スマホホルダーの違反位置は?2026年版「おすすめ」と「NG」な場所
車内にスマホホルダーを設置する際に、位置を間違えると違反になる可能性があります。
近年は、スマホをカーナビ代わりに使う人も増えてきました。しかし、取り付け場所を誤ると視界を妨げ、道路交通法や保安基準に触れる恐れがあります。
特にダッシュボード周辺は便利な反面、設置位置によってはNGとなるケースもあるため注意が必要です。
現在は「ながら運転」への取り締まりも強化され、スマホホルダーの使い方そのものが問われる場面も増えています。
今回の記事では、違反にならないスマホホルダーの位置を解説し、安全に使うための基準を整理していきます。
目次
その場所、警察に止められるかも?スマホホルダーの設置位置と法律
スマホホルダーは便利ですが、取り付け位置を誤ると道路交通法・第21条に抵触する可能性があります。
【道路交通法・第21条】
自動車の運転者席は、運転に必要な視野を有し、かつ、乗車人員、積載物品等により運転操作を妨げられないものとして、運転者の視野、物品積載装置等との隔壁の構造等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
引用:道路運送車両の保安基準 | e-Gov 法令検索
運転席には十分な視野が必要とされ、視界を妨げる装着は道路運送車両の保安基準にも反します。
【道路運送車両の保安基準】
自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)を鏡等を用いず直接視認できること
引用:道路運送車両の保安基準(2025年1月10日現在) – 自動車
特にフロントガラス中央付近やメーター上部は死角を生みやすく、「違反」と判断される可能性が高いです。
スマホホルダーを安全な場所に設置するには、視線移動が少なく、前方の見通しを損なわない位置を選ぶことが大切です。
固定が甘い状態も危険性が高く、整備不良とみなされる場合があります。
【場所別】車載スマホホルダーの取り付け「OK・NG」判定リスト
こちらでは、車載スマホホルダーの取り付け位置について、おすすめの場所を「〇」、注意が必要な場所を「△」、おすすめできない場所を「✕」として区分けしました。
・ドリンクホルダー
・エアコンの吹き出し口
・ダッシュボードの上
・サンバイザー
・バックミラー
・フロントガラス
・サイドガラス(前方の席)
・三角窓
【〇】視界スッキリ!おすすめの取り付け場所

運転中にスマホを設置するなら、ドリンクホルダーかエアコンの吹き出し口がおすすめです。
- ドリンクホルダー
- エアコンの吹き出し口
スマホで音楽を聴いたり充電したりする場合は、低めの位置の方が運転に集中しやすくなります。
そのため、ドリンクホルダーやエアコンの吹き出し口に、スマホを取り付けてください。
視界を妨げず、安全運転を重視するなら「エアコンの吹き出し口に設置するタイプ」のスマホホルダーがおすすめです。
コンパクトに収まって見栄えが良く、固定性の高いものが多いため、運転中もずり落ちる心配がありません。
また、夏にスマホをカーナビとして使うと、スマホ本体が熱くなりますが、エアコンの風に当たることで熱を冷ますことができます。
【△】設置に注意!ダッシュボード上は視界の妨げに注意が必要

スマホをカーナビとして使うなら、画面を見やすいダッシュボードもおすすめです。
ただし、ダッシュボードの上にスマホを設置する際は、前方の視界を妨げないように気を付けてください。
道路交通法・第21条にあるように、ダッシュボードの上でも、前方の視界を妨げる位置に装着した場合は違反です。
位置によっては、道路運送車両の保安基準に抵触する可能性があります。
ダッシュボードの上に設置する際は、前方に死角ができないかを確認してから、取り付け位置を調整してください。
【✕】絶対避けて!警察に取り締まられる可能性が高い「NGな場所」

おすすめできない取り付け場所が、ドライバーの視界を遮る位置に、スマホホルダーを設置するケースです。
次のような場所は死角ができやすく、警察に取り締まられる可能性があります。
- サンバイザー
- バックミラー
- フロントガラス
- サイドガラス(前方の席)
- 三角窓
サンバイザーやバックミラーにスマホホルダーを装着すると、ドライバーの視界を遮り、運転の妨げになる恐れがあります。
そして、フロントガラスや前方の席のサイドガラス、三角窓に関しては「道路運送車両の保安基準」で、装置できる物が明確に定められています。
| 装着できる物 | ・バックミラー ・車検証のシール ・ETCアンテナ ・ドライブレコーダー |
| 装着できる位置 | ガラスの上端から縦の長さの20%以内、または下端から150㎜以内の範囲 |
出典:自動車:道路運送車両の保安基準(2022年12月23日現在) – 国土交通省 (mlit.go.jp)
スマホホルダーについては「運転席近辺のガラス面に装着できる物」に含まれていません。
また、ドライバーの視界を遮る恐れがあるので、フロントガラス等にスマホホルダーを設置するのはやめましょう。
もし違反と判断されたら?スマホホルダー設置の反則金と罰則
もしもスマホホルダーの取り付け位置で違反となると、道路交通法・第70条に記載されている「安全運転の義務」の違反により、違反点数や反則金の対象となります。
| 違反点数 | 2点 |
| 反則金 | 大型車両:12,000円 普通自動車・軽自動車:9,000円 二輪車:7,000円 原付:6,000円 |
ちなみに、反則金を支払わないと「3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金」の対象です。
罰則自体は軽微なものですが、安全運転義務違反により重大な事故を引き起こした場合は、その事故に応じて罪を償わなければいけません。
たとえば死亡事故を引き起こした場合は、「7年以下の懲役又は禁固刑」になる可能性があります。
たとえスマホホルダーが事故の原因でないとしても、道路交通法の「安全運転の義務違反」だと判断されれば、処分の内容が変わるかもしれないので注意してください。
ホルダーに固定しても危険!「ながら運転」の厳罰化に要注意
スマホホルダーを使っていても、「ながら運転」の危険性は消えません。わずか2秒のスマホ操作でも前方確認が遅れ、事故のリスクが急激に高まります。
道路交通法では走行中の注視や操作を厳しく制限しており、ホルダーに固定していても長時間の画面確認は違反と判断されることがあります。
通知チェックや目的地変更を走行中に行うと注意力が散り、周囲の動きに反応できない場面も増えます。
そのためスマホホルダーにスマホを置いていたとしても、「ながら運転」による操作は避けてください。
「ながら運転」で取り締まられると、18,000円の反則金(普通車)や、違反点数3点の対象です。
「ながら運転」については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
スマホホルダーで違反にならないためのアドバイス
車のスマホホルダー違反を防ぐためには、視界を遮る位置にホルダーを設置しないことや、運転操作や視線移動の妨げになっていないことが挙げられます。
- 視界を遮る位置にホルダーを設置しないこと
- 運転操作や視線移動の妨げになっていないこと
視界を遮る位置にホルダーを設置しないこと
スマホホルダーを設置する際は、運転中の視界を遮らない位置を選ぶことが欠かせません。
フロントガラス中央やメーター付近のように視線の通り道へ重なる場所に置くと、前方の確認が遅れ、事故の危険が高まります。
道路交通法では運転者が必要な視野を確保することが求められており、視界を妨げる設置は違反と判断される場合があります。
特にダッシュボード上部やガラス面は死角が生まれやすく、取り締まりの対象になりやすい位置です。
運転操作や視線移動の妨げになっていないこと
スマホホルダーを設置する際は、運転操作や視線移動の妨げにならない位置を選ぶことも大切です。
ハンドル操作の動線に近い場所へ取り付けると、腕が当たって操作が乱れたり、急な回避行動が遅れたりする危険があります。
また、視線を大きく動かす位置にスマホを置くと、前方確認が遅れ、ながら運転と同様のリスクが生じます。
安全に使うためには、自然な視線移動で確認でき、操作の邪魔にならない低めの位置を選ぶことが欠かせません。
[Q&A]車載スマホホルダーの違反位置について、よくある質問
こちらでは、車載スマホホルダーの違反位置について、よくある質問を解説していきます。
サンバイザー・バックミラー・フロントガラス・サイドガラス(前方の席)・三角窓です。
違反ではありません。
取り付け位置に気を付ければ、カーナビとして使用しても大丈夫です。
フロントガラスや前方のサイドガラス、サンバイザーやバックミラーです。
普通自動車や軽自動車の場合は、9,000円の反則金があります。
スマホホルダー取り付け位置の違法についてのまとめ
- スマホホルダーの取り付け位置で、おすすめなのはドリンクホルダーやエアコンの吹き出し口
- サンバイザーやバックミラー、前方の窓ガラスにスマホホルダーを取り付けると、違法になる可能性が高い
- ダッシュボードの上に取り付ける際は、視界の妨げにならないよう注意する
スマホホルダーは便利ですが、取り付け位置を誤ると違反の対象になり、安全性も大きく損なわれます。
ダッシュボードやガラス面などのNG場所を避け、視界を妨げない位置を選ぶことが大切です。
法律の基準を理解し、正しい位置に設置することで、安心して運転に集中できる環境を整えられます。
この記事の監修者
DUKS 受付窓口責任者
吹浦 翔太
年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

