黒い車を洗車でピカピカにする方法|頻度、艶出し方法を解説

黒い車は高級感を演出できますが、汚れが目立ちやすいのが難点です。
ピカピカに輝いている黒いボディの重厚感は、他の色には出せない深みですが、汚れが目立つと台無しになります。そのため、黒い車は汚れが目立つ前に、こまめに洗車するのがおすすめです。
この記事では、黒い車を洗車する頻度をはじめ、汚れの正体や洗車をする際の注意点について解説していきます。
目次
黒い車の特徴
黒い車の特徴として、上質や高級感を出しやすい一方、傷や汚れが目立ちやすいのが難点です。こちらでは黒い車の特徴について、詳しく解説していきます。
上質や高級感を出しやすい
黒い車は、その深みのある色合いが高級感を演出しやすいのが特徴的です。特に光沢のあるブラックは、ボディの造形を際立たせ、洗練された印象を与えます。
また、黒はフォーマルな場面にも適しており、要人の車や高級車に多く採用されています。適切なコーティングを施すことで、美しい輝きを長く保つことが可能です。
傷や汚れが目立ちやすい
黒い車は、その美しい光沢が魅力ですが、傷や汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
特に、洗車時の摩擦による細かい傷や雨染み、ホコリが白っぽく浮き上がることで、ボディの美しさが損なわれがちです。
これを防ぐためには、定期的な洗車と適切なコーティングが重要です。高圧洗浄で砂や鉄粉をしっかり落とし、柔らかいスポンジやマイクロファイバークロスを使用することで、傷の発生を抑えることができます。
黒い車にできる「白い汚れ」の正体
黒い車は白い汚れが目立ちやすく、その汚れの正体は「イオンデポジット」や「ウォータースポット」です。
イオンデポジットとは水垢の一種で、白いリング状の汚れをしています。イオンデポジットを放置すると、ウォータースポットという白くて細かい斑点状の汚れができます。
ウォータースポットは白くて細かい斑点状の汚れのほか、塗装面がダメージを受けて痛んだ状態です。通常のクリーニング剤や洗車では落ちにくいので、白くて細かい斑点状の汚れを見つけたらすぐに洗車をする必要があります。
イオンデポジットもウォータースポットも水垢の一種のため、車が雨で濡れると汚れができやすくなります。
イオンデポジットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
黒い車を洗車でピカピカにする方法

黒い車を洗車でピカピカにするには、他の車と同様にカーシャンプーを使用しましょう。
手洗いであればカーシャンプーを使用し、洗車機であれば「シャンプー洗車コース」を利用してください。
手洗い洗車をする際は、まず以下の物を用意します。
・カーシャンプー
・やわらかめのスポンジ
・やわらかいタオル、もしくはマイクロファイバークロス
道具が用意できたら、以下の手順で手洗い洗車をします。
泡や水気をしっかり拭き取らないと、再びイオンデポジットができるので、しっかりと乾拭きしてください。
自分で手洗い洗車をするのが面倒な場合は、ガソリンスタンドの手洗い洗車にお願いするか、洗車機を利用するのがおすすめです。
手洗い洗車の方法や、ガソリンスタンドの洗車については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
黒い車を洗車する頻度
黒い車を洗車する頻度は、2週間〜1ヶ月がおすすめです。ただし、雨などで車が濡れた場合は、汚れが目立つ前にすぐに洗車をしてください。
黒い車の洗車頻度は2週間に1回
黒い車を洗車する頻度は、2週間ほどがおすすめです。洗車をしすぎると、今度は洗車キズのリスクが出てきます。2週間ほどの頻度であれば、傷の防止と汚れの除去と、両方のバランスが取りやすいです。
仮にボディコーティングを施工しているのであれば、洗車の間隔をもう少し空けても問題はありません。
逆にボディコーティングを施工していなく、屋根のない駐車場で車を保管している場合は、週に1回の洗車がおすすめです。
雨に濡れたら早めに洗車する
車が雨に濡れた場合は、早めに洗車をするのがおすすめです。次の項目でも解説しますが、車にできる「白い汚れ」の正体は、雨などの〝水〟に濡れることで発生します。
そのため、車が雨に濡れやすい梅雨の時期などは、白い汚れができたら早めに洗車をするのがおすすめです。
黒い車を洗車する際の注意点
黒い車を洗車する際の注意点は、以下の3つです。
- 洗車キズに気を付ける
- 天気に気を付ける
- 井戸水の使用はNG
洗車キズに気を付ける
黒い車の場合、洗車キズができないように気を付けてください。洗車キズができると、黒い車の場合は特に目立ちやすいです。
洗車機を使用する場合は、ノンブラシタイプを選びましょう。また、車にボディコーティングを施工してあると、被膜に傷が付いてコーティングの効果が落ちます。
手洗い洗車の場合はブラシを使わず、やわらかいスポンジとカーシャンプーで汚れを落とすのがおすすめです。
天気に気を付ける
黒い車に限りませんが、洗車をする際は天気や時間帯に気を付けてください。ベストな天気は〝くもり〟で、ベストな時間帯は〝朝方〟か〝夕方〟です。
意外に思われるかもしれませんが、晴れの日の洗車はおすすめできません。晴れた日に洗車をすると、強すぎる日光の影響を受けることによって、洗っているそばから車体が乾いていき、ムラのある洗い上がりになることがあります。
そのため洗車をする際は、炎天下を避けて直射日光に当たらない場所や時間帯を選ぶのがベストです。スケジュールの都合で、晴れの日に洗車をする場合は、日陰で行うことと、必ず乾拭きをすることを忘れないでください。
洗車に最適な天候や時間帯については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
井戸水の使用はNG
洗車をする場合、井戸水を使うのはNGです。井戸水には、カルシウムが豊富に含まれているため、塗装面に白い斑点上の水シミを付着させてしまいます。
洗車後に乾拭きをして水分を取り除いても、カルシウムなどの残留物が、塗装面にこびり付きやすいです。
また井戸水での洗車は、車の塗装面以外にもフロントガラスにも水垢が発生してしまいます。
黒い車の艶出し、綺麗に保つ方法
黒い車に艶を出したり、綺麗に保ったりするには、保管方法に気を付けてガラスコーティングやワックスを施工することです。また、定期的な洗車も大切です。
屋根のある場所に駐車したり、ボディカバーをかけたりする
黒い車の汚れの正体は、イオンデポジットやウォータースポットです。イオンデポジットやウォータースポットの発生は、雨水で車が濡れて放置して日光が当たるのが原因です。
そのため、雨や日光に当たらない屋根のある場所に、車を保管しましょう。屋根のある場所に駐車できないときは、ボディカバーを車にかけてください。特に日光が強い夏場だけでも、ボディカバーの使用はおすすめです。
ガラスコーティングを施工する
黒い車をキレイに保つのであれば、ボディコーティングを施工しましょう。ボディコーティングには様々な種類がありますが、おすすめなのがガラスコーティングです。
黒い車にガラスコーティングを施工すると艶出し効果があり、高級感や重厚感が増すのでおすすめです。
ガラスコーティングは、100%無機質なガラス成分でコーティングされています。他のコーティングよりも持続性や光沢性が高く、汚れにくいので洗車も楽です。
費用は車の状態や大きさによっては、10万円を超えることも珍しくありません。しかし、コーティングの寿命は2年〜4年と長めなのでコスパは良いです。
ボディコーティングについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
ワックスを使用する
ガラスコーティングの施工以外だと、ワックスの使用も効果的です。ワックスには固形や半練り、液体タイプがあり、それぞれに特徴があります。
固形ワックスは耐久性が高く、深い艶を出しやすいですが、施工に手間がかかります。半練りタイプは塗りやすく、適度な艶を得られます。
液体ワックスは手軽に使えますが、持続性はやや劣ります。黒い車は傷や汚れが目立ちやすいため、ワックスを均一に塗り、柔らかいクロスで丁寧に拭き取ることが重要です。
適切なワックスを選び、定期的に施工することで、美しい光沢を長く維持できます。
定期的に洗車する
黒い車の艶を保つためには、定期的な洗車が欠かせません。黒は汚れや傷が目立ちやすいため、洗車をサボると艶が出せなくなります。
「黒い車を洗車する頻度」の項目でも解説しましたが、最低でも2週間に1回のペースで洗車しましょう。適切な頻度と方法で洗車を行うことで、黒い車の魅力を最大限に引き出せます。
黒い車を洗車する頻度についてのまとめ
- 黒い車を洗車する頻度は1~2週間に1回ほど
- 車が雨に濡れたら、できるだけ早めに洗車する
- 洗車はカーシャンプーでOK、最後に必ず乾拭きをする
黒い車は他の色では出せない、高級感や重厚感があります。洗車の頻度は2週間〜1ヶ月がおすすめですが、雨で濡れた場合は汚れが目立つ前に早めに洗車をしましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。