ガラスコーティング後の洗車は水洗いが基本?その理由と施工直後の注意点について解説

メンテナンス

一度ガラスコーティングを愛車に施したのは良いものの、コーティング直後の洗車のタイミングや、適切な洗車のしかたなど、疑問に思うポイントはたくさん出てきますよね。

ガラスコーティングは完全に汚れの付着を防いでくれる訳ではないので、定期的な洗車が必要になってきます。

ガラスコーティングをしたあとの洗車は、コーティングする前と比べて時間も手間もかからなくなるので、かなり楽になります。しかし、楽になるからとはいえ、手抜きをしたり、全く洗車しなくて良いというわけではありません。

今回は、ガラスコーティング後の正しい洗車について解説していきます!

コーティング直後の洗車のコツ

ガラスコーティング「直後」は洗車をしない

ガラスコーティング後は、最低でも1週間〜1ヶ月ほどは洗車を控えましょうガラスコーティングの被膜は徐々に時間をかけて固まっていくため、コーティングを硬化させるための時間が必要だからです。

物によって完全に硬化するまでの時間に若干の差は生じるのですが、コーティングが硬化する前に洗車をしてしまったり、ベタベタと触ってしまうと、洗車の際についた細かい傷や指紋などがコーティングの被膜上に残ってしまいます。

なので、施工後1ヶ月程度は様子を見るようにしてください。

なお、黄砂や花粉などが多い時期は、放置するより洗車をした方が良い場合もあります。その際は、さっと洗い流す程度の軽めな洗車をするようにしてください。

施工後1ヶ月が経過したら、定期的に洗車をする

コーティングが硬化した後の洗車は、およそ1ヶ月間隔で定期的に行えれば、車を綺麗な状態で長く保つことができます。

汚れの付着防止に強いガラスコーティングを施したからと言って、洗車をしなくて良いというわけではありません。洗車は必ず、定期的に行うようにしてください。

基本的には汚れを感じた時点で洗車をする、というスタイルで良いのですが、目に見えない汚れもあるので、洗車日を決めてルーティン化するのをオススメします。

走行頻度や駐車環境にもよりますが、長くても1ヶ月に一度は洗車をするようにしましょう。

あわせてワックスがけも定期的に行う

コーティング後はワックスがけをする必要がない、と思っている人も多いかもしれません。

実際はワックスがけをすることによって、ガラスコーティングの被膜の保護に繋がります。コーティングのクオリティが保たれれば、洗車もより楽になるので、ワックスがけもあわせて定期的に行うようにしましょう。

ワックスには固形・半練り・液体の三種類があります。また、コーティングとの相性もあるので、コーティング後のワックスがけについては以下の記事を参考にしてみてください。

コーティング後の洗車に「洗車機」は使わないほうがベター!

ガラスコーティング を施した後は、コーティングの効果を長続きさせるためにも、できるだけ「手洗い洗車」をするようにしましょう。

もしも洗車機を使う場合は、以下の点に注意してください。

  • 洗車機のブラシ(ノンブラシ洗車機がベスト)
  • 洗車機に入れる前に水洗いする
  • ワックス洗車を選ばない

コーティング後に洗車機を使うなら「ノンブラシ」タイプを

洗車機のブラシには様々な種類があります。広く使われているナイロンブラシやプラスチックブラシは、ガラスコーティングを傷つけてしまう恐れがあります。

スポンジブラシやノンブラシタイプの洗車機であれば、コーティングに傷をつけることなく洗車を行うことができます。

洗車機に入れる前には必ず水洗い

洗車機に入れる前には必ず水洗いをしてください。ゴミなどの不純物が付着したまま洗車機に入れてしまうと、ブラシが不純物をこすり車体を傷つけてしまうからです。

ワックス洗車は選ばない

最後にワックス洗車を選ばない理由ですが、ワックス洗車だとコーティングの特性が失われてしまう可能性があります。ワックス洗車ではなく、シャンプー洗車を選ぶことをオススメします。

その他、コーティング後の洗車について

洗車する時間帯に気を付ける

洗車するときは、朝夕の「涼しい時間帯」に洗車を行うようにてください。

また、直射日光は避け、屋根などがある日陰で洗車をしましょう。暑い時間帯や直射日光の当たる場所で洗車をすると、水分がすぐに蒸発して水垢やシミが残ってしまいます。特に真夏の暑い季節は、炎天下や直射日光をできるだけ避けてください。

なお、洗車のベストタイミングについては以下の記事で詳しくご紹介しています!

洗車道具

洗車するときにオススメの道具は、マイクロファイバークロスです。マイクロファイバークロスは、繊維のキメが細かく柔らかい触り心地なので、車を傷つけずに洗車ができます。

洗剤選び

汚れを落とす力については、強い順に、酸性>アルカリ性>中性です。

酸性やアルカリ性の洗剤は、汚れを落とす力だけで言えば、たしかに高い洗浄力をもちます。ですが同時に、コーティングへの負担も大きくなってしまうのです。

反して、中性洗剤はコーティングへの負担が少なく汚れを落とすことができるので、洗車の際の洗剤選びとしてはベストな選択といえます。

水洗いや洗う箇所の順番

洗剤を使う前には必ず水洗いをしましょう。表面についているゴミや泥などの不純物を、高圧洗浄機やシャワーノズルで水洗いしてください。不純物が付着したままスポンジでこすると、コーティングが傷ついてしまう恐れがあります。

洗車のコツは、部屋の掃除と同じく「高いところから」が基本です。

【洗う順番】

  1. 天井
  2. 各ガラス
  3. ボンネット
  4. トランク
  5. タイヤ

の順で洗っていけば、気持ちよく汚れを落としていくことができます。

あわせて、水洗い→洗剤→水で流す→乾拭きの手順を部分ごとでこまめに行うと、水染みが起きることも少なくなります。

洗車手順については、以下の記事で詳しくご紹介しています!

最後に

今回は、ガラスコーティング後の洗車について解説しました。

ガラスコーティング 直後の洗車に関しては、「ガラスコーティングを施した直後1ヶ月間は洗車をしないようにする」(ただし花粉や黄砂が付着したときは、水洗い程度の軽度な洗車をする)ということをしっかりおさえておきましょう。

ガラスコーティングを施して1ヶ月が経過し、完全にコーティングが硬化したら、定期的な洗車を行ってください。

習慣づけられれば、より楽に清潔な状態で車を保つことができます。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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