車の運転で疲れるのはなぜ?運転で疲れやすい人や、運転で疲れやすい理由を解説
「運転をすると、なぜかどっと疲れる」「自分はなぜか運転で疲れやすい」と感じる人もいると思います。しかし、大なり小なり運転というものは疲れやすい作業です。
もちろん、運転に慣れているか慣れていないかはありますが、運転で疲れるには理由があります。
この記事では運転で疲れやすい人や疲れる理由、運転で疲れやすい場合の対処法について解説していきます。
目次
車の運転で疲れるのはなぜ?そもそも運転とは疲れやすいもの
大前提として、そもそも運転とは疲れやすいものです。これは運転に慣れている人、慣れていない人に関係なく、どのドライバーも運転時は体力や神経を使います。
運転時に神経を使う作業や状況は、以下の通りです。
作業 | 状況 |
---|---|
・ハンドル操作 ・アクセルやブレーキを踏む ・シフトレバーやウィンカーの操作 ・ナビの操作 ・エアコンや窓の開閉の操作 etc | ・交差点の安全確認 ・車線変更 ・慣れない道の運転 ・交通量の多い市街地や国道での運転 ・高速道路での運転 etc |
以上の作業をこなしながら、視覚情報や聴覚情報、そして身体全体で車の動きを感じるため、疲れやすいのはおかしいことではありません。運転は瞬時に情報を受け取り判断して、必要な動作を行う全身運動です。
運転で疲れやすい人、運転で疲れやすい4つの理由
こちらでは運転で疲れやすい人や、疲れやすい理由について解説していきます。
車の運転に慣れていない初心者やペーパードライバー
車の運転に慣れていない初心者やペーパードライバーの場合、たまに運転すると慣れない作業で神経を使うので疲れやすく感じます。
車の操作に慣れている人と比べると、運転に恐怖を感じやすいのもあります。
運転する機会が少なく、久しぶりに運転するのが不安なのは当然の心理です。また、ヒヤッとする経験をしてトラウマになっていたり、プレッシャーを感じる操縦シーンがあったりする人もいるでしょう。
そういう人は、とにかく運転に慣れるしかありません。交通量の少ない場所や、近所の道から徐々に運転に慣れてください。
こちらでは、運転が怖いと感じる場合の克服方法について解説しています。合わせて参考にしてください。
長距離運転やロングドライブ症候群
長距離運転は熟練のドライバーでも、疲れやすいものです。同じ姿勢が続くと身体の血流が悪くなったり、周囲の状況を確認するため目が疲れやすくなったり、精神的な疲れも出てきます。
また長距離運転後に頭痛やめまい、吐き気が出たり食欲がなくなったりすると、「ロングドライブ症候群」という症状が出てきます。
いわゆる「エコノミー症候群」のようなもので、首や肩が異常に緊張することで頭痛やめまい、吐き気を感じるようになります。
ロングドライブ症候群にならないためには、こまめに休憩をとって水分補給を欠かさないことが大切です。
運転時の姿勢が悪い
運転の姿勢が悪いと、疲れやすくなります。ハンドルを抱えるように握る、もしくは片手が届く程度でシートを寝かす、といった悪い姿勢は運転に悪影響です。
そういう姿勢で運転すると、視界が悪くなり操作に影響が出てよろしくありません。長距離運転に向いているとは言えないので、正しい姿勢で運転しましょう。
疲労が回復しないままの運転
疲労が溜まって回復しないまま運転をすると、どうしても疲れやすくなります。運転中に以下のような症状を感じたら、疲労のサインなので気を付けてください。
- 繰り返し、あくびが出る
- 瞬きが止まらなくなる
- 体がモジモジする
- 目がチラチラしたり、ショボショボしたりする
- まぶたがビクビクする
以上の症状を感じた場合は、過労運転に繋がる可能性があるので、運転をしないようにしてください。
過労の兆候として表れる3大症状に「注意力の低下」「疲労感の増大」「眠気」があります。
あくびや瞬きが止まらなかったり、まぶたがピクピクしたら過労のサインです。その状態で運転をするとさらに疲れやすくなり、過労運転で事故を起こす危険性があります。
運転での疲れを軽減するための5つの対処法
こちらでは、運転での疲れを軽減するための対処法について解説していきます。
正しい姿勢で運転する
移動する距離や状況に関係なく、運転で疲れなくするためには、正しい姿勢を心掛けることです。運転する際は、以下のポジションを心掛けてください。
- 背中をシートバックにつけ深く座る
- ハンドルは時計で言う「9時15分〜10時10分」の位置になるイメージ
- ハンドル操作は両手で行う
- シートの位置は、右足がペダルを踏んだ状態でも膝に余裕が持てるくらい
特に長距離運転では同じ姿勢のままいると、思ったよりも身体に疲労が溜まりやすいです。姿勢が悪いと、さらに疲れやすくなります。
正しい運転姿勢を心掛けることで視界も良くなり、疲れを軽減できます。
シートクッションを活用する
座席がしっくりこなくて疲労が溜まる場合は、シートクッションを活用しましょう。シートクッションを座席に敷けば、腰をはじめとした身体の負担を軽減できます。
シートクッションはカー用品店やネット通販で、3千円ほどから購入可能です。
疲労軽減が目的なら、カー用品店など座り心地を試せる場所で購入するのがおすすめです。使用感を試して、疲労を軽減できそうなシートクッションを購入しましょう。
こまめに休憩をとり、水分補給やストレッチをする
運転で疲れやすい人は、水分補給やストレッチなどをして、こまめに休憩をとることが大切です。「1時間運転すると注意力が落ちる」「2時間運転すると疲れる」など、疲労の感じ方は人それぞれです。
自分が疲れやすい時間ごとに車を停めて、外の空気を吸いストレッチをするなどして、休息をとるように心掛けてください。
車の運転は基本的に同じ姿勢のままなので、こまめにストレッチをすることで血流が良くなり、疲労軽減になります。
また水分補給をする際は、水が良いです。お茶やコーヒーだと利尿作用が高くなるので、運転中の水分補給には向きません。
自分のペースで運転する
運転で疲れにくくするためには、自分のペースで走行することも大切です。もちろん安全運転のためには、交通状況に配慮して運転することは欠かせません。
しかし、あまりにも周囲に気を遣い過ぎると、精神的に疲れやすくなります。
たとえば2車線や3車線の道路で、ゆったりとしたペースで走行したい場合は、できるだけ左側の車線で運転するようにしてください。
自分の安心できるペースで運転することで、安定した走行につながり運転の疲れも軽減できます。
休息をとって疲労回復に努める
車を運転する人のなかには、自動車通勤の人もいます。日々の仕事の疲れが抜けないまま運転すると、運転でも疲れやすくなるので、夜は休息をとって疲労回復に努めてください。
お風呂をシャワーだけで済ませている人は、しっかりと湯船に浸かって身体の疲れをとりましょう。また快眠グッズを活用して、日々の疲れをとるようにしてください。
疲労が溜まったままの運転は過労運転に繋がり、大事故を起こすリスクがあります。休息をとって疲労回復に努めることは、安全運転をするうえで、日々のルーティンで欠かせない作業と言えます。
運転で疲れやすい人についてのまとめ
- 運転で疲れやすいのは、神経を使う作業や状況が多いので、誰でも疲れやすい
- 運転時の姿勢が悪かったり、疲労が回復しないまま運転したりすると、疲労が溜まりやすい
- 運転の疲れを軽減するには、正しい姿勢や疲労を溜めないこと
「運転で疲れやすい」と感じる人は、ぜひ今回紹介した対処法を試してみてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。