車内でのスマホの熱対策|スマホ冷却シートなどのグッズを使用する

トラブル

現在では、スマホをカーナビの代わりに使用する人も珍しくありません。スマホをカーナビとして使用する場合、高温多湿の夏場は取り扱いに注意が必要です。

夏の車内ではスマホが熱くなりやすく、本体が熱くなったまま長時間使用すると「スマホ熱中症」になる恐れがあります。

スマホが熱くなりすぎると、最悪の場合はデバイスの故障に繋がるので気を付けてください。

今回の記事では、車内でスマホが熱くなる原因や車内のスマホ熱対策、NG行為について解説していきます。

車内でスマホが熱くなる原因

車内でスマホが熱くなる原因

車内でスマホが熱くなる原因として、車内の温度上昇や直射日光にスマホが当たること、充電しながらスマホを使用することが挙げられます。

車内の温度上昇

たとえば夏の車内となると、短時間で気温が上昇します。真夏の炎天下で車を1時間ほど放置すると、車内は50℃ほど、ダッシュボードは70〜80℃ほどの温度に達します。

夏の車内や車のダッシュボードなど、スマホが高温になりやすい環境下では、数十分でスマホが高温になる恐れがあります。

スマホなどの精密機械は、高温多湿に弱いです。そのため、スマホを初めタブレットやパソコン、モバイルバッテリーなどの精密機械を車内に持ち込むときは、熱対策に気を配る必要があります。

夏の車内・ダッシュボードの温度上昇については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

スマホに直射日光が当たる

スマホをカーナビ代わりとして使用する際に、スマホをダッシュボードなどにホルダーで固定する人がいます。

そのとき、直射日光がフロントウインドー越しにスマホにあたるような環境だと、スマホが熱くなりやすいです。

このような環境では、スマホの温度が35℃を超えることも想定されます。ちなみにiPhoneの場合は、使用の温度範囲が0℃〜35℃です。

充電しながらスマホを使用する

車内で充電しながらスマホを使用すると、スマホ本体が熱くなる恐れがあります。

カーナビや音楽プレイヤーの代わりに、車内でスマホを充電しながら使用する人も多いと思います。

充電しながらスマホを使用すると、充電と放電が同時に行われるため、よりバッテリーへ負荷がかかり、デバイス本体が熱くなりやすいです。

車内でスマホが熱くなると「スマホ熱中症」になる

スマホ熱中症とは、高温多湿の環境でスマホを使い続けたり、放置したりしたときに起こる症状です。

具体的には、スマホの内部に熱がこもって、劣化や不具合が生じます。具体的な症状は、次の通りです。

  • 温度の制御ができなくなる、熱暴走
  • バッテリーの劣化
  • スマホの発火・爆発
  • スマホ内部の故障

高温多湿の車内で、スマホを長時間使用するとスマホ熱中症になりますが、充電しながらスマホを使用しても同様の症状になります。

車内のスマホ熱対策

車内のスマホ熱対策としては、スマホ冷却シートなどのグッズを使用するのがおすすめです。

また、充電しながらの使用を避けることや、スマホの操作方法に気を付けるだけで、熱対策になります。

スマホ冷却シートなどのグッズを使用する

夏の車内でスマホを使用する場合、スマホ冷却シートや車載スマホクーラー、スマホサンシェードなどのグッズを使うと、デバイス本体の熱が上がるのを防ぐことができます。

スマホ冷却シートデバイス本体に直接貼りつけて使用する、スマホ用の冷却シートです。
シートを貼るだけなので、動画視聴やゲームをしているときなど、スマホ使用中でも温度を下げることができます。
車載スマホクーラークーラーの付いた、車用のスマホスタンドです。取り付け箇所の背面がクーラーになっていて、効率よく熱を下げることができます。クーラーを使用しないときは、スマホスタンドとして活用できます。
スマホサンシェード日除けのカバーが付いた、スマホスタンドです。スマホに日光が当たるのを防いでくれます。

カーナビ代わりにスマホを長時間使用する場合は、これらのグッズを使うのがおすすめです。

充電しながらの使用は避ける

現在ではスマホをカーナビの代わりに使用したり、オーディオの代わりに音楽を流したりすることもあります。

日差しの強い夏では充電しながらスマホを使用すると、スマホ熱中症になるリスクが高いので注意が必要です。助手席や後部座席でゲームをする際も、充電をしながらの使用はやめましょう。

充電をするならスマホは極力使わず、充電時間も短い方が良いです。長時間充電をすると、スマホが熱くなります。気温が上がりやすい車内では、長時間充電を避けてください。

スマホの操作方法に気を付ける

車内でスマホを使う際は、発熱を防ぐために操作方法に注意が必要です。

定期的に起動させる必要がないアプリは停止させたり、不要なアプリは削除したりしてください。また、画面の明るさを抑えることでCPUの負担を軽減できます。

Bluetoothなどの機能も必要時以外はオフにすると、熱の蓄積を抑えられます。

スマホが危険!夏の車内でのNG行為

夏の車内では、ダッシュボードの上にスマホを置いたり、熱くなったスマホをエアコンの吹き出し口に置くことはNG行為です。

ダッシュボードの上にスマホを置く

車内は換気をしたり、冷房をかけたりすれば気温が下がります。しかし、ダッシュボードは運転中も日差しが当たるため、なかなか温度が下がりません。そのため、ダッシュボードにスマホを置いたり放置したりすると、スマホ熱中症になりやすいです。

運転席や助手席では、ついついスマホをダッシュボードの上に置きがちですが、絶対にやめてください。最悪の場合は故障して、スマホが起動しなくなります。

熱くなったスマホをエアコンの吹き出し口に置く

「スマホが熱くなったら、エアコンの吹き出し口にスマホを置いて冷やせば良いのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、この行為はNGです。

熱を持ったスマホをエアコンの吹き出し口に置くと、急激に冷却されます。この行為は、スマホの内部に結露が生じる可能性があり危険です。

水分は精密機械の大敵のため、結露が生じるとスマホが故障する原因になります。夏場は湿気が多く結露が生じやすいため、熱くなったスマホをエアコンの吹き出し口に置くのは危険です。

車内のスマホ熱対策についてのまとめ

  • 夏の車内でスマホを長時間使用すると、本体が熱くなりやすく取り扱いには注意が必要
  • 車内でのスマホの熱対策としては長時間使用を避け、冷却シートや日除けグッズを使う
  • ダッシュボードの上にスマホを置いたり、エアコンで冷やしたりするのは危険

夏はアウトドアシーズンであり、海や山などに出掛ける人も多いです。長時間ドライブの際はスマホの取り扱いに気を付けて、スマホ熱中症になるのを防いでください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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