車のヘッドライトの黄ばみを簡単に取る方法!マジックリンや激落ちくんは使える?

メンテナンス

ヘッドライトの黄ばみを放置すると、光量が落ちてライトとしての機能を果たさなくなります。夜間走行の際は、事故に繋がる可能性が高くなり危険です。特に冬場は日照時間が短いので、ヘッドライトの黄ばみを放置してはいけません。

この記事ではヘッドライトの黄ばみを取る方法、黄ばみができる原因や放置した場合のリスクについて解説していきます。

ヘッドライトの黄ばみを取る場合は、カーシャンプーや専用の洗剤がおすすめ

ヘッドライトの黄ばみを取るには、カーシャンプーや専用の洗剤を使うのがおすすめです。軽い黄ばみでしたら、カーシャンプーだけでも汚れが取れます。しつこい汚れの場合は、専用の洗剤の方がムラなく綺麗になります。

こちらでは、しつこい黄ばみを取る場合に、用意する物や掃除の手順について解説していきます。

用意する物

専用の洗剤を使ってヘッドライトの黄ばみを取る場合、用意する物は以下の通りです。

  • カーシャンプー
  • スポンジ
  • マイクロファイバークロス
  • タオル
  • 専用のクリーナー
  • 研磨ペーパー
  • マスキングテープ
  • コーティング剤

黄ばみを取る手順

道具を揃えたら、以下の手順で作業を行ってください。

カーシャンプーで洗車して、水滴を拭き取る
ヘッドライトの外周にマスキングテープを貼る
専用のクリーナーをクロスにつけて、軽く力を入れながら磨いていく
研磨ペーパーを水で濡らしながら、綺麗になるまで全体を磨いていく
水洗いをして、ヘッドライトに付着したクリーナーを落としていく
タオルで乾拭きをして水滴を拭き取る
コーティング剤を、スポンジに染み込ませる
ムラなく均一にヘッドライトを磨いていく
30分以上乾燥させたら、マスキングテープを剥がす

専用のクリーナーには、マスキングテープやコーティング剤などの道具がセットになったタイプがあります。道具一式を揃えるのは面倒なので、セットになった専用のクリーナーを購入しましょう。

ヘッドライトの黄ばみ取りに、マジックリンや激落ちくんは使える!が、注意が必要

インターネットで検索すると、「ヘッドライトの黄ばみ取りに、マジックリンや家庭用洗剤、激落ちくんは使える」という意見があります。

結論から言えば、ヘッドライトの黄ばみ取りに、マジックリンや家庭用洗剤、激落ちくんは使えます。

しかし黄ばみ取りをする際は、以下の点に注意して使用してください。

  • 激落ちくん:ヘッドライトに傷ができないよう、軽めの力加減にする
  • マジックリン、家庭用洗剤、重曹:車の塗装面に洗剤が付着しないよう、マスキングテープをしっかりと貼る

激落ちくん等のメラミンスポンジは、研磨して汚れを落とします。そのため力を入れすぎると、ヘッドライトを傷付けるリスクが高いです。

しつこい黄ばみに激落ちくんを使うと、どうしても力が入りやすくなります。そのため、黄ばみ取りで激落ちくんのを使う場合は、力を加減して掃除するようにしてください。

マジックリンや家庭用洗剤、重曹の場合、洗剤が車のボディに付着すると、塗装面にダメージが出て変色する可能性があります。

そのためマスキングテープを使い、洗剤が車のボディに付着しないように気を付けましょう。

ヘッドライトの黄ばみが取れない場合はプロに任せる

どうしてもヘッドライトの黄ばみが取れない場合だったり、しつこい黄ばみを落とすのが面倒だったりする場合は、プロにお任せしましょう。

ガソリンスタンドやオートバックスなどの専門店でしたら、3,000円〜10,000円ほどで黄ばみ取りをしてくれます。

車種や黄ばみ取りのコース、また店舗によって料金は異なるので、詳しい内容は各専門店に聞いてみてください。

黄ばみを放置すると交通事故のリスクが上がったり、車検に通らなかったりする

ヘッドライトの黄ばみを放置すると、黄ばみで光を遮られてヘッドライトとしての機能が低下します。

たとえば夜間走行をしたときに、ライトを点灯しても光量が足りず、視界が悪くなり事故に繋がりやすいです。

ほかのドライバーや歩行者も、自分の存在に気付きにくくなるので、衝突事故の危険性が高くなります。

また汚れの蓄積、劣化が進行してヘッドライトの黄ばみが酷くなると、車検に通らなくなるかもしれません。

そして、レンズの内側まで汚れが入ってしまうと、ヘッドライトレンズごとの交換となり、部品交換代が高くなる可能性があります。

ヘッドライトに黄ばみができる原因は、紫外線や傷

ヘッドライトに黄ばみができる原因は紫外線や傷、そして経年劣化が挙げられます。

紫外線

紫外線を浴び続けると、ヘッドライトは黄ばみます。ヘッドライトに使用されている樹脂素材はガラスよりも強度が高いため、衝撃などで破損した際に破片が飛び散りにくいです。

しかしその反面、紫外線に弱いというデメリットがあります。そのため紫外線を浴び続けると、ヘッドライトに黄ばみができやすくなるのです。

ヘッドライトの樹脂素材は強度が高いですが、万能なわけではありません。走行時に飛び石などを受けて細かい傷が付くと、傷に汚れなどが付着しやすくなり、黄ばみの原因になります。

経年劣化

新車のときは、紫外線や直射日光から守るためにヘッドライト表面にコーティングがされていますが、長年車に乗っていると紫外線などの影響を受けて、ヘッドライトコーティングが少しずつ剥がれてきます。保護しているコーティングが剥がれた状態が続くと黄ばみ、くすみは進行しやすくなります。

ヘッドライトの黄ばみを防止するには、こまめな洗車と紫外線を避けること

ヘッドライトの黄ばみを防止するには、こまめな洗車と紫外線を避けることです。飛び石などの傷は避けようがありませんが、洗車をこまめにしたり、紫外線を避けたりすることはできます。

軽い黄ばみでしたらカーシャンプーで汚れが取れるので、1ヶ月に1回のペースで洗車するようにしてください。また駐車をする際は、屋根のある場所や日陰などに車を停めるようにしましょう。

青空駐車は紫外線のみならず、雨に濡れることで水垢汚れができやすくなります。屋根のある場所や日陰で長時間駐車できない場合は、ボディカバーをかけて対処してください。

ヘッドライトの黄ばみをとる方法についてのまとめ

  • ヘッドライトの黄ばみを取るには、カーシャンプーや専用のクリーナーがおすすめ
  • マジックリンや激落ちくんで黄ばみは取れるが、基本的にはおすすめしない
  • 黄ばみを放置すると交通事故のリスクが上がったり、車検に通らなったりするので注意を

ヘッドライトの黄ばみを防止するには、こまめな洗車と紫外線を避けることが重要です。環境的に青空駐車しかできない場合は、洗車する頻度を短くして対処してください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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