ガソリンスタンドでの洗車は「手洗い」か「洗車機」か?特徴を把握して使い分ける

ガソリンスタンドでは手洗い洗車と洗車機の2パターンを選べますが、果たしてどちらの方法が良いのでしょうか。
それぞれ特徴があるので、メリット・デメリットなどを把握しておくと、ケースによって選択しやすくなります。
今回は、手洗いと洗車機の特徴とそれぞれのメリット・デメリット、どちらの洗車がおすすめなのかを解説します。
目次
結論:どちらの洗車が良いのか
ガソリンスタンドでの洗車は、時間がある場合は「手洗い洗車」をおすすめします。
何故なら、手洗い洗車は洗車機に比べると洗車傷が付きにくいので、綺麗な状態で車を保ちやすいからです。
ただし、洗車機の使用自体は、完全に否定はできません。それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるので、ケースによって使い分けるのがベストでしょう。
ガソリンスタンドの手洗いの特徴
ガソリンスタンドでの手洗い洗車は、以下の流れになります。
- カウンターで手洗い洗車の依頼
- スタッフに車の鍵を渡す
- 洗車完了まで待つ(約20~30分)
- 作業後にスタッフと一緒に仕上がりを確認する
- 会計
費用相場やメリット・デメリットは、次項を参考にしてください。
費用相場
手洗い洗車の費用相場は、約20〜30分ほどの時間で2,000円〜4,000円程度になります。車種やサイズ、お店によっての混み具合によって所要時間や費用、混雑の具合によって所要時間が変わるので、あくまで目安だと思ってください。
例えばガソリンスタンドで手洗い洗車をお願いした場合、以下が参考価格になります。
【車のサイズと参考価格】
車のサイズ | 主な車種 | 参考価格 |
XLサイズ | ベンツGL・エスカレードなど | 4,000円 |
LLサイズ | アルファード・アウトランダーなど | 3,500円 |
Lサイズ | クラウン・フーガなど | 3,000円 |
Mサイズ | プリウス・ゴルフなど | 2,700円 |
Sサイズ | アクア・パッソなど | 2,400円 |
SSサイズ | ワゴンR・ムーブなど | 2,300円 |
お店によって費用は前後しますので、あくまで参考価格と捉えてください。
メリット
ガソリンスタンドで手洗い洗車をするメリットは、主に以下になります。
- 手間が掛からず綺麗な仕上がりになる
- 人の手が届く範囲で車の隅々まで掃除してくれる
- 洗車傷が付きにくい
ガソリンスタンドのスタッフに手洗い洗車をしてもらう場合は、洗車傷が付くリスクもなく綺麗な仕上がりになるでしょう。
ガソリンスタンドのエネオスさんを例にすると、「泡ムートン手洗い洗車」というサービスがあります。
このサービスは、羊毛100%のムートンを使い、きめ細やかな泡で車全体を丁寧に洗いあげてくれます。
20〜30分であれば、待合スペースでコーヒーを飲んでいる間に終わるので、時間が掛かることを感じることもありません。
デメリット
半面、ガソリンスタンドで手洗い洗車をするデメリットは以下の通りです。
- 洗車機に比べて時間がかかる
- 洗車機と比べると費用が高い
次項で詳しく解説しますが、洗車機と比べると時間がかかり費用が高くなります。
自身が手洗いでやる場合、場所と水道さえ確保出来てさえいれば、洗車グッズの購入費用のみかかりますが、洗車を依頼する場合は最低でも2,000円からと、比較的高額な費用が発生します。
ガソリンスタンドの洗車機の特徴
洗車機の特徴としては、汚れに応じていくつかの洗車メニューを選ぶことができます。洗車メニューや費用相場、メリット・デメリットについては、次項を参考にしてください。
洗車機のコース
洗車機は汚れに応じて、いくつかメニューを選べます。
【洗車機のコース】
- 水洗い洗車コース
- シャンプー洗車コース
- ワックスコート洗車コース
- 撥水コート洗車コース
- ポリマーコート洗車コース
また、ガソリンスタンドの洗車機は、全自動洗濯機(門型洗車機)とドライブスルー洗車機の2種類があり、ブラシもタイプが選択できます。
洗車機の特徴については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
費用相場
洗車機の費用相場は、3分ほどの時間で500円程度になります。撥水・ポリマーコートの場合でも、5〜10分ほどの時間で1,000円〜1,500円程度の費用です。
ガソリンスタンドによって値段は前後しますが、車種やサイズによって値段が変わることはありません。
メリット
ガソリンスタンドで洗車機を利用するメリットは、主に以下の通りです。
- 洗車時間が短く済む
- 手洗い洗車と比べると安い費用で抑えられる
- 手洗い洗車と比べてクオリティの差がない
手洗い洗車と比べて安く早く洗車ができるので、コスパに優れています。仕事等が忙しくて少しでも時間が惜しい場合などは、洗車機を利用するのが便利です。
また、手洗い洗車は担当するスタッフによってクオリティに差が出ることもありますが、洗車機の場合は機械なのでその心配はありません。
デメリット
半面、ガソリンスタンドで洗車機を利用するデメリットは以下の通りです。
- 洗車傷が付く可能性がある
- 手洗い洗車に比べると細かい汚れが落ちにくい
- 乾拭きが必要になる
- コーティングした車は利用しづらい
洗車機はブラシを叩きつけるように掃除するため、車に洗車傷が付く可能性があります。
とはいえ、洗車機の性能も年々向上しているので、プラスチック製などの固いブラシでなく布やスポンジブラシであれば、洗車傷が付くリスクは低いでしょう。
もうひとつのデメリットは、手洗い洗車ほど細かい汚れを落とすことができないことです。また、水に濡れたままだとイオンデポジットやウォータースポット、水垢の原因となるので、乾拭きをする必要があります。
さらに、コーティング直後の車の場合は、洗車機を利用するとコーティングが剝がれたり、傷付けたりするリスクがあります。
コーティング後の洗車のタイミングについては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
洗車の頻度
洗車は一ヶ月に一度行うのが理想的です。車のボディは汚れが蓄積すると、表面の塗装が傷んでしまいます。
夏場は雨が降りやすく紫外線が強いので、夏前にボディコーティングをするのがおすすめです。ボディコーティングには、洗車の際に車の汚れが落ちやすくなるといったメリットがあります。
海沿いの近くを走行する際や台風の直後には、塩害のリスクがあります。そのため梅雨〜秋の台風シーズンにかけては通常よりこまめに洗車をするのがおすすめです。
塩害については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
最後に
ガソリンスタンドで洗車をする場合は、車の隅々まで掃除できる手洗い洗車をおすすめします。
行きつけのガソリンスタンドがある場合は、ベテランのスタッフとコミュニケーションを取るのが良いでしょう。顔馴染みになれば、熟練のスタッフが綺麗に洗車してくれる可能性があります。
どうしても時間がないときは、洗車機を利用しましょう。その際は、ブラシの選び方に気を付けて、洗車傷が付かないように注意してください。