車内の除菌・ウイルス対策について|車用おすすめ除菌グッズも紹介

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2020年初頭ごろから新型コロナウイルスが世界を騒がせて、アルコール消毒液をはじめとする除菌グッズで徹底的に除菌をすることが増えましたよね。

車には、家族はもちろん、恋人・友人・知人をはじめ、不特定多数の人を乗せる場合があります。

今回の記事では、コロナウイルスだけではなく、様々な菌の予防の一環として除菌するべき場所や、注意点について解説していきます。

接触感染を防ぐための「車内除菌」

コロナウイルス騒動で「三密」という言葉が話題になりました。

これは、密閉密集密接のことで、狭い空間に人が集まり近くで接触することを言い、車内はまさにこの三密状態であることが言えます。

参考:https://www.kantei.go.jp/jp/content/000062771.pdf

ウイルスが人に移るときは、以下の3つの感染経路があります。

  • 飛沫感染…咳やくしゃみで起こる感染。
  • 空気感染…空気中を漂うウイルスを吸い込むことで起こる感染。
  • 接触感染…人の体に直接触れたり、飛び散ったウイルスに付着した物を触ったりして起こる感染。

飛沫感染や空機感染については、個人がマスクをしたり、車の窓を開けたりして空気を換気することで、ある程度防げます。

しかし接触感染は、人に直接触れないか、ウイルスが付着した物を除菌グッズなどで拭きとることでしか、防ぐことはできません。

いくらマスクをしたり空気を入れ替えたりしても、ウイルスが物に100%付着しないとは言い切れませんし、自覚がないままウイルスを保持してる人も多くいます。感染拡大を防ぐためにも、こまめに「車内除菌」をすることが重要なのです。

除菌すべき箇所

以下の箇所は、接触感染が起きやすいので、こまめに除菌しましょう。

  • ハンドル
  • 各レバー(シフトレバーやウィンカーなど)
  • シートやシートベルト
  • カーナビの画面
  • ドアノブ
  • チャイルドシート

ハンドル

例えば、咳をやくしゃみする時に、手で覆ってツバが飛ぶのを反射的に防いでしまったとします。その手ハンドルを握るとどうでしょうか。家族や恋人で運転を変わる場合に、接触感染のリスクが高まります。

各レバー

シフトレバーなどの各レバーはもちろん、人の入れ替わりの激しい後部座席のシートやシートベルト、ドアノブの取っ手にも同様のことが言えます。

自分ひとりしか運転しないと油断しても、荷物を出し入れする時など、いつ・どこで・誰が触るか分からないので、ウィンカーなどの各レバーも含めて、必ず除菌してください。

カーナビの画面

カーナビの画面は、ドライバーと助手席の人間が触れ合う箇所です。

これはスマホの画面も同じことが言えますが、カーナビの画面は皮脂や唾液が付着しやすく細菌が繁殖しやすいとされる箇所です。車内でも特に注意が必要な箇所とも言えるので、必ず除菌するようにしましょう。

シート・シートベルト・取っ手・ドアノブ

運転席以外にも助手席・後部座席にあり、特に人の入れ替わりが激しい席だと思うので、これについてもこまめな除菌が必要です。また、お子様がいる場合はチャイルドシートもしっかり除菌してください。

家族はもちろん、車は色んな人が出入りするので、接触感染を防ぐためにも普段からこまめな車内除菌が必要なのです。

おすすめの除菌グッズ

車の除菌グッズに関しては、主に以下の3つが挙げられます。

・ウェットシート

車内除菌をする際には、タオル・雑巾での水拭きやアルコール除菌シートを使用するかと思いますが、車内専用の除菌シートがあります。

除菌はもちろん、食べこぼしがある箇所を拭く場合にも便利です。旅行や帰省などの長期ドライブ前に、ダッシュボードに入れておくと良いでしょう。

おすすめの商品としては、ソフト99の「フクピカ布シート」「本革拭くだけシート」や、ホルツの「激落ちウェットシート」などがあります。

どれも、400〜500円とお手軽な値段で購入することができます。

・スプレータイプ

スプレータイプのものは、除菌だけではなく消臭効果もあるものが多いです。ご家族で喫煙者がいる場合、もしくは車内で飲食したあとに使うのをおすすめします。

気になる箇所にシュッと吹きかけて、きれいな布でサッと拭き上げてください。

おすすめの商品としては、ソフト99の「ウォッシュミスト」や、WILLSONの「アルコール除菌スプレー」、シュアラスターの「ゼロバリア」などが、パーツに負担をかけずに除菌することができます。

お値段は、どれも1,000円前後で購入することができます。

・置型除菌タイプ

常に除菌を意識するなら、置型除菌タイプがおすすめです。ダッシュボードやドリンクホルダー、シート下に置けるタイプがあります。

消臭効果を兼ねている物もあり、除菌しながら車内をキレイな空間に保つことができます。

置型除菌タイプを使用しながら、人をたくさん乗せたあとや車内で喫煙したあとなどは、シートタイプ・スプレータイプで車内を徹底的に除菌しましょう。

置型除菌タイプは、カーメイトのDr.DEOが主流です。1,000円前後で購入できるものから、空気清浄機代わりになるものは5,000円くらいで購入できます。

車の中を除菌するときに注意すること

車内除菌をする際には、タオル・雑巾での水拭きやアルコール除菌シートを使用するかと思いますが、車内専用の除菌グッズとしてウェットクロスという、クルマ版除菌シートと、スプレータイプの除菌グッズがあります。

カー用品店やホームセンターなどで購入出来ますので、車の除菌にはこれらを使うことをオススメします。

注意点

アルコール度数によって、変色や色落ちが発生する箇所が出る可能性があるので、車内を除菌する前は、目立たちにくい部分で一度試して様子を見るべきでしょう。

車内はこまめに換気をする

菌の繁殖リスクを軽減するためにも、除菌や清掃はもちろん、こまめな換気も行うようにしてください。

乗用車やトラックなどに乗る際、エアコンは「内気循環モード」ではなく「外気モード」へと切り替えたり、窓を開けたりし、空気感染のリスクを避けてください。

最後に

車内は特に「三密」になりやすい空間と言えます。

移動に加えて、おうち同様にコミュニケーションをはかる場でもあるので、大事な人や家族にウイルスを移さないためにも、普段から出来る手洗い・うがいはもちろん、車内の換気・車内除菌をこまめに行ってください。


この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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