車のコーティングは無駄?効果や後悔しないためのポイントを解説

メンテナンス

愛車を綺麗な状態でキープするために、車にコーティングをする場合があります。しかし、「コーティングをしても、すぐに効果が落ちて無駄だった。」と、感じる人がいるのも事実です。

コーティングは車の状態を綺麗にするためのものですが、コーティング後のメンテナンスを怠ると寿命が短くなったりします。

この記事ではコーティングの効果から、コーティング後のメンテナンスについて解説していきます。

コーティングの効果

光沢感や艶が出て見た目が綺麗になる

車をコーティングすることで、光沢感や艶が出てきて新車時のような、ピカピカした見た目になります。そして硬い被膜によって車のボディは守られ、花粉・雨水・ホコリ・鳥のフンなどの汚れが付着しにくいです。

そのためコーティングは、新車の購入時の施工をおすすめします。

新車時のコーティングに関しては、以下の記事でも解説しています。合わせて参考にしてください。

飛び石や鉄粉などの傷ができにくい

コーティングの硬い被膜は汚れ以外にも、飛び石・砂・鉄紛などによる細かい傷からも車を守ってくれます。

汚れや傷ができにくく、購入時の綺麗な状態を保てるのは嬉しいポイントです。

紫外線をカットして塗装を保護する

車の塗装は、紫外線によるダメージで年々色あせてしまいます。特に濃い色の車(黒・青・赤など)ほど紫外線のダメージを受けるので、色あせがしやすいです。

コーティングは紫外線をカットして塗装を守ってくれる効果があるため、色あせを防いでくれます。

コーティングのメリット

洗車が楽になる

コーティングをすると汚れが付きにくくなるので、洗車をするのが楽になります。

汚れが付きにくい以外にも、コーティングの被膜でボディが滑らかになり、付着したホコリや汚れが落としやすいです。そのため水洗いだけで簡単に汚れを落としやすくなり、洗車をする頻度も1ヶ月に1回と楽になります。

売却時の査定価格が高くなる

コーティングした車は汚れが付きにくく、飛び石・砂・鉄粉などによる傷ができにくいです。新車を購入してすぐにコーティングをすれば、綺麗な状態をキープできるので、売却時の査定額も高くなります。

コーティングの種類と特徴

コーティングの種類は、主に5つです。費用や寿命については、以下の表を参考にしてください。

種類費用(新車/既存車)寿命
ワックス(油脂系)コーティングDIYで施工一缶 1,000円~2,000円1週間~3週間
ポリマー(樹脂系)コーティング新車 :10,000円~30,000円
既存車:20,000円~50,000円
3ヶ月~6ヶ月
ガラス系コーティング新車 :50,000円~70,000円
既存車:60,000円~80,000円
6ヶ月~1年
ガラスコーティング新車 :70,000円~100,000円
既存車:100,000円~150,000円
3年~5年
セラミックコーティング 新車 :100,000円~150,000円
既存車:150,000円~250,000円
5年~7年

ワックスやポリマーコーティングは手軽で、自分で施工することもできます。ガラス系・ガラス・セラミックコーティングは、ディーラーや専門店にお願いしてください。

特にガラスコーティングやセラミックコーティングの費用は高いですが、それだけクオリティも高く、光沢感や艶が出て汚れや傷にも強いです。

各コーティングの種類や特徴に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

「ガラスコーティングやめた!無駄!」そうなる原因は?

コーティングが無駄になってしまう、もしくは寿命が短くなるのは、特にガラスコーティングをした人が感じやすいです。

ガラスコーティングを含めて、コーティングが無駄になる原因は以下の4つが挙げられます。

  • 洗車をしなくなる
  • 誤った洗車
  • 青空駐車
  • 専門店選びを間違えた

洗車をしなくなる

「コーティングをしたから、洗車をしなくても大丈夫だろう。」と考える人がいますが、決してそうではありません。コーティング後も、必ず洗車を行うようにしてください

確かに雨や汚れは弾きますが、コーティングは無機質のガラス被膜を形成するため、無機質である水道水や雨水の跡が付着しやすいです。そのため水シミが付着しやすくなり、イオンデポジットもできてしまいます。

水垢やイオンデポジットができないためには、1ヶ月に1回のペースで洗車すれば大丈夫です。

誤った洗車をした

これは特にガラスコーティングの場合ですが、コーティング後の洗車を間違えると、コーティングが無駄になったり寿命が短くなったりします。以下の洗車は、誤った方法なので注意してください。

  • コーティング後2週間以内に洗車した(ガラスコーティングの被膜が完全硬化するには最低2週間が必要)
  • 洗車機を使用した

ガラスコーティングの場合は、施行してから表面の被膜が完全硬化するまでは、2週間以上の期間が必要です。そのためコーティング後は最低でも、2週間は洗車をしないようにしてください。

また洗車機のブラシは、コーティングに傷が付くリスクがあります。コーティングした車は手洗い洗車をするか、どうしても洗車機を使う場合は「ノンブラシタイプ」を選びましょう

青空駐車

「専門店で聞いた耐性年数よりもコーティングが持たなかった。」という意見がありますが、青空駐車も原因のひとつです。

確かにコーティングは紫外線に強いですが、夏の強い紫外線の下で長時間駐車すると劣化が早くなります。また、屋根のない場所で駐車して雨ざらしになると、雨水の影響でコーティングはダメージを受けます。

できるだけ屋根の下で駐車したりカバーをかけたりして、紫外線や雨水が当たる時間を短くしてください。

専門店選びを間違えた

コーティングが無駄になる理由として、専門店選びを間違えたことが考えられます。価格の安さを重視して、クオリティを二の次にしてしまったケースです。価格も大事ですが、コーティングするときは専門店のサービスも考慮しましょう。

ネットの口コミなどでサービスを比較したり、周りにコーティングをした人がいれば意見を参考にしたりしてください。

コーティングで後悔しないためにメンテナンスは重要

コーティングした後もメンテナンスをしなければ、コーティング自体が無駄になったり、寿命が短くなったりします。

コーティング後も洗車をする

メンテナンスとしては、定期的に洗車をすれば大丈夫です。洗車をするときは、以下のポイントに気を付けて行ってください。

  • 2週間~1ヶ月に1回のペースで洗車する
  • 手洗い洗車をする(洗車機は使わない)
  • 井戸水は使用しない
  • 炎天下で洗車をしない

洗車の頻度はあくまで目安なので、長距離ドライブをして汚れが目立つ場合は、すぐに洗車しましょう。

井戸水はミネラル分が豊富なため、洗車すると水垢ができやすいです。また炎天下で洗車すると、水がすぐに蒸発するのでイオンデポジットの原因になります。

コーティング後の洗車や洗車方法に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

コーティング後もメンテナンスしてくれる専門店を選ぶ

お店によっては、コーティング後のメンテナンスメニューが充実しているところがあります。プロにメンテナンスをしてもらうと寿命が伸びるので、メニューが充実しているお店を選ぶと効果が持続しやすいです。

車のコーティングは無駄なのかについてのまとめ

  • コーティングは光沢感や艶が出て車を綺麗な状態にできる
  • 洗車をしなかったり誤った洗車をしたりするとコーティングの寿命が短くなる
  • コーティング後も1ヶ月に1回は洗車してメンテナンスをする

コーティングが無駄になるかどうかは、コーティング後のメンテナンスや環境が重要です。屋根のある場所に駐車するかカバーをかけて、紫外線や雨水から車を守るようにしてください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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