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軽自動車が装着できる白ナンバーの種類|交付料金、いつまで装着できるかを解説

雑学

軽自動車のナンバープレートの色は基本的に黄色ですが、場合によっては白色のナンバーを取得できるのをご存知でしょうか?

軽自動車でも実は白ナンバーの取得が可能なケースがあり、装着する場合は「ご当地ナンバー」や「限定ナンバー」などです。

この記事では、軽自動車が装着できる白ナンバーについて解説していきます。

軽自動車のナンバープレートが黄色なのはなぜ?

軽自動車のナンバープレートの色は、基本的には黄色です。1975年以前はどの車両も白ナンバーでしたが、1975年1月から軽自動車は黄色ナンバーとなりました。

軽自動車が黄色ナンバーとなった理由は、高速道路などの有料道路で、係員が普通自動車と軽自動車を見分けやすくするためです。

基本的に、高速道路の料金は軽自動車の方が安くなっています。現在ではETCの普及で、高速道路や一般有料道路での自動精算が可能になりました。

しかし、ETC導入前は各料金所で係員が料金を徴収していたため、軽自動車と普通自動車を見分けやすくする必要があったのです。

軽自動車が付けられる白ナンバーの種類

基本的には黄色ナンバーですが、軽自動車に白ナンバーを付けることは可能です。

2023年現在、軽自動車が付けている白ナンバーの種類としては、以下のものが挙げられます。

  • 全国版図柄入りナンバープレート
  • 地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)
  • 特別仕様ナンバープレート(限定ナンバー)

全国版図柄入りナンバープレート

全国版図柄入りナンバープレートは、どの地域に住んでいても申し込める特別仕様ナンバープレートです。

デザインはモノトーンとフルカラーの図柄の2種類で、モノトーンの図柄は交付料金を払えば誰でも手に入れられます。

さらにナンバープレートを変更する際の交付料金に加えて、寄付金を1,000円以上納めると、全国共通フルカラー版の図柄入りナンバープレートが選択できます。

これは「安全・安心で楽しいお出かけを通じて日本を元気にする取組み」を支援する目的で、令和4年の3月から事前申込が始まりました。

全国版図柄入りナンバープレート

交付期間:令和4年(2022年)4月18日(月)〜令和9年(2027年)4月30日(金)
出典:国土交通省|全国版図柄入りナンバープレート

地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)

「地方版図柄入りナンバープレート」は、「ご当地ナンバー」と呼ばれるナンバープレートです。こちらは全国版図柄入りナンバープレートと違い、導入地域が限られているため、誰でも申し込める訳ではありません。

地方版図柄入りナンバープレートは、各地域の風景や観光資源を図柄にし「走る広告塔」として、地域の魅力を全国に発信することを目的に誕生しました。

ご当地ナンバーの歴史は浅いですが、2年〜3年ごとに導入地域や新しい図柄が追加されています。

ご当地ナンバーの概要

第1弾:全国41地域のご当地ナンバーが、平成30年(2018年)10月1日から交付を開始
第2弾:全国17地域のご当地ナンバーが、令和2年(2020年)5月11日から交付を開始
第3弾:全国10地域のご当地ナンバーが、令和5年(2023年)10月23日から交付を開始

第1弾ご当地ナンバー:第1弾|地方版図柄入りナンバープレートデザイン
第2弾ご当地ナンバー:第2弾|新たな地域名表示の地方版図柄入りナンバープレートデザイン
第3弾ご当地ナンバー:第3弾|新たな地方版図柄入りナンバープレートデザイン
出典:国土交通省|地方版図柄入りナンバープレート

現在 交付されているご当地ナンバーを含め、気になるナンバーは国土交通省のホームページで確認できます。自身がお住まいのご当地ナンバーを、ぜひチェックしてみてください。

特別仕様ナンバープレート(限定ナンバー)

過去には、以下の世界規模の大会が日本で開催された際に、記念の限定ナンバーが交付されました。

  • 2021年東京オリンピック・パラリンピック
  • 2019年ラグビーワールドカップ

期間限定のため、現在ではこれらの限定ナンバーを取得することはできません。

ただし現在では「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開催を記念した、特別仕様ナンバープレートが、期間限定で交付の受付をしています。

大阪・関西万博の限定ナンバープレート

交付期間:令和4年(2022年)10月24日(月)〜令和7年(2025年)12月26日(金)
デザイン:全国統一デザインで、全ての地域で交付可能

気になる人は、国土交通省のホームページからご確認ください。

出典:国土交通省|大阪・関西万博の特別仕様ナンバープレート(期間限定)

軽自動車の白ナンバー取得にかかる交付料金や必要書類

軽自動車の白ナンバー取得にかかる交付料金は、ナンバープレートの種類やお住まいの地域によって異なります。

以下が料金の目安や必要書類になるので、ぜひ参考にしてください。

交付料金

全国版図柄入りナンバープレート:約8,000円~10,000円前後
地方版図柄入りナンバープレート:約7,000円~9,000円前後
特別仕様ナンバー:約8,000円~10,000円前後

※交付料金は、地域により異なります。

必要書類

・交換申請書
・印鑑
・車検証

申し込みはWEBから、もしくはお住まいの地域の予約センター窓口からできます。また行政書士やディーラーに、申請を代行してもらうことも可能です。しかし、その場合は手数料が別途かかるので注意してください。

どのナンバープレートも、WEBから申し込む際は「図柄ナンバー申込サービス」のページから申請できます。

参考:図柄ナンバー申込サービス

軽自動車が白ナンバーを取得できないケース

ほとんどの軽自動車は、今回 紹介した白ナンバーを取得できます。しかし、なかには白ナンバーを取得できない軽自動車も存在するので覚えておきましょう。

白ナンバーを取得できない車は、以下の通りです。

  • 字光式ナンバープレート
  • 事業用軽自動車

軽自動車を白ナンバーにするメリットとデメリット

メリット

軽自動車が白ナンバーを取得するメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • 一目で軽自動車だと悟られにくい
  • 限定ナンバーの場合は稀少価値がある

ごくたまにですが、黄色ナンバーを見て軽自動車を煽るドライバーが存在します。近年では「煽り運転」が社会問題になっているので、被害防止の意味で白ナンバーを取得するのはおすすめです。

限定ナンバーの場合は、地域限定だったり期間限定だったりするので、取得すると稀少価値としてのプレミア感があります。また、イベントや地元の盛り上げにも一役買うでしょう。

デメリット

軽自動車が白ナンバーを取得するデメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • 耐久性が弱い
  • 有人の料金所で軽自動車と判別されにくい

通常の白ナンバーは、塗料が剥がれにくい塗装になっています。しかし限定ナンバーは、樹脂のコーティングで作られているため、耐久性には優れていません。そのため、飛び石や洗車、または経年劣化で塗装が剥がれる可能性があります。

そして現在ではETCが全国的に浸透していますが、たまに有料道路にて有人の料金所が存在します。その場合は普通自動車と軽自動車の判別が難しく、普通自動車の通行料金を徴収されるかもしれません。

軽自動車の白ナンバーについて、その他の質問

こちらでは、軽自動車が白ナンバーを取得したときの、その他の質問について答えていきます。

Q
軽自動車が白ナンバーを取得した場合、いつまで装着できますか?
A

いつまでも使用できます。使用期限はないので、一度取得すればナンバー変更の必要がない限り使い続けることが可能です。

Q
白ナンバーに変更することで、自動車税や高速道路の料金は変わりますか?
A

白ナンバーになっても、自動車税や高速道路の料金は軽自動車のままです。ただし高速道路で有人受付の場合は、普通車と間違われる可能性があるので注意してください。

軽自動車の白ナンバー取得についてのまとめ

  • 軽自動車のナンバープレートは、基本的には黄色
  • 軽自動車が取得できるナンバープレートは、全国版図柄入りナンバー、ご当地ナンバー、限定ナンバー
  • 白ナンバーになっても、自動車税や高速道路の料金は軽自動車のまま

軽自動車で白ナンバーを取得する場合は、交付料金を納めてご当地ナンバーや限定ナンバーを取得しましょう。

必要料金や申請方法など、ナンバープレートの取得に不明点があれば、予約センターに相談してみてください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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