冬のバッテリー上がりの防止策|車のバッテリーが減りやすい理由や対策を解説

メンテナンス

冬は、バッテリーが上がりやすい季節です。実際にJAFのデータを見てみると、出動理由でバッテリーに関するトラブルが増えていることが分かります。

この記事では、車のバッテリーが冬に上がりやすい理由から、バッテリーが上がらないための防止策、バッテリーが上がった場合の対処法について解説していきます。

実際に冬はバッテリー上がりのトラブル件数が多い

JAFのデータを見ると、冬はバッテリー上がりの件数が増えていることが分かります。2022年度の「出動理由」を見ると、12月〜3月に過放電バッテリーの件数が、ほかの月と比べて明らかに増加しているからです。

過放電バッテリー|2022年度の月別件数

04月:57,054件
05月:52,565件
06月:44,983件
07月:48,149件
08月:52,643件
09月:50,682件
10月:59,399件
11月:58,920件
12月:77,226件
01月:77,712件
02月:65,730件
03月:64,034件

出典:JAF|ロードサービス救援データ(2022年度:月別)

次項では、車のバッテリーが冬に上がりやすい理由について解説していきます。

バッテリーは寒がり!車のバッテリーが冬に上がりやすい理由3つ

車のバッテリーが、冬に上がりやすい理由は以下の3つです。

  • バッテリーの液温低下による充電効率の低下
  • エンジン始動時に必要なエネルギーが増えるため
  • 暖房やライトの使用量が増えるため

こちらでは、それぞれの理由について解説していきます。

バッテリーの液温低下による充電効率の低下

冬場は気温が低くなる影響で、バッテリーの液温も低下するため、電気を取り出すための化学反応が鈍くなります。

化学反応が鈍くなると、充電や放電が上手く機能しなくなるため、充電効率が低下して充電不足気味になります。いわゆる、バッテリー性能の低下です。

そのためバッテリー性能が低下する冬場は、エンジンがかかりにくくなることがあります。

エンジン始動時に必要なエネルギーが増えるため

気温が低下すると、エンジンオイルの粘度が高くなるため、エンジンを動かすときの駆動抵抗が大きくなります。冬は夏よりも約1.5倍の電気を必要とするため、当然バッテリーにかかる負担も増えます。

暖房やライトの使用量が増えるため

冬は車内を暖めるため暖房を使用したり、ライトを点灯している時間が長くなったりするため、電気の使用量が増えます。充電効率が下がるなかバッテリーの負担が増えると、過放電に繋がりやすいです。

冬のバッテリー上がりを防止するには、容量や充電効率の高いバッテリーを使用すること

冬のバッテリー上がりを防止するには、発電した電気を短時間で効率的に蓄えられる、充電効率の高いバッテリーを使用するのが効果的です。

寒冷地仕様車に搭載されていることが多く、バッテリーや発電機の役割を果たすオルタネーターの容量が増えています。

また冬場に限らず、バッテリー上がりを防ぐ方法としては以下の2点が挙げられます。

  • 1週間に1時間以上の運転をすること
  • こまめにバッテリーの点検を行うこと

バッテリーの寿命は、2年〜3年ほどです。寿命が近くなったら、バッテリーが上がりやすい冬場を迎える前に、バッテリー交換をするのがベストと言えます。

バッテリーが上がった場合の対策

バッテリーが上がったときにできる対策としては、以下の2つが挙げられます。

  • エンジンのかかる車に「ブースターケーブル」を使用して助けてもらう
  • ジャンプスターター(小型バッテリー)を使用する

ほかの車から電気を分けてもらえるようでしたら、ブースターケーブルを使って一時的に充電をしましょう。また、ジャンプスターターがあれば、ほかの車から電気を分けてもらえなくても、一時的な充電ができます。

どちらの方法もできないときは、ロードサービスやJAFを呼んでください。自宅でバッテリーが上がったら、ディーラーや専門店に出張で来てもらいましょう。

また、ブースターケーブルやジャンプスターターの使用は、あくまで応急処置です。充電して運転した後はバッテリーの状態を確認して、寿命が近いようでしたら新しいバッテリーに交換してください。

バッテリー上がりの対策や、充電方法については以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

冬のバッテリー上がりについてのまとめ

  • JAFの出動理由を見ても、12月~3月はバッテリー上がりのトラブルが増加している
  • 冬にバッテリーが上がりやすいのは、バッテリー液の温度低下による充電効率の低下が大きい
  • 冬のバッテリー上がりを防止するには、容量や充電効率の高いバッテリーを使用するのがおすすめ

冬はバッテリーが上がりやすいので、こまめに運転することでバッテリー上がりを防ぐようにしてください。冬が来る前に、容量や充電効率の高いバッテリーに交換するのもおすすめです。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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