車のフロントガラスの内側を綺麗にする方法|拭きムラ、拭き跡を出さない掃除とは?

フロントガラスの内側は、気付かないうちに汚れていることが多いです。頑張って掃除をしてみても、拭き残しや拭きムラができてしまい、なかなか上手くいかない人も多いのではないでしょうか。
フロントガラスは、きちんとした方法で正しい手順を踏めば綺麗にすることができます。この記事では、フロントガラスの内側にできる汚れの正体、おすすめの掃除方法について解説していきます。
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目次
【原因】フロントガラスの内側にできる汚れ、白い汚れの正体は?
フロントガラスの内側の汚れには、「水性」と「油性」の2種類があります。フロントガラスの汚れの原因となるのが、主に次の4つです。
- ホコリ(水性)
- 手垢(油性)
- 皮脂汚れ(油性)
- タバコのヤニ(油性)
フロントガラスの内側にできる白い汚れの正体ですが、タバコのヤニ汚れ以外は白い汚れと言えます。
白い汚れで目立ちやすいのが、手垢や皮脂汚れです。ホコリの汚れも、白っぽく見える場合があります。
ホコリは水性の汚れのため、水やお湯で綺麗に落とせます。手垢や油汚れ、タバコのヤニの油性汚れは、水やお湯だけでは簡単に落とせません。専用のクリーナー、もしくは家にある日用雑貨を使って落とすことができます。
100均にある物でできる!フロントガラス内側の掃除方法
フロントガラスの内側を掃除する際、次の7つを使うのがおすすめです。
- 蒸しタオル
- 中性の食器用洗剤
- 新聞紙
- 重曹
- 烏龍茶
- 無水エタノール(消毒用エタノール)
- ガラスクリーナー
食器用洗剤や重曹、烏龍茶は100均で手軽に買えます。こちらでは、日用雑貨を使った具体的な掃除方法について解説していきます。
日用雑貨を使った窓ガラスの掃除方法に関しては、こちらの記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
蒸しタオル

手軽にできるのが、蒸しタオルを使った掃除方法です。蒸しタオルの作り方は、水で濡らしたタオルをゆるめに絞ってラップに包み、500W〜600Wのレンジで1分ほど温めてください。
蒸しタオルが完成したら、マイクロファイバークロスを用意して、次の手順で掃除します。
蒸しタオルの熱と蒸気は、汚れや油を浮かすのに効果的です。汚れを浮き上がらせて拭き取り、最後にマイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げます。
中性の食器用洗剤

フロントガラスの内側の油性の汚れを落とすのに、中性洗剤は効果的です。どのご家庭にもある中性洗剤といえば、食器用洗剤が挙げられます。
スポンジと水に濡らしたタオル、マイクロファイバーを用意して以下の手順で掃除してください。
食器用洗剤を使うときは、次の3点に気をつけてください。
・必ず中性の洗剤を使うこと
・ガラス以外のところに洗剤を付けないこと
・洗剤と水気は残さないこと
酸性の洗剤はガラスと相性が良くないので、必ず中性の台所洗剤を選んでください。また、ダッシュボードなどガラス以外の場所に洗剤が付くと、変色する可能性があります。
そして洗剤や水気が残ると、かえって汚れになったり拭き跡が残ったりします。洗剤や水分を残さないために、何度も拭き上げ作業を行ってください。
新聞紙

新聞紙のインクは油分を分解する効果があり、新聞紙の繊維は表面の細かい汚れを絡み取って落としてくれます。
新聞紙とマイクロファイバークロスを用意して、以下の手順で掃除してください。
重曹

重曹は弱アルカリ性で、酸化した油汚れと中和することでガラスが綺麗になります。
重曹で掃除をする際は、空のスプレーボトル・スポンジ・マイクロファイバークロスを用意して、以下の手順で行ってください。
烏龍茶

軽度の油性汚れなら、烏龍茶でも落とせます。手順は、以下の通りに行ってください。
しつこい油汚れやヤニ汚れは、烏龍茶で落とせないことがあります。その場合は、ほかの方法を試してください。
無水エタノール(消毒用エタノール)

現在では、無水エタノールや消毒用エタノールを常備しているご家庭も多いと思います。タオルとマイクロファイバークロスを用意して、以下の手順で掃除してください。
最初にお湯で濡らしたタオルで拭いたあとに、一度乾拭きしてからエタノールを含んだタオルで拭くと、効果的に汚れを落とせます。
注意点として、エタノールは引火性があるので、火の気があるものは近くに置かないでください。
またエタノールは揮発性が高いので、ドアを開けるなど換気を十分にしてから掃除するのがおすすめです。
ガラスクリーナー
本格的に掃除したいなら、専用のガラスクリーナーがおすすめです。ガラスクリーナーには、白いスジや拭き跡が残らない洗剤があるので、乾拭きの必要がありません。
ガラスクリーナーには「リキッドタイプ」「スプレータイプ」「シートタイプ」があります。
なかでもスプレータイプは、窓ガラスに吹きかけるだけで汚れを簡単に落とせる上に、拭き跡の心配がないのでおすすめです。
ちなみに、泡タイプやエアゾールタイプの洗剤は、フロントガラスの内側を掃除するのには向いていません。
洗剤の中に含まれる増粘剤などの油脂成分が、拭きムラや拭き筋を残す原因になります。
ガラスクリーナーに関しては、以下の記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
【コツ】フロントガラスの内側の拭き跡、拭きムラを出さない掃除方法
フロントガラスの内側を掃除した際に、拭き跡や拭きムラを起こさないためには、次のコツを押さえるのがポイントです。
- 縦方向と横方向で、規則的にガラス全体を拭き上げる
- 仕上げに乾拭きを丁寧に行う
縦方向と横方向で、規則的にガラス全体を拭き上げることで、拭き跡や拭きムラができにくくなります。
これは、タオルを縦に拭いても取れない汚れが、横方向から拭くことで綺麗に取れることがあるからです。
ランダムに不規則な方向で汚れを拭いてしまうと、ムラが出てしまうので気を付けてください。
また、最後に乾拭きを行うことも大切です。水分が残ると拭き跡や拭きムラ、水シミの原因になるため、必ず乾拭きで仕上げてください。
【リスク】内側の汚れを放置するとフロントガラスが曇りやすい
フロントガラスが曇るのは結露が原因ですが、実は汚れているガラスは曇りやすくなります。
ガラスが汚れていると、 汚れが水分を付きやすくさせるため、フロントガラスの内側が曇りやすいです。
フロントガラスが曇ると運転に支障をきたすので、こまめに掃除してください。
フロントガラスが曇る原因については、以下の記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
【Q&A】車のフロントガラスの内側を綺麗にする方法、疑問・質問
車のフロントガラスの内側を綺麗にする方法について、疑問・質問を解説していきます。
ガソリンスタンドなど、プロの業者に掃除をお願いしましょう。
車の掃除に精通したプロであれば、自分では落とせないフロントガラスの汚れを、綺麗に落とせます。
薄手のタオルを使うのがおすすめです。
たとえば、フロントガラスに付着したヤニ汚れでしたら、水に濡らしたタオルか、蒸しタオルで綺麗にできる可能性があります。
最後に乾拭きする際は、マイクロファイバークロスで丁寧に磨きましょう。
専用のガラスクリーナーを使うのがおすすめです。
家にあるものでしたら、食器用洗剤(中性)を使用してみましょう。
無水エタノールを使って落とすことができます。
使用する際は、火の気があるものを近くに置かないでください。
フロントガラスの内側の汚れに関するまとめ
- フロントガラスの内側の汚れには「水性」と「油性」の汚れがある
- 汚れは食器用洗剤や新聞紙、蒸しタオルで落とせる
- フロントガラスの内側の汚れを放置すると、曇りやすくなるので注意
フロントガラスの内側の汚れは、今回紹介した日用雑貨で簡単に落とせます。頑固な汚れが付かないためには、こまめに掃除することが大切です。

この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。