青空駐車(屋外駐車)で車を綺麗に保つ方法!青空駐車だと車は劣化しやすい?
購入した車は、できるだけ長く綺麗な状態で乗りたいものです。特に新車の場合は、新品時の艶や光沢感をキープしたい、と思う人も多いでしょう。
駐車するスペースに屋根があれば、車を紫外線や雨風から守ることができ、車を綺麗な状態に保ちやすいです。
しかし環境によっては、屋根のない場所に車を停める、青空駐車(屋外駐車)を余儀なくされる人も多いと思います。
そこで今回の記事では、青空駐車で車を綺麗に保つ方法について解説していきます。
目次
青空駐車とは?
青空駐車とは「公道を車庫の代わりとして車を停める行為」というのが、本来の意味です。
ただし、現在では「屋根のない駐車スペースに車を停める」という意味も含めて、青空駐車と言う場合もあります。
この記事では後者の青空駐車について、車を綺麗に保つ方法を解説していきます。
ちなみに、公道を車庫代わりにして車を停める青空駐車は、「自動車の保管場所の確保等に関する法律」によって禁止されています。
違反した場合には「3ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金、違反点数3点の加算」か、「20万円以下の罰金、違反点数2点の加算」が科されます。
青空駐車を続けると車の劣化スピードが早くなる
青空駐車によるデメリットは、車が劣化しやすくなるという点です。屋根のない場所で駐車する時間が長いと、車は次の外敵からダメージを受けやすい状態になります。
- 紫外線
- 雨風
- 細かいゴミやホコリ
- 花粉
- 硫黄
- 鳥のフン
- 樹液
現在では車の塗装技術も向上しており、少々の青空駐車ではダメージを受けにくくなってきました。
しかし、紫外線を浴びる時間が長いと、少しずつ塗装にダメージを与えていきます。気が付いたら、ボディが色褪せて艶や本来の色が失われていた、なんていう状態になっています。
また雨ざらしになることで、イオンデポジットやウォータースポット、水垢ができやすくなり、車の見た目が悪くなります。
イオンデポジットは、水分に含まれるミネラルやゴミなどの不純物が付着して、白いリング状となって塗装に残った汚れです。
イオンデポジットが悪化すると、塗装が傷む原因になるウォータースポットが発生します。
イオンデポジットやウォータースポットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
青空駐車で車を長持ちさせるには?
駐車する環境は、人それぞれです。そのため、本当はガレージなどに車を停めたくても、屋根のない駐車場を借りる人も多いと思います。
そのため、こちらでは青空駐車で車を綺麗に保つ方法について解説していきます。
青空駐車でも車を長持ちさせるには、次の対策をしてください。
- コーティングを施工する
- ボディカバーを被せる
- カーポートを設置する
- こまめに洗車をする
コーティングを施工する
青空駐車で車を綺麗に保つ方法として最もおすすめなのが、車を購入した際にコーティングを施工することです。
新車を購入したときにボディコーティングを施工すれば、新車時の綺麗な状態が長期間キープできます。また中古車であっても、艶と光沢性が向上して新車のような見た目になる場合があります。
艶と光沢感を出したりキープしたりするなら、ガラスコーティングがおすすめです。1回コーティングすることで、2年ほど効果が持続します。
フロントガラスには撥水コーティング、それ以外の窓ガラスには親水コーティングを施工することで、青空駐車でも車を綺麗に保つことができます。
新車や中古車を購入した際のコーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
ボディカバーを被せる
「コーティングは高額だから、安い費用で青空駐車の対策をしたい。」
そんな人におすすめなのが、ボディカバーを被せることです。長時間の青空駐車をする際に、ボディカバーを被せることで紫外線や雨風、細かいゴミや花粉などから車を守ることができます。
ボディカバーはカー用品店やネット通販などで、5千円ほどの費用で購入できます。もう少し料金を出せば、UVカット機能を備えたボディカバーを購入でき、車を紫外線のダメージから守ることができます。
デメリットは、車を運転する際や駐車する際に、いちいちボディカバーを被せたり脱がせたりすることです。
費用面ではコストを抑えられますが、面倒な手間を考えると、コーティングを施工した方がおすすめです。
カーポートを設置する
1戸建ての場合であれば、カーポートを設置するという手段もあります。
カーポートとは、画像のような屋根と柱で構成される簡易的な車庫のことです。カーポートを設置することで、紫外線や雨風から車を守ることができます。
デメリットとしては設置費用が高額なことと、設置する場所を選ぶことです。
カーポートの設置費用は、工事費用込みで20万円〜40万円ほどします。紫外線や雨風から完璧に守るカーポートを設置しようとすると、料金は高額になりやすいです。
また、マンションやアパートの駐車場の場合、カーポートを設置するのは大家さんや管理会社の許可が要ります。許可が認められる可能性は低いため、マンション住まいの人は設置を諦める必要があります。
こまめに洗車をする
青空駐車をした車でも、こまめに洗車をすることで、車を綺麗な状態に保つことができます。
青空駐車する車の洗車の頻度は、1週間に1回のペースが理想です。ガラスコーティングを施工した車でも、2週間〜1ヶ月に1回の割合で洗車をしましょう。
また、雨で車が濡れた後や泥汚れが付いた後は、すぐに洗車をするのがおすすめです。面倒な場合は、洗車機で車を洗ってもかまいません。
ガラスコーティングを施工した車は、ノンブラシタイプの洗車機を選択することで、コーティングの効果を長持ちさせることができます。
洗車機については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
車を綺麗な状態に保つことで売却時の査定額も上がりやすい
車を売却する際は、見た目も影響します。劣化スピードが早く塗装面にダメージがある車よりも、綺麗な状態をキープした車の方が、査定額は上がりやすいです。
売却時の査定額が上がることで、新しい車を購入する際に費用面の補助になります。特に新車時にコーティングを施工すると、新品同様の綺麗な状態が長期間キープできます。
愛車に長く乗るなら、車自体を綺麗な状態にして気分よく運転するのはもちろん、売却する際の査定額まで考えましょう。
青空駐車で車を綺麗に保つ方法についてのまとめ
- 青空駐車を続けると塗装面にダメージができやすくなり、車の劣化スピードが早くなる
- 青空駐車で車を綺麗に保つ方法は、コーティングの施工がおすすめ
- 車を綺麗な状態に保つことで売却時の査定額も上がりやすい
自宅や職場の環境から、青空駐車を余儀なくされる人は多いと思います。車を買い替える際に売却することまで考えると、ガラスコーティングを施工して、車を綺麗な状態に保つのがおすすめです。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。