激落ちくんをフロントガラスに使う前に!水垢・油膜取りに潜むメラミンスポンジのリスク

メンテナンス

フロントガラスの水垢や油膜取りに、激落ちくんなどのメラミンスポンジを使用することは、あまりおすすめできません。

ガラス表面の汚れが落ちそうなイメージはありますが、実はフロントガラスに使ってはいけない理由がいくつか存在します。

硬い素材のメラミンスポンジは、水垢や油膜を取りながら、同時にガラス表面のコーティングを削ってしまい、細かな傷や曇りを引き起こす危険性が高いのです。

今回の記事では、なぜメラミンスポンジが不向きなのか、実際の検証結果や正しい掃除方法など、知っておくべき情報を専門家の視点で分かりやすく解説します。

今回の記事で分かること

・フロントガラスの掃除にメラミンスポンジを使ってみた結果
・メラミンスポンジの使用をおすすめでない理由
・激落ちくんでフロントガラスを掃除した場合の対処法

市販品では油膜・水垢が落ちなかった経験ありませんか?

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検証!フロントガラスの掃除にメラミンスポンジを使ってみた結果

百聞は一見に如かず!ということで、メラミンスポンジでフロントガラスを拭いてみました。

こちらでは、画像と合わせて解説していきます。

【画像で解説】少し擦るだけで白い筋や曇りが発生

実際に、メラミンスポンジでフロントガラスを掃除してみた結果、白い筋や曇りが発生しました。

実際に、フロントガラスにメラミンスポンジを使用してみます。

画像上部、ライトが反射している部分に白い筋が見えます。

少し擦っただけでも筋が見え、曇りがかっていることがわかります。

【結論】フロントガラスの掃除にメラミンスポンジは不向き

ガラスによってはメラミンスポンジを使用することによって、傷が付いてしまうこともあります。ガラスを研磨したことによる細かい傷がたくさんついてしまい、ガラスが曇ったような状態になってしまう危険性が高いです。

協力:glassD府中店・吹浦翔太さん (サービスフロント)

なぜ激落ちくんはフロントガラス掃除に不向きなのか?3つの理由

メラミンスポンジがフロントガラスの掃除に不向きな理由

1:素材が「硬い」ため、ガラス表面を削ってしまう
2:撥水加工やコーティングまで剥がれるリスク
3:視界不良による事故のリスクが高まる

そもそも激落ちくんなどのメラミンスポンジは、車に使用することを想定して作られていません。

メラミンスポンジは素材が「硬い」ため、撥水加工されているフロントガラスへの使用は不向きです。

つまり汚れを取るのと同時に、撥水加工も取れてしまいます。特に撥水コーティングを施工していると、水を弾く皮膜まで落ちるので気を付けてください。

メラミンスポンジでフロントガラスを拭くと、ガラスに傷が付いて曇ったり、視界が悪くなったりして、事故に繋がる可能性があるため危険です。

どうしてもメラミンスポンジを使いたい場合の限定的な活用法

メラミンスポンジの限定的な活用法

・使用は「フロントガラスの隅」など狭い範囲に限定する
・傷をつけないための磨き方と注意点

どうしてもメラミンスポンジを使用したいなら、カーシャンプーでは取りきれない小さな汚れや、フロントガラスの隅のある細かい汚れを落とす場合に限定しましょう。

メラミンスポンジでフロントガラスを磨く際は、スポンジにしっかり水を含ませて、表面を優しくなぞるようにして掃除してください。

メラミンスポンジを使用して窓ガラスに傷が付く原因は、硬い素材でガラスを必要以上に擦ったり、強く押し付けたりすることです。

メラミンスポンジを使う際は、リアガラスの隅などの小さな範囲で試してから、フロントガラスに使用するようにしてください。

車のボディやヘッドライトに激落ちくんを使っても大丈夫?

たとえば窓ガラス以外の箇所、車のボディやヘッドライトに、激落ちくんを使っても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、車のボディへの使用もおすすめしませんし、ヘッドライトの黄ばみ取りに使う際は注意が必要です。

車のボディへの使用は塗装を傷めるためNG

激落ちくんなどのメラミンスポンジは、車のボディへの使用もおすすめできません。なぜならば、塗装を傷付けたり剥がしたいるする危険性があるからです。

またガラスコーティングなど、ボディにコーティングしている場合は、表面の被膜を剥がすリスクがあります。

ヘッドライトの黄ばみ取りには注意が必要!コスパも悪い?

ヘッドライトの汚れに激落ちくんは使えますが、あまりおすすめできません。なぜならば、黄ばみを落とすのに手間や時間がかかるからです。

そのため、カーシャンプーや専用のクリーナーを使った方が、コスパが良くておすすめです。

また、ヘッドライトにメラミンスポンジを使うと、ムラができたり、ヘッドライトカバーが傷付いたりするデメリットがあります。

車のヘッドライトの黄ばみ取りについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【対策】車に激落ちくんを使ってしまった場合の対処法

車に激落ちくんを使ってしまって、傷が付いてしまったとします。その場合、浅い傷や傷の範囲が広くない場合は、細めのコンパウンド(研磨剤)で対処できます。

しかし、傷の範囲が広かったり、自分で傷を消せなかったりする際は、プロにお願いしましょう。

浅い傷ならコンパウンド(研磨剤)でセルフ補修が可能

自分で傷消しをする際に、用意する物と手順は次を参考にしてください。

用意する物

・コンパウンド
・ウエス
・タオル2枚

以上の物が用意できたら、次の手順で傷を消していきます。

傷の付いた表面を水洗いして、汚れを取る
タオルで乾拭きをする
コンパウンドをウエスにつける
ウエスで傷の付いた箇所を磨いていく
磨き終わったら水洗いをする
濡れていないもう1枚のタオルで乾拭きをして完了

注意点として、コンパウンドには番手があり、粗目から極細まであるので、最適な物を選んでください。分からない場合はカー用品店に行き、店舗のスタッフに相談しましょう。

自分で消せない深い傷はプロに相談するのが安全

傷が深かったり、傷の範囲が広かったりする場合は、自分では対処せずにディーラーやカー専門店に傷消しを依頼してください。

自分で傷を消そうとしてムキになると、却って傷が酷くなる場合があります。

車の傷消しで失敗する原因は、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

家にあるものでフロントガラスの油膜や水垢は落とせるのか?

メラミンスポンジは100円ショップでも手に入り、家にもストックしてあるため、フロントガラスの汚れ落としに使いやすいです。

しかし、家にある物や100均で販売されているものでしたら、何もメラミンスポンジでなくてもかまいません。

家にある物、100均で手に入るものでしたら、次のものでもフロントガラスの油膜や水垢を落とせます。

  • 食器用洗剤(中性洗剤)
  • ガラスマジックリン、マイペット
  • ウーロン茶
  • アルコール
  • 新聞紙
  • 重曹

特に食器用洗剤(中性洗剤)は、洗剤を含ませたスポンジでフロントガラス全体を掃除するだけなので簡単です。

フロントガラスの掃除を、家にある物で代用する場合は、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

[Q&A]フロントガラスの水垢・油膜取りについて、よくある質問

こちらでは、フロントガラスの水垢・油膜取りについて、よくある質問を解説していきます。

Q
車のフロントガラスのウロコはどうやって取るの?
A

カーシャンプーや専用のクリーナーを使うのがおすすめです。

自分で落とすのが面倒な場合は、ガソリンスタンドで洗車してもらいましょう。

車の水垢掃除については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

Q
フロントガラスの油膜が取れません。どうしたらいいですか?
A

ガソリンスタンドやコーティング専門店など、プロのスタッフにお任せしましょう。

ガソリンスタンドやコーティング専門店でしたら、1,500円くらいから油膜取りをしてくれます。

また、油膜は放置すればするほど汚れが落ちにくくなるので、早めに掃除するのがおすすめです。

車の油膜取りについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

フロントガラスとメラミンスポンジについてのまとめ

  • フロントガラスの水垢、油膜取りにメラミンスポンジを使うと、傷ができるリスクがある
  • 車のボディ、ヘッドライトの掃除にも、メラミンスポンジの使用は不向き
  • 車に激落ちくんを使ってしまった場合、コンパウンドを使うかプロに相談する

基本的に、激落ちくんなどのメラミンスポンジは、フロントガラスの掃除には使用しないのがおすすめです。

フロントガラスに激落ちくんなどのメラミンスポンジを使うと、一見汚れが落ちたように見えても、ガラスの表面を削ってしまい傷や曇りの原因になります。

水垢や油膜取りには便利そうでも、結果的に視界不良や安全性の低下につながりかねません。

今回の記事で紹介したように、正しい道具と方法を選ぶことが大切です。愛車を長く安全に保つためにも、フロントガラスのケアは慎重に行いましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

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