
- 天気予報を確認する
- ガソリンを満タンにしておく
高速道路を走行する場合には、事前にルートや交通情報、サービスエリアやパーキングエリアの確認まで行っておくと安心です。
また長距離運転中は給油ポイントを探すのに手間取ることがあるので、ガソリンは満タンにしておきましょう。
姿勢に気を付ける
同じ姿勢を長時間続けると、思ったよりも身体に疲労が溜まります。少しでも疲労をやわらげるためには、正しい運転姿勢を心がけるのが大切です。
運転時の正しい姿勢として、以下の3つは覚えておいてください。
- 背中をシートバックにつけ深く座る
- ハンドルは時計で言う「9時15分〜10時10分」の位置になるイメージ
- シートの位置は、右足がペダルを踏んだ状態でも膝に余裕が持てるくらい
正しい運転姿勢をキープすることで、視線が一定に定まるため疲労が溜まりにくくなります。
自分のペースで走行する
交通状況に配慮して運転することも大切ですが、長距離運転の際は自分のペースで走行することも大切です。慣れないスピードで運転を続けると、知らず知らずのうちに疲労が溜まっていきます。
自分勝手な運転はもちろんNGですが、自分の安心できるペースで運転することで、安定した走行につながり運転の疲れも軽減できます。
便利グッズを使う
長距離運転の際は、便利グッズを使うのも効果的です。たとえばシートクッションを使うことで、疲労を軽減することができます。カー用品店やネット通販で、安いものなら3千円ほどから購入可能です。
また助手席や後部座席の同乗者の場合は、フットレストやネックピローなどがあると、ゆったりとくつろぐことができます。
長距離運転の際の便利グッズに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
長距離運転後に疲れる「ロングドライブ症候群」に注意を
長距離運転後に頭痛やめまい、吐き気が出たり食欲がなくなったりする場合、それは「ロングドライブ症候群」という症状かもしれません。
これは長距離運転に伴って起きる症状で、首や肩が異常に緊張することで引き起こります。ロングドライブ症候群にならないためには、こまめに休憩をとって水分補給を欠かさないことが大切です。
長距離運転中は、長時間の渋滞に巻き込まれることがあります。渋滞の車内では、エアコンや外からの熱の関係から、水分を失いやすいため、休憩ポイントを押さえて水分補給をしてください。
長距離ドライブで疲れないコツについてのまとめ
- 長時間運転で疲れる原因は、「同じ姿勢が続く」「目の疲れ」「精神的な疲れ」
- 長距離運転で疲れないためには事前準備をし、運転中は姿勢に気を付けて、こまめに休憩をとる
- 長距離運転後に頭痛やめまい、吐き気が出る場合は「ロングドライブ症候群」かもしれない
お盆や年末の帰省シーズン、また行楽シーズンは長時間運転をする機会が多いです。長時間運転で疲労が溜まると、ロングドライブ症候群になる可能性があります。運転中はこまめに休憩をとり、水分補給を行うように心掛けてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。