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車を放置するのはデメリットだらけ!?放置するリスクとあわせて解説します

雑学

のどかな田舎道や空き地の前、少し入りくんだ山道を走っているときなど、おそらく長く使われていないであろう「放置車両」を見かけたことはないでしょうか。

マンションやアパートの駐車場に長期間放置されている車なども「放置車両」ですが、長い間車を放置しておくと大変なことになってしまいます。

今回は、放置車両に関するデメリットとリスクについて解説していきます!

「乗らなくなった車を放置」=「大きな出費」になる!

自動車税や自賠責保険料などは車種や契約内容にもよりますが、そもそも車を所持している段階で、年間で数万円~数十万円ほどが車の維持費としてかかってきます。

マンションの駐車場などの私有地に放置している場合、車の維持費と撤去費がかかります。

一般道や国道などの道路に放置してある場合、警察によって「放置車両確認商標」の貼り付けがなされると、維持費や維持費や使用者と所有者それぞれに違反金の納付が発生してしまいます。

いずれにせよ、車を放置することには大きなリスクと出費が生まれてしまうのです。

車を長期間動かさない場合、最低限すべきこと

所持している車を長期間放置するのは損でしありませんが、長期出張や長期入院などのやむを得ない事情で車を長期間動かさない場合が出てきてしまうこともあります。

もしそうなった場合に備えて、最低限やっておくべき5つのことを押さえておきましょう!

1:タイヤの空気圧を高めにしておき、定期的に動かす

タイヤの一定の箇所にだけ負荷がかかり続けてしまうと、フラットスポット(その部分だけ平らになってしまう状態)ができてしまいます。

一度タイヤにフラットスポットができてしまうと元に戻ることはなく、タイヤ4本全て交換しなければいけない状況もあり得るのです。

タイヤ部分に付いている「ハブベアリング」にも同様のことが言えます。

2:ガソリンを腐らせないようにする

食べ物や薬と同じで、ガソリンにも消費期限のようなものがあります。

ガソリンは完全に腐ってしまうと、インジェクション(燃料を噴射する装置)に変質物が溜まってしまい、車を始動させることが難しくなります。そうなった場合、分解を余儀なくされたり、新品への交換が必要になったりするなど、手間も費用もかかってしまうので、ガソリンは極力腐らせないようにしてください。

また、ガソリンは放置後半年ほどで劣化が始まります。ガソリンが腐る(酸化する)と酢酸などに変質し、緑色に変色するため、強烈な刺激臭が発生します。

3:車内換気を定期的に行う

車内は湿気がこもりやすい環境です。換気をしないと、シート内部のスポンジやマットなどにカビが生えて、車内全体に嫌なニオイが付いてしまいます。湿気取りを設置したり、定期的にドアや窓を開けたりして、車内をしっかり換気してください。

4:バッテリーの充電をする

車のバッテリーは微量の電気が常に流れ続けているため、車を長期間放置してしまうとバッテリーが上がってしまいます。バッテリー自体が劣化していれば、数日間の放置でも上がってしまいます。いざ車を動かすときにバッテリーが上がっていては、車は正常な動きをしません。バッテリーの劣化を防ぐためにも、定期的な充電を行うか、ソーラーバッテリーをつなげるなどして対処してくださいね。

5:サイドブレーキの固着を防ぐ

これは古い年代の車に多いのですが、サイドブレーキを長期間引きっぱなしの状態にし続けると、固着してしまう確率が高くなります。できるだけ輪止めを使って車を動かさないようにし、引きっぱなしの状態を避けてください。

1ヶ月に1度は車を動かそう

車に長期間乗らないのであれば手放すか、手放さないのであれば、定期的な運転が必要になります。最低でも1ヶ月に1度はまとまった距離を走り、給油を行ってください。

車のような機械物は、「ただ置いておく」という状態が、最もコンディションを悪くさせる原因になります。車の品質が上がり、各箇所の耐久性も高くなっているからと言って、放置し続けることは危険です。

また、ただエンジンをかけるだけでは車の初電力が小さいため、バッテリーが上がりやすい状態になっていることにほとんど変わりがありません。「エンジンだけかけておけば大丈夫。」という考えは、非常に危険です。

長期間放置してしまった車を再度動かすときは、ガラス交換もマスト!

やむを得ない事情で長期間放置してしまった車を再度動かす場合、ガラス交換は避けて通れない道です。

たとえ自動車ガラスが割れていない(あるいは著しい損傷が見られない)としても、安全運転を遵守するために、ガラス交換はできるだけ行うようにしましょう。

車の鍵さえ開けることができれば、新しいガラスに交換してもらうことができます。

ぜひ専門の業者やディーラーに依頼してみてください。

最後に

今回は、車を長期間放置しておくことのリスクやデメリットについて解説しました。やむを得ない理由で長期間運転ができない場合、運転できる家族が身近にいれば、定期的に運転してもらうようにしましょう。

身近に運転できる家族がいない場合は、専門店に相談して「車の長期間保管サービス」を利用してください。タイヤの空気圧チェックや試運転確認、洗車などを行ってくれるところもあります。

車を放置しないことがベストですが、避けられない理由がある場合は、車を適切に保管できるようにしましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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