車内のヤニ汚れの取り方、落とし方|100均のアイテムでヤニ取りはできる?

メンテナンス

運転中に喫煙するドライバーの場合、ヤニ汚れが目立たないよう、こまめに掃除をしましょう。

タバコのヤニは窓ガラスや天井、シートに付着しやすく、知らないうちにヤニ汚れが目立っている場合があります。

今回の記事では、車内のヤニ汚れを奇麗に落とすアイテムや方法、プロにお願いした場合の料金について解説していきます。

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【アイテム】車内のヤニ取り、ヤニ落としにおすすめのグッズ

軽い汚れであれば雑巾で水拭きしただけでもかなり汚れが取れますが、しつこいヤニ汚れの場合は、水拭きだけでは落とすことができません。

仮に水拭きだけでヤニ汚れを落とせないときは、以下の洗剤を使ってください。

  • 中性洗剤(台所洗剤でOK)
  • アルカリ電解水
  • 専用クリーナー

中性洗剤(台所洗剤)は家庭にある物ですし、アルカリ電解水は100均でも手に入るのでおすすめです。

中性洗剤(台所洗剤でも可)

車内のヤニ取り、ヤニ落としにおすすめのグッズ、中性の台所洗剤

台所洗剤で販売されているものの多くが中性洗剤で、窓ガラスのヤニ取りにも効果的です。

台所洗剤は普段から家庭に置いてあるので、思い立ったときにすぐに掃除できます。

注意点としては、中性洗剤を使用するのは窓ガラス、もしくは天井のみにしてください。台所洗剤は本来、車に使うように作られているわけではありません。

たとえば窓ガラスのゴムパッキンは、界面活性剤に弱いです。窓ガラスのヤニ取りに中性洗剤を使用する際は、ゴムパッキンに着かないよう、マスキングテープを貼り付けて対応しましょう。

アルカリ電解水

車内のヤニ取り、ヤニ落としにおすすめのグッズ、アルカリ電解水

100均等で販売されている、アルカリ電解水で車内のヤニ取りをすることができます。天井に染み付いたヤニ汚れの場合は、アルカリ電解水を使用するのがおすすめです。

アルカリ性は、ヤニ汚れに強いという特性があります。スプレータイプをマイクロファイバークロスに染み込ませたり、シートタイプを使ったりして、車内の気になるヤニ汚れを落としてください。

専用のクリーナー

しつこいヤニ汚れの場合は、専用のクリーナーを使うのがおすすめです。インターネット通販やカー用品店、ホームセンターなどで販売されており、1,000円前後で購入できます。

専用のクリーナーには、窓ガラス用やシート用など、掃除する箇所によって使って良い場所、使ってはいけない場所で分かれている場合があります。

どのようなクリーナーを選んで良いのか分からない場合は、カー用品店やホームセンターのスタッフに相談してみてください。

【窓ガラス】フロントガラスやサイドガラスのヤニ取り方法

フロントガラスやサイドガラスなど、車の窓ガラスに付着したヤニ汚れは、水拭きだけで落とせます。水拭きでガラスのヤニ汚れを落とす際は、次の手順で行ってください。

雑巾やタオルを水で濡らす
固く絞る
ガラスを丁寧に拭いていく
水拭きの後、乾拭きをする

あまりゴシゴシと力強く拭きすぎると窓ガラスが傷付く恐れがあるので、丁寧にゆっくり拭くようにしてください。

マイクロファイバータオル等を使用すると、やさしく汚れを落とせます。おすすめなのは、まずは窓ガラスの外側から拭いて、次は内側を拭いてみることです。

そうすることで、窓ガラスの内側がタバコのヤニでいかに汚れていたか、ハッキリと分かります。水拭きが終わった後は水垢防止のため、必ず乾拭きをするようにしてください。

ちなみに水拭きだけでは取れない、しつこいヤニ汚れの場合は、専用のガラスクリーナーや中性洗剤を使用するのがおすすめです。

【車内の天井】ヤニ汚れの取り方、落とし方

車内の天井に付着したヤニ汚れは、中性洗剤やアルカリ電解水、専用のクリーナーで落とせます。掃除は以下の手順で行ってください。

中性洗剤やアルカリ電解水、専用のクリーナーのどれかを、天井に均一になるように吹きかける
ヤニを浮き上がらせるために、繊維の隙間を歯ブラシでブラッシングする
汚れが浮き上がってきたら、固く絞ったタオルで汚れを拭き取る
最後に乾拭きをして完了

使用する歯ブラシは天井を傷付けないよう、やわらかいものを使うのがおすすめです。

【車のシート】ヤニ汚れの取り方、落とし方

車のシートについたヤニ汚れの取り方、落とし方

車のシートのヤニ汚れについては、基本的にはプロに相談するのがおすすめです。ただし、汚れが酷くない場合は自分で掃除してもかまいません。

水拭きやアルカリ電解水、専用のクリーナーを使えばヤニ汚れを落とせます。ただし、シートの素材がファブリックの場合は、多少の手間が必要です。

まずは歯ブラシを使って、汚れが浮き出るようにブラッシングします。そして、浮き出た汚れを固く絞ったタオルなどで拭き取ってください。

天井と同様に、使用する歯ブラシはシートを傷付けないよう、やわらかいものを使用しましょう。

車のシートの掃除方法については、以下の記事でも詳しく解説しています!

業者に依頼|車内のヤニ取り料金

業者に依頼したときの車内のヤニ取り料金

自力で落としきれないヤニ汚れ、また自分で掃除するのが面倒な場合は、ディーラーや車内クリーニング専門店など、プロに掃除をお願いするのがおすすめです。

車内清掃の料金相場

車内清掃をプロに依頼した場合の料金相場ですが、これは車内の汚れ具合やクリーニングのコースによって変わります。

こちらでは、よく見かける「クイックコース」「スタンダードコース」「プレミアムコース」について、解説していきます。

コース料金相場作業時
クイックコース2,000円~6,000円30分~
スタンダードコース10,000円~15,000円1時間~
プレミアムコース25,000円~50,000円1日~2日

※料金はあくまで目安です。
※主にディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店、車内クリーニング専門店で行っています。

クイックコース

比較的汚れが少ない人におすすめのコースです。車内に溜まったゴミやホコリを業務用掃除機で吸い取ったり、ダッシュボードといった手の届きにくい場所の汚れを、綺麗に拭き取ったりします。

スタンダードコース

一般の洗車では落ちない汚れを落とすコースです。

通常の洗剤では落ちない頑固な汚れも、業務用洗剤で綺麗にします。

また、強力なエアー噴射で、シートの継ぎ目や繊維の奥の汚れまで除去します。

プレミアムコース

汚れはもちろん、臭いの元まで取り除くコースです。車内のすみずみまで業務用洗剤と高圧高温水で洗浄し、強力バキュームによって吸引します。

また、専用掃除機でダニやカビの除菌、ペットやタバコの臭いを取り除きます。お店によって、コースの名前や料金相場が違います。プロにお願いするときはコースの確認を行い、見積もりをもらって複数の店舗を比較するのがおすすめです。

車内のヤニ汚れの落とし方についてのまとめ

  • 車内のヤニ取りアイテムは、中性洗剤やアルカリ電解水、専用のクリーナーがおすすめ
  • 窓ガラスのヤニ汚れは、水拭きだけで落ちる場合がある
  • 自分で対処できない場合は、プロの業者にヤニ取りを依頼する

車は色んな人を乗せる機会があるので、車内もこまめに掃除をする必要があります。自力で掃除する場合は、中性洗剤やアルカリ電解水、専用のクリーナーを使用してください。

自力では落としきれない、しつこいヤニ汚れの場合は、ディーラーや車内クリーニング専門店など、プロに掃除をお願いするのがおすすめです。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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