洗車傷の消し方|洗車傷を気にしすぎても仕方ないって本当?

トラブル

洗車傷とは、洗車をしたときにできる傷のことです。

「知らない間に、車に小さなひっかき傷ができている。」
「自動洗車機を使うと、なぜか車に傷ができている。」

このような経験のある人は、洗車傷の可能性があります。今回の記事では、洗車傷ができる原因や傷の消し方について解説していきます。

洗車傷の消し方

洗車傷が深い場合や自分での修復に不安がある場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

プロはコンパウンドやポリッシャーを用いた研磨技術で、塗装面のクリア層を均一に整え、傷を目立たなくします。

また、ガラスコーティングなどの施工により、傷の予防と艶出し効果も期待できます。

費用は傷の程度や車種によって異なりますが、確実な仕上がりと再発防止を重視するなら、専門業者の技術に頼る価値は十分にあります。

洗車傷の修理を専門業者に依頼する場合、次が一般的な目安です。

修理箇所・内容料金相場
小さな擦り傷(バンパーなど)約5,000円〜30,000円
線キズ(フェンダーなど)約15,000円〜40,000円
へこみ+傷(ドアなど)約20,000円〜50,000円
全体的な研磨+コーティング約30,000円〜100,000円以上

※傷が浅い場合は比較的安価で済みますが、深い傷やへこみがあると板金塗装が必要になり、費用が高くなります。
※ディーラーは高品質だが高額、一方で板金専門店やカー用品店はコストを抑えやすい傾向があります。

見積もりは無料の業者も多いため、複数社で比較するのがおすすめです。

洗車傷の原因

洗車傷の原因

洗車傷ができる原因は、主に次の4パターンです。

  • 水洗いをしていない
  • カーシャンプーの泡立ちが悪い
  • 硬いブラシの使用
  • 力の入れすぎ

水洗いをしていない

手洗い洗車の場合も自動洗車機の場合も、車を洗浄する前に水洗いをしないと、洗車傷がつくリスクがあります。

なぜならば、車に砂や細かいゴミなどが付着したまま水洗いをせず、スポンジやブラシで車体を擦るとひっかき傷ができるからです。

そのため洗車をする前は、水洗いをして車のボディに付着した細かい不純物を落としてください。

硬いブラシの使用

手洗い洗車の場合も自動洗車機の場合も、硬いブラシを使用すると洗車傷ができやすいです。

現在の自動洗車機には、布製やスポンジ製のブラシが採用されており、洗車傷ができるリスクは低くなりました。

ただし旧式の自動洗車機の場合は、硬いナイロンやプラスチック製のブラシが採用されています。現在では数は減っていますが、旧式の自動洗車機を使用すると洗車傷ができる可能性があるため気を付けましょう。

また、手洗い洗車をする際は、やわらかいスポンジやクロスを使うようにしてください。

カーシャンプーの泡立ちが悪い

カーシャンプーの泡立ちが良いと、泡がクッション役となってスポンジと車体の摩擦を軽減してくれます。

そのためカーシャンプーの泡立ちが悪いと、摩擦が大きくなって洗車傷ができるリスクがあります。

手洗い洗車をする際は、カーシャンプーをよく泡立ててから掃除するようにしてください。

力の入れすぎ

手洗い洗車をする際に、力を入れすぎて強くボディを擦ると洗車傷ができやすくなります。スポンジの繊維がボディに擦れて、摩擦が発生するためです。

汚れを落として愛車を綺麗にしたい気持ちは分かりますが、スポンジでボディを擦る際は丁寧に優しく行ってください。

力を入れるよりもカーシャンプーをしっかりと泡立てて、泡の力で汚れを落としましょう。

洗車傷を気にしすぎても仕方ない

洗車傷を気にしすぎるのは、あまり良いとは言えません。洗車傷を完全にゼロにすることは不可能なので、仕方ないことと言えます。

どれだけ丁寧に洗車しても、些細な傷は避けられません。細かい傷はできるもので、気にしすぎると却ってストレスや過剰な手間を生む原因になります。

洗車傷を気にしすぎるよりも、適切なケアで車の美観を保つ意識に切り替えることが大切です。

予備洗車やコーティングなどの対策を講じつつ、傷が付いた場合は落ち着いて対処する姿勢が、長く愛車と付き合うためのポイントです。

洗車傷を気にするのであればガラスコーティングを施工する

洗車傷を気にするのであれば、洗車傷ができにくくするには、ガラスコーティングを施工するのがおすすめです。ガラスコーティングを施工すれば、水洗いだけの洗車で済ませることができます。

また、高圧洗浄機を使用しても、コーティングが剥がれることはありません。

注意点としては自動洗車機を使用する場合、自動洗車機の選び方には気を付けることです。ナイロンブラシやプラスチックブラシの自動洗車機を選ぶと、被膜を傷つけてコーティングが剝がれてしまう恐れがあります。

そのため、ガラスコーティングを施工した車を自動洗車機で洗う場合は、「ノンブラシタイプ」で「水洗いコース」を選択してください。

ガラスコーティングをした車の洗車方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【Q&A】洗車傷についてよくある質問

こちらでは、洗車傷についてよくある質問を解説していきます。

Q
黒い車は洗車傷が目立ちやすいですか?
A

黒い車の場合、細かい傷が非常に目立ちやすい塗装になっています。

黒い車の洗車傷を消す方法ですが、基本的に他のカラーと同じ消し方になります。

Q
洗車傷ができるのは仕方ないですか?
A

どれだけ気を付けても細かい傷はできるので、気にしすぎるのもあまり良くありません。

Q
洗車機と手洗い洗車では、どっちが傷つくのか?
A

洗車の方法によるので、一概にどちらとは言えません。

洗車機の場合、旧式の硬いブラシだと洗車傷ができやすいです。手洗い洗車機の場合でも、水洗いが不十分で砂やホコリが残っているのにスポンジで車体を擦ると、洗車傷ができてしまいます。

洗車傷についてのまとめ

  • 洗車傷を防ぐには最初に水洗いをして、ボディに付着した不純物を落とす
  • 硬いブラシの使用は避けて、スポンジでやさしく擦る
  • 洗車傷ができるのを防ぐには、ガラスコーティングを施工する

洗車をする際は初めに水洗いをして、汚れを落とすときはやわらかいスポンジで優しく磨けば洗車傷ができることはありません。

また、手洗い洗車をする際は、カーシャンプーをよく泡立ててから行いましょう。 ガラスコーティングを施工すれば、水洗いだけの洗車で済ませることができるため、洗車傷ができる心配もありません。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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