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タイヤがスタックした場合の脱出方法|脱出のテクニック、おすすめグッズを紹介

雑学

冬になると雪が降ったり積もったりして、タイヤがスタックすることがあります。スタックとは、雪や泥のぬかるみにタイヤがはまり、その場から抜け出せない状態です。

雪道や泥道の走行に慣れていない人がスタックすると、焦ってアクセルを踏み込み事態を悪化させるリスクがあります。

この記事では、もしもタイヤがスタックした場合の脱出方法や、スタック対策の便利グッズについて解説していきます。雪道を運転する機会のある人は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

スタックとは雪や砂地、泥のぬかるみにタイヤがはまること

スタックとは雪や砂地、泥のぬかるみにタイヤがはまり、車が抜け出せなくなる現象を言います。

スタックするとタイヤがうまく路面と噛み合わず、アクセルを踏んでもタイヤが空転してしまいます。前にも後ろにも進まなくなるため、その場から動くことができません。

スタックした場合、まずは落ち着いて原因を追及し、事態の改善に努めることが大切です。慌ててアクセルを踏み込むと、脱出どころか雪や泥のぬかるみに、余計にタイヤがはまって沈み込んでいきます。

スタックからの脱出は、JAFやロードサービスに連絡するのがベター

脱出方法やテクニックを熟知していたり、脱出するための道具を持っていたりしたら、スタックから自力で脱出できる可能性は高まります。

しかし、スタックのケースによっては、他人に車を押してもらったり、車の牽引が必要だったりする場合があります。

そのため「脱出のための道具がない」「他の車に牽引してもらう可能性がゼロ」といった場合には、JAFやロードサービスを呼んで脱出するのがおすすめです。

もしも道具を持っていたり、他のドライバーに協力してもらえそうだったりする場合は、自力での脱出が見えてきます。

次の項目で、スタックした場合の脱出方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

雪道でタイヤがスタックした場合の脱出方法を5つのケースで解説

こちらでは「国土交通省|北陸地方整備局・長岡国道事務所」で、紹介されている方法を参考に、タイヤがスタックした際の脱出方法やテクニックについて、以下の5つのケースごとに解説していきます。

  • スリップして動けない
  • 新雪に埋もれてしまっている
  • 雪の塊に乗り上げてしまった
  • ちょっとした脱輪で動けない
  • 完全に道路から外れた

出典:Q19. スタックしたらどうやって脱出すればいいの?|長岡国道事務所 (mlit.go.jp)

「JAFやロードサービスを呼ぶまでもなく、自力で脱出できそう。」と判断した場合は、こちらで紹介する方法を試してみてください。

スリップして動けない

スリップが原因で車が動けない場合は、以下の手順で脱出を試みてください。

振り子のように、ゆっくりと小刻みに前進やバックを繰り返して、雪を踏み固めながら発進する
チェーンを巻く
ヘルパーを敷き、ゆっくりとアクセルを踏む
タイヤの下に、フロアマットやタオルを敷く
ゆっくりとアクセルを踏む
同乗者や通りかかったドライバーに、車を押してもらう
タイヤの空気を抜き、空気圧を下げ、雪面への接地面積を増やしてゆっくり発進する
スリップしたタイヤの下と、タイヤの外周に砂をふりかける

誰かに車を押してもらうときは、衝突しないように車の動きには十分注意してください。

また後輪駆動のFR車の場合、ゆっくりとアクセルを踏むときに、同乗者に後部座席に乗ってもらったり、荷物をトランクに積んだりして、駆動輪に圧力を与えてから発進すると効果的です。

そして脱出後は、ガソリンスタンドなどで適正空気圧に戻してください。

雪国の滑りやすい地域には、砂箱が設置されています。万が一、近くに砂箱が無い場合もあるので、ペットボトルに砂をつめて常備すると良いでしょう。砂でなくとも、融雪剤でも代用可能です。

新雪に埋もれてしまっている

タイヤが新雪に埋もれてしまって車が動けない場合は、以下の手順で脱出を試みてください。

振り子のように、ゆっくりと小刻みに前進やバックを繰り返して、雪を踏み固めながら発進する
タイヤ周辺の雪をスコップや手で取り除いて、ゆっくりと発進する
同乗者や他のドライバーに車を押してもらう

前輪駆動のFF車の場合は、ハンドルをこまめに切って雪を踏み固めながら発進するのがポイントです。タイヤ周辺の雪を取り除く際に、スコップが無い場合は足で踏み固めても構いません。

雪の塊に乗り上げてしまった

雪の塊に乗り上げて車が動けない場合は、以下の手順で脱出を試みてください。

振り子のように、ゆっくりと小刻みに前進やバックを繰り返して、雪を踏み固めながら発進する
スコップ等で雪を少しずつかき出していく
タイヤを着地させ、ゆっくりと発進する
仲間や通りかかった他のドライバーに、自分の車を牽引してもらう

ちょっとした脱輪で動けない

脱輪した場合は、慣れないドライバーの自力脱出は危険を伴います。基本的には、JAFやロードサービスを呼ぶのをおすすめします。

仮にちょっとした脱輪で、ジャッキを車に積んでいる場合は、以下の手順で脱出を試みてください。

駆動輪が脱輪した場合や片側の前後輪とも脱輪した場合は、ジャッキで路面高まで車を持ち上げる
駆動輪と道路の間に板等をはさみ、ゆっくり発進する

車の重量が軽くて周囲に人がいる場合は、人の力で持ち上げることもできる場合があります。

前輪駆動のFF車の場合、後輪の片方だけ溝に落ちた程度であれば、後ろから人が押すだけでも効果的です。

ただし脱輪の場合、基本的にはJAFやロードサービスを呼ぶのがおすすめです。

完全に道路から外れた

  • 林に突っ込んだ
  • 崖から転落した

以上のようなケースで、道路から外れて戻れない場合、自力で対処することはほぼ不可能です。

まずはエンジンを切ってケガがないか確認し、次に車の燃料が漏れてないかをチェックしてください。体や車に異常がある場合は119番通報するか。通りかかった人の助けを求めましょう。

砂地でスタックした場合の脱出方法は雪道と同様

砂地でスタックすると、アクセルを踏めば踏むほど空転し、タイヤが砂を掘って車が沈み込んでいきます。最終的には車の底が地面についてしまい、こうなると脱出が不可能です。

ゆっくりと小刻みに前進やバックを繰り返したり、フロアマットやタオルをタイヤの下に敷いたりして、空転を防いでタイヤが沈み込むのを阻止してください。

また砂地を走行する際には、一度停止しただけでスタックしてしまう恐れがあります。砂地を運転する際は、できるだけ完全停止しないように心掛けるのもポイントです。

泥のぬかるみでスタックした場合の脱出方法は牽引してもらうこと

泥のぬかるみでスタックした場合、他の車両に牽引してもらって脱出するのが現実的です。仲間と一緒に運転していたり、他のドライバーに協力してもらえたりするなら、JAFやロードサービスを呼ぶ必要はありません。

ただし、都合よく他人に牽引してもらえる可能性は低いです。そのため、JAFやロードサービスを呼んで牽引してもらうのが、最も現実的と言えます。

スタックから脱出する際のおすすめ便利グッズは「スタックラダー」

こちらではスタックから脱出する際に、あると便利なおすすめグッズを紹介していきます。

スタックラダー

スタックから脱出する際のグッズとして、代表的なのがスタックラダーです。スタックラダーは、タイヤの下にかます道具で、スタック脱出の際に役立ちます。

スリップが原因でタイヤが動かないときは、フロアマットやタオルでも構いませんが、スタックラダーをタイヤの下にかますとスムーズに脱出できます。

安い物でしたら2,000円前後から購入できるので、雪国に住んでいたり降雪地域に出掛ける際は、ぜひ車に積んでおきましょう。

商品を選ぶ際のポイントは、ある程度のやわらかさがありながら、強度も高いスタックラダーです。硬過ぎると、タイヤの下に噛ませにくくて作業性が悪くなります。

また強度が低いと、割れたスタックラダーが車のフェンダーやエアロパーツなどを傷付けてしまうリスクがあります。

スタックラダー以外で代用できるもの

スタックから脱出する際の便利グッズは、スタックラダーが有効です。もしもスタックラダーがない場合は、以下の物を代用してください。

  • フロアマット
  • 使い捨てのチェーン
  • 木片
  • 麻袋
  • レジャーマット
  • タオル

身近な物で代用できるのが、車のフロアマットです。雪道を走行する際に使い捨てのチェーンがあれば、スタックラダーの代わりにタイヤの下にかましましょう。

また山道で近くに木があれば、木の周辺に落ちている木片で代用しても構いません。

タイヤがスタックした場合の脱出方法についてのまとめ

  • スタックとは雪や砂地、泥のぬかるみにタイヤがはまり、車が沈み込んでいく現象
  • スタックから脱出する場合は、JAFやロードサービスに連絡するのがベター
  • 道具を持っていたり、協力者がいたりする場合は、自力で脱出の可能性が高まる

雪道や泥道での運転に慣れていない人がスタックすると、慌ててアクセルを踏み込んで事態が悪化するケースがあります。スタックしたら、まずは落ち着いて原因を突き止めて、JAFやロードサービスを呼ぶか、自力で脱出するか冷静に判断してください。

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この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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