エンジン警告灯の消し方、リセット方法!オレンジ色の点灯を放置したらどうなる?

トラブル

車には様々な警告灯があり、点灯や点滅をすることで車の異常を知らせてくれます。エンジン警告灯が点灯すると、エンジン制御システムや燃料供給システムに異常があるかもしれません。

この記事では、エンジン警告灯が点灯した場合の対処法や放置した場合の危険性、またエンジン警告灯の消し方について解説していきます。

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エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯とは、エンジンやトランスミッションに異常がある場合に、点灯して危険を知らせてくれる、オレンジ色(黄色)のランプです。

通常はエンジンスイッチをONの位置にすると点灯して、エンジンをかけると警告灯が消えます。

走行中にオレンジ色(黄色)の警告灯が点灯した場合は、エンジンの不具合やトラブルが起きているため、速やかに対処してください。

ドライバーの目につきやすいよう、スピードメーターやタコメーター付近にある場合が多いです。

エンジン警告灯がオレンジ色に点灯、点滅する原因について解説していきます。

【原因】エンジン警告灯が点灯する原因

エンジン警告灯が点灯する原因は、エンジン制御システムや燃料供給システムの異常が考えられます。

なかでもエンジン警告灯のトラブルで多いのが、エンジン制御システムにある「O2センサー(酸素センサー)」の不調と言われています。

O2センサーとは、排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーです。O2センサーに異常があると、エンジンの燃料と空気の比率調整が適切にできなくなり、排気性能が低下して燃費が悪化します。

【危険】エンジン警告灯がオレンジ色に点灯!放置したらどうなる?

エンジン警告灯がオレンジ色に点灯!放置したらどうなる?

エンジン警告灯が点灯したとしても車の走行はできますが、放置したままだとエンジンが深刻なダメージを負う可能性が高いです。たとえば燃費が悪化したり、部品の劣化が進んだりすることがあります。

エンジン警告灯がオレンジ色に点灯した場合、車に起きている症状は次の通りです。

症状①

エンジンがガタガタと振動を起こしている
→点火系や燃料供給系のトラブル

症状②

エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない
→エンジン制御システムや、燃料供給システムのトラブル

【症状①】エンジンがガタガタと振動を起こしている

エンジン警告灯が点灯して、エンジンがガタガタと振動を起こしている場合は、点火系や燃料供給系にトラブルが発生しています。

この状態を放置して運転していると、エンジンに深刻なダメージを与えるリスクがあります。

またエンジン音が普段と違ったり、焦げ臭い匂いがしたりする場合は、エンジン内部のパーツが損傷しているかもしれません。

【症状②】エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない

エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない場合は、エンジンが緊急モードに入っています。

エンジンに深刻な問題が発生している可能性が高く、速やかな対応が必要です。たとえばエンジン制御システムや、燃料供給システムに大きなトラブルが起こっているかもしれません。

【対処法】エンジン警告灯が点灯したらどう行動する?

エンジン警告灯が点灯、点滅したときの行動

安全な場所に停車する
加入している保険会社やJAF、近くの整備工場に連絡をする
エンジンの異音や異臭、走行中に異常な振動を感じたかどうかの確認

エンジン警告灯が点灯したり、点灯と消灯を繰り返したりしたら、放置して運転を続けるのはやめてください。

エンジン警告灯が点灯したら安全な場所に停車して、加入している保険会社や近くの整備工場に連絡してみてください。JAF会員の場合は、無料で救援要請をすることができます。 

ちなみに、整備士にお願いする前は異音や異臭がないかをチェックして、走行中にエンジンの振動や異常がなかったかを確認しておくのがおすすめです。修理を依頼した際に、原因を追求しやすくなります。

またエンジン内部のトラブルは、素人では対処できません。自己判断で修理しようとせず、必ずプロの整備士に任せてください。

【リセット】エンジン警告灯の消し方とは?

エンジン警告灯が点灯すると、原因が解消されない限り消えることはありません。

ただし、エンジン警告灯が点灯と消灯を繰り返す場合は、一時的なセンサーの誤作動や軽度な問題の可能性があります。

エンジン警告灯が点灯と消灯を繰り返す場合は、次のことを試してください。

燃料キャップの確認

給油後にキャップが緩んでいて、点灯と消灯を繰り返しているのかもしれません。燃料キャップを確認して、締め直してから再度走行してみてください。

運転中の挙動を確認

エンジンの振動や異音がない、またはスピードも出ているのであれば、一時的なエラーの可能性があります。

以上のことを試しても、エンジン警告灯の点灯が止まらない場合は、すぐにプロの整備時に点検してもらってください。

【修理費用】エンジン警告灯の修理にかかる料金

エンジン警告灯の修理費用は、原因によって異なります。一番高額なのはエンジン内部の修理やパーツ交換で、100,000円以上はすると思ってください。

エンジン警告灯の修理費用

センサーの交換:20,000円~50,000円
燃料供給系の修理、パーツ交換:50,000円~100,000円
エンジン内部の修理、パーツ交換:100,000円以上

エンジン警告灯のトラブルで多い、O2センサーを交換する場合は、診断料と工賃合わせて、30,000円〜40,000円ほどの費用がかかります。

エンジン警告灯の消し方についてのまとめ

  • エンジン警告灯とは、エンジンやトランスミッションに異常がある場合に、危険を知らせてくれるオレンジ色のランプ
  • エンジン警告灯のトラブルで多いのが、O2センサー(酸素センサー)の異常
  • エンジン警告灯が点灯・点滅したら安全ば場所に停車して、ロードサービスや整備工場に相談する

エンジン警告灯の点灯・点滅は、エンジン制御システムにある各センサーの不調や、燃料供給システムの異常が考えられます。

まずは車を安全な場所に停車して、ロードサービスや整備工場に相談してください。その際に、エンジンの異音や異臭がないかを確認して、整備士に車の状態を伝えると原因をスムーズに追求できます。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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