洗車するタイミングはいつがベスト?雨の日でも洗車OKの理由とは

雑学

愛車にはいつでも心地よく乗っていたいものです。そのためには車を綺麗な状態で保つ必要があり、定期的な洗車が必要です。

「定期的な洗車」と一言で言っても、頻繁すぎる洗車は逆に車にとってダメージを与えてしまうことに繋がってしまいます。

車の色や保管環境、土地の気候など、条件によって洗車するベストなタイミングや頻度は異なります。

今回の記事では、洗車を行うべきベストタイミング・洗車を避けるべき時期について解説していきます!

洗車のベストタイミングは「曇り」の日の「朝」

天気が「曇り」の日を狙う!

洗車はよく晴れた日に行うイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

実は、よく晴れた日に洗車をすると強すぎる日光の影響を受けることによって、洗っているそばから車体が乾いていきムラのある洗いあがりになってしまうことがあります。

冬など気温の低い季節であれば乾燥に時間がかかるので大丈夫ですが、気温の高い夏の晴れた日での洗車はオススメできません。ただ、ワックスなどの種類によっては「数時間水を付けないでください」と注意書きのあるものもあるくらいなので、雨が降っている日の洗車も考えものです。

なので、狙い目は「降水確率の低い曇りの日」ということになります。
曇りの日は雨が降る可能性も大いにあるので、洗車を予定している日の1日を通しての天気予報をチェックしておきましょう。

季節は春がオススメ!

なぜ春がオススメかというと、

  • 夏は日差しが強く、洗車途中で車体が乾いてしまう。
  • 夏の高温多湿の環境では、洗車作業が困難になってしまう。
  • 夏や秋は気候の変動が激しいため、突然の雨などによって洗車が無駄になってしまうことがある。
  • 冬は気温差が激しく、結露の原因になってしまう。

以上のことから、気温が高すぎず低すぎず、気温差が激しくなく、天候の安定している日が多い春が洗車に適した気候であると言えます。

時間帯は朝の7時~11時がベスト

季節にもよりますが、朝の7時ころになれば外はかなり明るくなっているので洗車しても汚れの見落としの心配も減ります。また、早朝すぎると気温も低くなっているので、作業しにくいでしょう。

逆に12時を超えてくると、気温が高くなり洗車しているそばから車体が乾いてきてしまいます。さらに夕方17時以降になるとまた暗くなり、気温も低くなってくるので洗車には適した環境ではなくなってきます。

以上のことを踏まえ、7~11時までが洗車に適した時間帯といえます。

どのくらいの頻度で洗車をすればいい?

基本的には車が汚れていることに気がついたら洗車をしてください。

ただし、洗車のしすぎは塗装などへダメージが蓄積されてしまい、車が傷みやすくなってしまうので、神経質になる必要はありません。

花粉や黄砂などの広範囲におよぶ酷い汚れがついたとき

春の花粉のシーズンや梅雨時期の酷い泥汚れなど、広範囲におよぶ酷い汚れは車体の塗装にダメージを与えるので放置は禁物です。特に、

  • 花粉
  • 黄砂
  • 酷い泥汚れ
  • 潮風や浜風などの塩分の含んだ水分が付着した
  • 融雪剤(海水と同じく塩分が含まれている)

これらの汚れがある場合は、車体へのダメージが大きいので、放置せずに洗車することをオススメします。特に塩分を含んだ汚れは、車体の鉄を錆させる原因にもなるので早めに洗車をしてください。

小さい汚れを放置しすぎて範囲が広がってしまったとき

車に鳥の糞や虫の死骸などがついてしまい、その一部分が汚れてしまった経験は車を持っていたら誰しもが経験する汚れだと思います。この様な汚れは綺麗にしておかなければ、その部分だけ塗装が変色したりしてしまう原因にもなります。

小さな汚れは何かと放置してしまいがちですよね。
気が付いたら出来るだけすぐに雑巾や車用のウェットシート、ふき取りシートなどを利用して、汚れてしまった部分だけでも綺麗にしましょう。小さい汚れだけであれば、拭き取るだけで綺麗になるので車体全体を洗う必要がありません。

また、こまめに行えば洗車のしすぎによるダメージを防ぐ事にもつながります。

実は「雨の日」の洗車も効果的な場合がある

メリット

汚れが落ちやすくなる

ガラスやボディに付着した頑固な汚れも雨で柔らかくなるため、晴天時よりも比較的スムーズに汚れを落とすことができます。

水垢が付きにくくなる

洗車に使用する水道水には「カルキ」という成分が含まれています。水道水を使用して洗車をする場合、水分をしっかり拭き取らないと水垢やシミの原因になりやすいです。

雨天時は水道水で洗い流す作業が要らなくなるので、水垢もつきにくくなります。

デメリット

仕上げのワックスがけが難しくなる

雨天時は水分の拭き取りができないため、仕上げで行うワックスがけは不向きです。コーティングも同様であり、車を乾かす必要があるため雨の日はできません。

レインブーツ・レインコートが必須

雨天時の洗車にはレインブーツやレインコートを着用した上で作業する必要があります。

晴天時に比べると作業がしにくいと感じたり、億劫に感じることも増えてしまい、洗車を終えるまでに時間がかかる可能性もあります。

最後に

今回の記事では、洗車のベストタイミングと洗車のしすぎはNGである理由について解説しました。

せっかく大枚をはたいて購入した愛車には、出来るだけいい状態で長く乗り続けたいものですよね。頑張って車を洗っても、逆にダメージを与えてしまっていては元も子もありません。だからこそ洗車のタイミングは大切なものになってきます。

適切な時に適切な方法で、愛車のベストコンディションを保っていきましょう!

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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