車の下回り洗車|自分で洗浄する方法、ガソリンスタンドの料金を解説

メンテナンス

車の下回り洗車は、見落とされがちですが、愛車を長持ちさせるために非常に重要なメンテナンスのひとつです。

雨水や泥、融雪剤、海水などによって下部に汚れや塩分が蓄積すると、錆や故障の原因となるため、定期的な洗浄が必要です。

今回の記事では、車の下回り洗車のやり方や注意点、自宅で行う方法からガソリンスタンドでの洗車サービスの活用法まで、わかりやすく解説します。

安全に行うためのポイントも含めて、正しい知識を身につけましょう。

車の下回り洗車をする方法・やり方

車の下回り洗車をする方法としては、自宅やコイン洗車場で自分で洗うか、ガソリンスタンドの洗車機を利用したり、ガソリンスタンドやディーラー等の洗車サービスを利用したりするパターンがあります。

車の下回り洗車をする方法・やり方

・自宅やコイン洗車場で自分で洗う
・ガソリンスタンドの洗車機を利用する
・ガソリンスタンドやディーラー等の洗車サービスを利用する

車の下回り洗車を自分で行う場合のやり方と注意点

車の下回り洗車を自分で行う場合のやり方と注意点

車の下回り洗車を自分で行う場合、高圧洗浄機があればできます。下回り洗車の場合は、強めの水圧で汚れを落とすだけなので、作業そのものは比較的簡単です。

場所も自宅や、コイン洗車場でかまいません。水圧だけで汚れが落ちない場合は、柄の長いデッキブラシを使って、優しく汚れをこする程度にしてください。

力を入れてゴシゴシとこすると、電気系統部分に損傷が出る恐れがあるため気を付けましょう。

注意点としては、ジャッキアップを使ってしっかりと汚れを落とそうとしないことです。ジャッキアップは危険が伴うため、最悪の場合は命を落とす恐れがあります。そのため、作業に慣れていない人は安易に行うべきではありません。

自分で下回り洗車をする場合は、高圧洗浄機で気になる汚れを簡単に落とす程度にしましょう。

しっかりと下回り洗車をするなら、ガソリンスタンドがおすすめ

しっかりと下回り洗車をするなら、ガソリンスタンドがおすすめ

しっかりと下回りの洗車を行う場合は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめです。

こちらでは、ガソリンスタンドがおすすめな理由、依頼した場合の料金について解説していきます。

ガソリンスタンドがおすすめな理由

しっかりと下回りの洗浄を行う場合は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめです。理由として自分で洗浄する場合、次の2つの手間がかかることが挙げられるからです。

  • ジャッキアップが必要
  • 電気系統やゴム部分の洗浄に気を遣う

車の下回りを綺麗にするには、ジャッキアップをして車体を浮かせることで、汚れを落としやすくなります。作業に慣れていない人がジャッキアップをすると危険なので、やめておいた方が無難です。

また車の下回りには、ABSセンサーなどの電気部品、ゴムブーツで保護している部分があります。この部分に高圧の水がかかると故障の原因になるので、プロに依頼するのがベターです。

ガソリンスタンドや洗車機で、下回り洗車をした場合の料金

ガソリンスタンドや洗車機で、下回り洗車をした場合の料金

ガソリンスタンドに洗車を依頼した場合の料金ですが、手洗い洗車と洗車機の2パターンがあります。

手洗い洗車と洗車機の料金相場、内容については次の表を参考にしてください。

手洗い洗車洗車機
料金相場2,000円〜4,000円※車種やサイズにより変動1,000円前後
洗車の内容下回りのほか、車全体を丁寧に綺麗に掃除してくれる下部洗浄メニューを選択して、車の下回りを綺麗にできる

たとえば、ガソリンスタンドで洗車機を利用する場合、通常の洗車メニューから1,000円ほどのオプション料金で、下回り洗浄を追加することができます。

車の下回りが汚れる原因

車の下回りに付着する汚れは雨水や泥、海水や潮風、融雪剤が挙げられます。

車の下回り汚れの原因

・雨水や泥
・海水や潮風
・融雪剤

雨や雪の影響により道路を運転しているだけで、水や泥の汚れが車の下回りに付着しやすくなります。

また海沿いを走行したり、海辺に近付いたときは海水や潮風などの塩分が、車のボディに付きやすいです。車の下回りにも塩分が付着してしまい、知らず知らずのうちに電気系統が錆びてしまうリスク(塩害)があります。

融雪剤とは降雪地帯で使用されることが多く、車や道路の凍結を防ぐためのものです。融雪剤には塩分が含まれているものがあり(塩化カルシウムや塩化ナトリウムなど)、車の下回りに付着することで汚れや錆に繋がります。

車の下回り洗車の頻度は?

車の下回り洗車の頻度

車の下回り洗車の頻度は、1ヶ月に1〜2回程度で、ボディや窓ガラスの洗車と同時に行うのがおすすめです。

ただし泥道を走行したり、海沿いや雪道を走行したりした後は、できるだけ早めに洗車しましょう。

車のボディはもちろん、下回りにも汚れが付着している可能性があるため、迅速に洗車するのが適切です。

車の下回りの汚れを放置した場合のリスク

車の下回りの汚れを放置すると、金属部分が錆びやすくなります。錆を放置していると、金属部分が侵食されていき、マフラーに穴が開いたり、部品が欠落したりするリスクがあり危険です。

車が故障して動かなくなり、高額な修理・交換費用が必要になります。最悪の場合は突然車が動かなくなり、事故につながる危険性があります。

特に海水や潮風、融雪剤などの塩分が付着すると、金属部分が錆びやすくなります。海沿いや雪道を走行した後は、早めに下回りを綺麗にするのがおすすめです。洗車の頻度としては季節の変わり目、年に4回ほどは下回りの汚れを綺麗にするようにしてください。

塩害、融雪剤の「錆」によるリスクは、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車の下回りの錆を防止するには、アンダーコートがおすすめ

車の下回りを掃除するのが面倒な場合は、アンダーコートの施工がおすすめです。

アンダーコートとは、車の下回りのコーティングのことで、防錆効果があります。車の下回りに水分や塩分の進入を防いで、錆によるパーツの腐食を防いでくれるのが特徴です。

洗車の必要はありますが、コーティングにより汚れが落としやすくなります。費用は1回の施工につき、1万円〜2万円ほどが相場です。

アンダーコートの効果やメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車の下回り洗車についてのまとめ

  • 自分で下回り洗車を自分で行う場合は、高圧洗浄機を使いジャッキアップなしない
  • しっかりと下回り洗車をする場合は、ガソリンスタンドにお願いするのがおすすめ
  • 汚れを放置すると下回りが錆びやすくなり、パーツの劣化や車の故障に繋がる

車の下回り洗車は、錆や故障を防ぎ、愛車の寿命を延ばすために欠かせないケアです。雨水や融雪剤などによる汚れは放置せず、定期的に洗浄を行ってください。

自宅でのやり方や注意点を踏まえつつ、必要に応じてガソリンスタンドの洗車サービスも活用し、安全かつ効果的に下部のメンテナンスを行いましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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