洗車で下回りを綺麗にするやり方|ガソリンスタンドの料金、自分での洗浄をおすすめしない理由
車の下回りは目につきにくいので、汚れが分かりにくい箇所です。しかし、車を運転していると、確実に下回りに汚れが蓄積しています。車の下回りの汚れを放置すると、錆が発生してパーツの劣化や故障に繋がります。
この記事では車の下回りの汚れの原因や、汚れを放置した場合のリスク、洗車方法について解説していきます。
目次
車の下回りの汚れの原因や、汚れを放置した場合のリスク
こちらでは、車の下回りに付着する汚れの種類や、汚れを落とさずに放置した場合のリスクについて解説していきます。
車の下回りの汚れの原因は雨水や潮風、融雪剤など
車の下回りに付着する汚れは、主に以下の3つです。
- 雨水や泥
- 海水や潮風
- 融雪剤
雨や雪の影響により道路を運転しているだけで、水や泥の汚れが車の下回りに付着しやすくなります。
また海沿いを走行したり、海辺に近い場所で運転していたときは海水や潮風などの塩分が、車のボディに付きやすいです。車の下回りにも塩分が付着してしまい、知らず知らずのうちに下回りの部品が錆びてしまうリスク(塩害)があります。
融雪剤とは降雪地帯で使用されることが多く、車や道路の凍結を防ぐためのものです。融雪剤には塩分が含まれているものがあり(塩化カルシウムや塩化ナトリウムなど)、車の下回りに付着することで汚れや錆に繋がります。
車の下回りの汚れを放置すると、錆でパーツが劣化する
車の下回りの汚れを放置すると、金属部分が錆びやすくなります。錆を放置していると、金属部分が侵食されていき、マフラーに穴が開いたり、部品が欠落したりするリスクがあり危険です。
車が故障して動かなくなり、高額な修理・交換費用が必要になります。最悪の場合は突然車が動かなくなり、事故につながる危険性があります。
特に海水や潮風、融雪剤などの塩分が付着すると、金属部分が錆びやすくなります。海沿いや雪道を走行した後は、早めに下回りを綺麗にするのがおすすめです。洗車の頻度としては季節の変わり目、年に4回ほどは下回りの汚れを綺麗にするようにしてください。
塩害、融雪剤の「錆」によるリスクは、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
車の下回りの洗浄は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめ
車の下回りの洗浄は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめです。こちらでは、ガソリンスタンドがおすすめな理由、依頼した場合の料金について解説していきます。
ガソリンスタンドがおすすめな理由
車の下回りの洗浄は自分で行うよりも、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめです。理由として自分で洗浄する場合、以下の2つの手間がかかることが挙げられるからです。
- ジャッキアップが必要
- 電気系統やゴム部分の洗浄に気を遣う
車の下回りを綺麗にするには、ジャッキアップをして車体を浮かせることで、汚れを落としやすくなります。作業に慣れていない人がジャッキアップをすると危険なので、やめておいた方が無難です。
また車の下回りには、ABSセンサーなどの電気部品、ゴムブーツで保護している部分があります。この部分に高圧の水がかかると故障の原因になるので、プロに依頼するのがベターです。
ガソリンスタンドや洗車機で、下回り洗浄をした場合の料金
ガソリンスタンドに洗車を依頼した場合の料金ですが、手洗い洗車と洗車機の2パターンがあります。
手洗い洗車と洗車機の料金相場、内容については以下の表を参考にしてください。
手洗い洗車 | 洗車機 | |
---|---|---|
料金相場 | 2,000円〜4,000円 ※車種やサイズにより変動 | 数100円 |
洗車の内容 | 下回りのほか、車全体を丁寧に綺麗に掃除してくれる | 下部洗浄メニューを選択して、車の下回りを綺麗にできる |
海沿いや雪道を走行した後に、車の下回りだけを綺麗にしたい場合は、洗車機で下部洗浄メニューを利用するのがおすすめです。
車の下回りを自分で洗浄するのはおすすめしない
下回りを洗浄する場合、自分で行うのはおすすめできません。綺麗に洗浄するなら、ジャッキアップで車を持ち上げるやり方が思い浮かびますが、一般的なジャッキですと上がっても30cmほどなので現実的ではないです。
また、その空間での水洗い等は危険が大きいので、自分で洗浄するのはおすすめしません。ガソリンスタンドで、プロのスタッフにお願いしましょう。
車の下回りの錆を防止するには、アンダーコートがおすすめ
車の下回りを掃除するのが面倒な場合は、アンダーコートの施工がおすすめです。
アンダーコートとは、車の下回りのコーティングのことで、防錆効果があります。車の下回りに水分や塩分の進入を防いで、錆によるパーツの腐食を防いでくれるのが特徴です。
洗車の必要はありますが、コーティングにより汚れが落としやすくなります。費用は1回の施工につき、1万円〜2万円ほどが相場です。
アンダーコートの効果やメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
車の下回りの洗浄についてのまとめ
- 車の下回りに付着する汚れは泥や潮風、融雪剤などがある
- 汚れを放置すると下回りが錆びやすくなり、パーツの劣化や車の故障に繋がる
- 車の下回りの洗浄は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめ
車の下回りの汚れは年に4回、季節の変わり目くらいに落としてください。下回りの錆を防ぎたい場合は、アンダーコートの施工がおすすめです。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。