• HOME
  • Glass Style
  • 雑学
  • 自動駐車機能とは?性能や自動運転技術で事故を起こした場合の責任問題を解説

自動駐車機能とは?性能や自動運転技術で事故を起こした場合の責任問題を解説

雑学

車の運転を何年していても、後方駐車(バック駐車)や縦列駐車が苦手な人も少なくないでしょう。とはいえ、最近では「サポカー」という言葉も定着して、自動運転技術は年々 進化しています。

駐車にも自動運転技術は取り入れられ、最近では「バックカメラ」が取り付けられている車も増えてきました。なんとなく分かっていても「自動駐車機能(パーキングアシスト)」について、詳しくは知らない人も多いでしょう。

この記事では、自動駐車の基本的な機能や、もしも自動駐車で事故を起こした場合の責任問題についても解説していきます。

自動駐車機能(パーキングアシスト)とは?

自動駐車機能とは、駐車をする際の自動運転技術の一種です。駐車時のハンドル操作やルートの決定を、自動運転技術で行ってくれます。

自動駐車機能は、カメラとセンサーで成立している自動運転技術です。車体のフロントやリア、サイドミラーの両側にカメラを搭載することで成立しています。

カメラで作成されたトップビューから、周囲の状況を判断して、車両や障害物にぶつからないルートを自動で割り出します。カメラの映像を利用することで、上から見た車の位置を確認しながら駐車を行うことが可能です。

自動駐車機能は、事故を起こさないように駐車の補助をしてくれるため、「パーキングアシスト」や「駐車支援システム」と呼ばれる場合もあります。普通自動車や軽自動車など、現在製造されている車両の多くに、この自動駐車機能が搭載されています。

自動駐車機能の性能レベルは1~4まである

自動駐車機能には、性能の高さによりレベル1〜4まで存在します。自動駐車のレベルごとの操作については、以下を参考にしてください。

自動駐車(パーキングアシスト)の各レベル

レベル1:ドライバーがハンドル操作をし、音声案内に従って駐車する
レベル2:ハンドル操作が自動的に行われ、ドライバーはアクセルやブレーキ操作を自分で行う
レベル3:ハンドル操作に加えて、アクセルやブレーキなどの操作も自動的に行われる
レベル4:無人運転など、ドライバーが一切 運転に関与していない

以上のようにレベルが上がるごとに、ドライバーの作業が楽になります。レベル4になると、自動駐車だけで駐車できると言っても良いでしょう。

自動運転技術やASV(先進安全自動車)については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

自動駐車機能の名称は自動車メーカーで異なる

自動駐車機能やパーキングアシストは通称になり、実は自動車メーカーによって呼び方が異なります。

各自動車メーカーの自動駐車(パーキングアシスト)の名称

トヨタ:アドバンストパーク、インテリジェントパーキングアシスト等
ホンダ:スマートパーキングアシストシステム、パーキングパイロット
・日産:プロパイロットパーキング、インテリジェントパーキングアシスト、
三菱:マイパイロットパーキング
ダイハツ:スマートパノラマパーキングアシスト
メルセデスベンツ:アクティブパーキングアシスト
BMW:パーキングアシストプラス

名称と同じように、自動車メーカーによって操作方法に多少の違いはあります。しかし、駐車を簡単に行えるようにサポートしてくれる、という点ではどのメーカーも一緒です。

自動駐車機能は実際に使える?使えない?

こちらでは、自動駐車機能が実際にどれだけ使えるのかについて、JAFで実際に行われた実験を元に解説していきます。

出典:駐車支援機能はどこまで使えるのか?|JAFユーザーテスト

駐車時間が約1分短縮

JAFが行ったユーザーテストによると、駐車が苦手なドライバーが自動駐車機能(パーキングアシスト)を利用すると、自力でのバックや縦列駐車よりも、駐車時間が約1分短縮されるという結果が出ました。

運転初心者や駐車が苦手な人は、ぜひ自動駐車機能の活用を

ちなみに自動駐車機能を使用した場合と、JAFのインストラクターが自力で駐車した場合では、インストラクターの方がわずかに早く駐車を完了していました。

熟練の運転技術を持つインストラクターには敵いませんでしたが、駐車が苦手な人でもそれに近い時間でバックや縦列駐車ができます。

そのため運転初心者や駐車が苦手な人は、自動駐車機能を搭載した車を購入するのがおすすめです。

バックや縦列駐車の苦手意識がなくなり、運転時間を短縮できることから、焦らず駐車することができます。

自動駐車機能の落とし穴や注意点

JAFのユーザーテストでは、白線が消えかかっている場合や、歩行者や三輪車などの障害物がある場合の作動具合について検証しています。

これらのケースの場合、白線が薄いと駐車スペースを認識できず、障害物も位置によって認識できないという結果が出ました。

そのため、現時点では自動駐車機能は万能とは言えず、ドライバーによるブレーキ操作が必要な場面も存在してきます。

出典:駐車支援機能はどこまで使えるのか?|JAFユーザーテスト

自動運転で事故を起こした場合の責任と損害賠償

自動駐車機能は現段階では万能と言えず、油断をすると事故が起きる可能性があります。

自動運転で事故を起こした場合の責任や損害賠償については、一般社団法人・日本損害保険協会の公式サイトで以下のように記載されています。

【各レベル毎の事故の責任について】

レベル3まで:現行法(自動車損害賠償保障法(自賠法)および民法)に基づく考え方が適用可能と考えられる。
レベル4:国際的な議論の動向、社会受容性等を踏まえ、自動車に関連する法令等を見直したうえで、損害賠償責任のあり方を検討する必要がある。

引用:自動運転の法的責任について報告書を作成|日本損害保険協会

【レベル4での事故の損害賠償について】

レベル4までの自動運転車は、事故が発生した場合には自動運転中の事故であっても、従来どおりドライバーや車両所有者等に損害賠償責任が課される可能性があることが確認されています。
※一部抜粋

引用:自動運転|日本損害保険協会

つまり、自動駐車機能を搭載した車で事故を起こした場合、現状(2024年4月)ではドライバーに責任があると言えます。しかし、レベル4に関しては「損害賠償責任のあり方を検討する必要がある。」と、記載されています。

今後の展開次第では、自動駐車機能で事故を起こした場合に、レベル4の自動運転では、ドライバーの責任が軽減されるかもしれません。

自動駐車機能(パーキングアシスト)についてのまとめ

  • 自動駐車機能とは、駐車時のハンドル操作やルートの決定を自動で行ってくれる機能
  • 自動駐車機能は、運転初心者や駐車が苦手な人におすすめ
  • 自動駐車機能は現段階では万能ではなく、ドライバーによる操作が必要な場面もある

自動運転技術は事故を減らす目的で、自動車メーカーや国が積極的に購入を促しています。

とはいえ、もしも自動駐車機能で事故を起こした場合は、現段階ではドライバーの責任になる可能性が高いです。

駐車する際は自動駐車機能に頼りすぎず、自分で目視して周囲の安全に気を配るように気を付けてください。

万が一、駐車場で事故を起こした場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧