フロントガラスが曇る原因とそれぞれの対処法

メンテナンス

雨天が多くなる梅雨の時期や冬場はフロントガラスが曇りやすくなり、視界不良が起きやすくなってしまいます

視界不良が起きると歩行者や自転車の発見が遅れ、思わぬ事故に繋がりかねません。

ドライバーの多くの悩みであるフロントガラスが曇る現象は、一体なにが原因で起こってしまうのでしょうか。

今回の記事では、フロントガラスが曇ってしまう原因を解説しながら、適切な対処法を紹介していきます。

フロントガラスが曇る原因

フロントガラスが曇る原因は主に以下の2つです。

  • 結露(外気温と車内の温度の差)(車内の湿度の高さ)
  • ガラスの汚れ

それぞれについて、詳しく解説していきます。

●結露

結露のイメージ

ガラスが曇る一番の原因は「結露」です。結露とは、空気中の水蒸気が凝結して水滴になる現象を指します。

結露が起こるメカニズムには、温度差によるものと湿度によるものに分類されます。

【温度差による結露】

車内と車外との温度差が大きいと結露が起こりやすくなり、曇りの原因になります。

雨や雪が降っている日などに家の窓が結露しているのを見たことはないでしょうか。

このような状況の場合、外気温と車内の温度に大きく差が生まれ、ガラスが曇りやすくなっています。

これは外気温と室内の温度の差が大きいため、空気中の水蒸気が冷たい窓に冷やされて結露を起こしているからなのですが、フロントガラスでも同様のことが起こります。

結露の原因は様々ありますが、温度差が約15度あると起こりやすくなると言われています。

【湿度の高さによる結露】

湿度が高くなる原因としては、

  • 車を密閉してしまっていることによって、本来は外に逃げていくはずの水蒸気を車内に閉じ込めてしまっている。
  • 人から出た汗が蒸発することによる水蒸気が原因。
  • 飲料が蒸発する際に発する水蒸気が原因。

水分が蒸発することによって空気中の水分が増え、車内の湿度が上がります。
車は気密性が高く作られているため、湿度が上がりやすいのです。

湿度が高いと温度差が小さくても結露しやすい状態になり、フロントガラスが曇りやすくなります

●フロントガラスが汚れている

実は、フロントガラスの汚れが曇りの原因になることもあります。フロントガラスが汚れてしまう原因には、

  • 油膜
  • 水垢
  • ホコリ
  • 手垢や皮脂
  • 花粉、黄砂

などが挙げられます。

フロントガラスが汚れてしまっていると、 汚れが水分を付きやすくさせるため、フロントガラスの曇りの原因 になってしまうのです。

「 外気導入モード」 を使用した際に、車内に花粉や黄砂が入り込んでフロントガラスに付着し、曇りに繋がることもあるんです。

フロントガラス曇りの対処法

●温度差による結露の対処法

結露は外気温と車内の温度の差が大きいことによって起こっている現象であるため、外気温と車内の温度の差を小さくするには、以下の2点を行ってみてください。

  1. 換気・窓を開けたまま走行
  2. エアコン(デフロスター・デフォッガー)の使用

エアコンからは除湿された空気が出るので、車内の湿度が下がり、曇りの原因を取り除けます 。デフロスター やデフォッガー を使用することで、より早く曇りを取り除けます。

の方が湿度が高い梅雨雨の日などは「 内気循環モード」 を使用しましょう。
「 外気導入モード」 は、外の湿気が車内に入ってしまうため使用しないよう注意が必要です。

●湿度の高さによる結露の対処法

車内の温度が高すぎる場合は冷房、低すぎる場合は暖房をかけ、外気温と車内の温度の差が小さくなるようにします。

しかし、夏の暑い日や冬の寒い日は快適に過ごせる温度を最優先に車内の温度を調節しますよね。そうすると、どうしても温度の差が大きくなってしまいます。

そんな時に使うのが、デフロスター( 扇形の枠と矢印のマークのボタン) です。

デフロスターは、水蒸気を含まない暖かい空気をフロントガラスや運転席と助手席の窓ガラスをメインに送風します。

これにより窓が温められ、外気との温度差を小さくし、曇りを取り除くことができます。

リアウィンドウが曇っている場合はデフォッガーを使用しましょう。

●フロントガラス内側汚れの対処法

フロントガラスの内側の汚れが原因で曇ってしまっている場合は、

  • ウェットシートやタオルで拭き取る
  • 専用のクリーナーなどで綺麗にする

このどちらかの方法がおすすめです。

専門的な技術は必要ではなく、簡単に揃えられて時間も要さないので、すぐ実践することができます。

車内の掃除は定期的におこない、フロントガラスの曇り防止を心がけてください。

フロントガラスの掃除の仕方は以下の記事で詳しく解説しています。

フロントガラスの曇りが発生しやすい時期

梅雨、雨の日

梅雨や雨の日は、空気中の湿度が高くなります。機密性の高い車内の湿度が高まり、空気中に含まれる飽和水蒸気量を超えることで、ガラスに水滴が付着します。

夏はカーエアコンの使用頻度が高くなり、車内外の気温差が大きくなりやすいです。

車内の温度が下がっていくのに対し、車外の気温は高い状態なので、気温差によってフロントガラスが曇りやすくなるのです。

夏同様、冬は暖房の使用頻度が高くなります。気温差が大きくなることにより、飽和水蒸気量を超えた水分によってガラスが曇りやすくなります。

フロントガラスの曇りを未然に防ぐために

①ガラスを清潔な状態に保っておく

汚れ成分が付着したガラスには小さな凸凹ができます。そうした凸凹に水滴が付着しやすく、ガラスは汚れているほど曇りやすくなります。

綺麗な状態のガラスよりも曇りやすくなってしまうので、ガラスは常に綺麗にするよう心がけましょう。

【簡単にできる掃除方法】

  1. 中性洗剤を薄めた水を絞った雑巾 or ウェットシートを準備する
  2. フロントガラスの内側を拭き取る
  3. マイクロファイバータオルやキッチンペーパーで乾拭きする

特に、3番目の工程は丁寧に行いましょう。このとき、クリーナー跡を残さないように気をつけてください。

②曇り止め用品を使う

市販されている曇り止め用品を使用することで、フロントガラスの曇りを防ぐことができます。車種によって効果が異なるので、市販の物は特に事前に使用可能かを確認した上で使用してください。

.● 曇り止めスプレー・・・ 窓に吹き付けて拭き取るだけのタイプ。

曇り止めスプレー・・・ 窓に吹き付けて拭き取るだけのタイプ。

曇り止めウェットシート・・・曇り止めの成分が入っているシートタイプ。

コーティング剤・・・汚れ、水分の付着防止、曇り止めとしての効果が期待できる。

ガラスクリーナー・・・汚れを落とし、拭いた跡に残った成分が水分の付着防止をする効果が期待できる。

撥水スプレー・・・ 水滴を弾いてくれるの効果があり、曇り止めの効果も期待できる。

③除湿アイテムを常備しておく

「湿度」を下げるために、除湿アイテムを車内に置いておくのも効果的です乾燥剤や除湿剤など、市販のもので十分対応できます。

意外な除湿アイテムだと、猫砂を小さな容器や布に入れて活用する方法もあります。

除湿アイテムを車内に置くときには、運転時の視界や運転時の操作など、運転に支障をきたさないような場所に置くようにしてください。

④台所用洗剤・シェービングクリームを使う

どこのご家庭にもある物を使えば、フロントガラスや他の窓ガラスの曇り止めができます。それは、台所洗剤やシェービングクリームです。

これらには「界面活性剤」が多く含まれており、①と同じ工程で窓ガラスを拭けば除湿効果が期待できます。

しかし、効果が長続きするとは限らないので、長距離ドライブの前などは注意が必要です。出勤前や買い物前など、一時的な運転のときにだけ限定してください。

⑤A/Cスイッチを常時ONにする

「A/C」とは、「Air Compressor(エアーコンプレッサー)」の略です。スイッチ一つでコンプレッサーを作動させて、車内を冷却・除湿することができます。

このA/Cスイッチや、「結露」や「車内の湿度が高いとき」の対処法で紹介したデフロスターを活用することで、フロントガラスが曇るのを未然に防ぐことが可能です。

車に乗ってから、A/Cスイッチを常時ONの状態にしておけば、運転中もフロントガラスが曇ることはまずないでしょう。

注意点としては、燃費を消耗しやすくなることです。最近の車には「オートエアコンモード」で、除湿をしながら燃費の節約をできる車種が増えています。

A/Cスイッチについては、以下の項目でも詳しく解説しています!

最後に

今回の記事では、フロントガラスの曇りについて3つの原因と対処法を解説しました。

雨の多くなる時期や冬場は特に、ガラスが曇りやすくなってしまいます。

換気やデフロスターの活用とともに、今回ご紹介したアイテムや対処法をフルに活用して、快適なドライブができるようにしていきましょう。

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