エンジン警告灯の消し方!オレンジと赤色の点灯・点滅への正しい対処法

エンジン警告灯が点灯・点滅した際の消し方は、まず「なぜ警告が出たのか」という原因を正しく把握することから始まります。
走行中にオレンジ(黄色)の警告灯が点灯した場合は、エンジン制御や燃料供給の異常が疑われ、適切な対処をしないとトラブルが進行します。
さらに赤色の警告灯は重大な故障を示し、エンジンを守るためにも即時の停止が必要です。
警告灯を消す方法は状況によって異なり、誤作動なのか深刻な不具合なのかを見極めることが重要になります。
安全に走行を続けるためにも、警告灯の色や点灯パターンを理解し、早めの点検につなげることがトラブル防止の第一歩です。
・走行中にエンジン警告灯が点灯・点滅したら、どういう症状が起きているのか?
・エンジン警告灯の消し方
・エンジン警告灯の点灯・点滅を放置した場合のリスク
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目次
エンジン警告灯とは?オレンジ(黄色)と赤色の違いや緊急度

エンジン警告灯とは、エンジンやトランスミッションに異常がある場合に、点灯して危険を知らせてくれるランプのことです。
通常はエンジンスイッチをONの位置にすると点灯して、エンジンをかけると警告灯が消えます。
しかし、走行中にエンジン警告灯が点灯・点滅すると、素早い対処が求められます。
こちらでは、オレンジ色(黄色)と赤色と、色別の緊急度について解説していきます。
【オレンジ色の点灯・点滅】重大トラブル一歩手前!早めの点検を
オレンジ色の警告灯は重大トラブルの一歩手前を示し、早めの点検が必要な状態です。
エンジンや排気系の制御が乱れている可能性があり、放置すると性能低下や部品の損耗につながります。
走行をすぐに止める必要はありませんが、異常が進む前に整備工場で診断を受けるようにしてください。
早めに点検することで、安全面にも車両寿命の面においても影響が出ます。
【赤色の点灯・点滅】即時停車!深刻な故障のリスクも
赤色の警告灯は車両の安全性に直結する重大トラブルを示し、走行を続けると深刻な故障につながります。
油圧低下や冷却水不足など、エンジン保護に必要な機能が失われている可能性が高く、即時停止が求められる状況です。
無理に走れば焼き付きや出火の危険もあり、早急な対処が車両と乗員を守るための最優先事項になります。
なぜつく?エンジン警告灯が点灯・点滅する主な原因と症状

エンジン警告灯が点灯・点滅する原因として、最も多いトラブルが「O2センサー」の不調です。
エンジン警告灯が点灯した場合、車に起きている症状は次の通りになります。
- 症状①:エンジンがガタガタと振動を起こしている
→点火系や燃料供給系のトラブル - 症状②:エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない
→エンジン制御システムや、燃料供給システムのトラブル
こちらでは、エンジン警告灯が点灯・点滅する原因と、起きている症状について、詳しく解説していきます。
最も多い原因は「O2センサー」の不調!燃費悪化のサイン
エンジン警告灯が点灯・点滅する原因は、エンジン制御システムや燃料供給システムの異常が考えられます。
なかでもエンジン警告灯のトラブルで多いのが、エンジン制御システムにある「O2センサー(酸素センサー)」の不調と言われています。
O2センサーとは、排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーです。O2センサーに異常があると、エンジンの燃料と空気の比率調整が適切にできなくなり、排気性能が低下して燃費が悪化します。
【症状①】エンジンがガタガタ振動し、異音や焦げ臭い匂いがする
エンジン警告灯が点灯して、エンジンがガタガタと振動を起こしている場合は、点火系や燃料供給系にトラブルが発生しています。
この状態を放置して運転していると、エンジンに深刻なダメージを与えるリスクがあります。
またエンジン音が普段と違ったり、焦げ臭い匂いがしたりする場合は、エンジン内部のパーツが損傷しているかもしれません。
【症状②】スピードが出ない!緊急モードの可能性
エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない場合は、エンジンが緊急モードに入っています。
エンジンに深刻な問題が発生している可能性が高く、速やかな対応が必要です。たとえばエンジン制御システムや、燃料供給システムに大きなトラブルが起こっているかもしれません。
エンジン警告灯の消し方とは?誤作動の確認と点検のタイミング

エンジン警告灯が点灯すると、原因が解消されない限り消えることはありません。安易なリセット(バッテリー外しなど)をすると、却って危険です。
ただし、エンジン警告灯が点灯と消灯を繰り返す場合は、一時的なセンサーの誤作動や軽度な問題の可能性があります。
エンジン警告灯が点灯と消灯を繰り返す場合は、次のことを試してください。
給油後にキャップが緩んでいて、点灯と消灯を繰り返しているのかもしれません。燃料キャップを確認して、締め直してから再度走行してみてください。
エンジンの振動や異音がない、またはスピードも出ているのであれば、一時的なエラーの可能性があります。
以上のことを試しても、エンジン警告灯の点灯が止まらない場合は、すぐにプロの整備士に点検してもらってください。
放置は危険!エンジン警告灯を無視し続けた場合のリスク
エンジン警告灯が点灯したまま放置すると、燃費の悪化につながったり、エンジン内部に深刻な損傷を与えたりするリスクがあります。当然ながら、車検にも通りません。
- 燃費の悪化につながる
- エンジン内部に深刻な損傷を与える
- 車検に通らない
燃費の悪化につながる
エンジン警告灯を放置すると燃焼制御が乱れやすくなり、必要以上に燃料を消費します。
センサー異常や点火不良が続くと混合気のバランスが崩れ、加速が鈍くなるうえに燃費も確実に落ちていきます。
走行距離が同じでもガソリンの減りが早くなり、結果として維持費の負担が増える点も見逃せません。
エンジン内部に深刻な損傷を与える
エンジン警告灯を無視すると燃焼状態が悪化し、内部部品へ強い負荷がかかります。
点火不良やセンサー異常が続くと温度が上昇し、ピストンやバルブに摩耗が進み危険です。
潤滑不足が起きれば金属同士が擦れて、最終的にエンジン本体へ深刻な損傷を与える恐れがあります。
車検に通らない
エンジン警告灯が点いたままでは排ガス基準を満たせず、車検で不合格になる可能性が高いです。
異常を示すコードが残っている状態では検査機器がエラーを検知し、整備記録があっても通過できない場合があります。
警告灯を放置すると修理範囲も広がり、結果的に車検前の出費が大きくなる点も注意が必要です。
【色別】走行中に警告灯が点灯・点滅したときの正しい対処法

こちらでは、エンジン警告灯が点灯・点滅した場合の対処法について、解説していきます。オレンジと赤色と、色別に解説するので参考にしてください。
警告灯がオレンジ(黄色)の場合
走行中にエンジン警告灯が、オレンジに点灯・点滅した場合、速やかにディーラーや自動車整備工場に点検してもらいましょう。
車を停めてロードサービスを呼ぶ必要はありませんが、放置するとエンジン内部に深刻な損傷を与える可能性があります。
燃費の悪化にもつながるので、早めに点検することをおすすめします。
警告灯が赤色の場合
エンジン警告灯が赤色に点灯・点滅をしたら、放置して運転を続けるのはやめて、すぐにロードサービスを呼びましょう。
エンジン警告灯が赤色に点灯・点滅したときの行動
エンジン警告灯が赤色の点灯・点滅したら安全な場所に停車して、加入している保険会社や近くの整備工場に連絡してください。
JAF会員の場合は、無料で救援要請をすることができます。
ちなみに、整備士にお願いする前は異音や異臭がないかをチェックして、走行中にエンジンの振動や異常がなかったかを確認しておくのがおすすめです。
修理を依頼した際に、原因を追求しやすくなります。
またエンジン内部のトラブルは、素人では対処できません。自己判断で修理しようとせず、必ずプロの整備士に任せてください。
【修理費用】エンジン警告灯の異常を直す料金相場

エンジン警告灯の修理費用は、原因によって異なります。一番高額なのはエンジン内部の修理やパーツ交換で、100,000円以上はすると思ってください。
・センサーの交換:20,000円~50,000円
・燃料供給系の修理、パーツ交換:50,000円~100,000円
・エンジン内部の修理、パーツ交換:100,000円以上
※料金はあくまで目安です。
エンジン警告灯のトラブルで多い、O2センサーを交換する場合は、診断料と工賃合わせて、30,000円〜40,000円ほどの費用がかかります。
また、高級車や外車の場合は、さらに費用が上がる可能性があるため、詳しくはディーラーや整備工場にお問い合わせください。
[Q&A]エンジン警告灯の消し方でよくある疑問・質問
こちらでは、エンジン警告灯の消し方について、よくある質問を解説していきます。
エンジンを始動させる際に点灯しますが、エンジンがかかり始めると消えます。
ただし、走行中に警告灯が点灯したり、エンジンをかけ直した際に消えたりした場合は注意が必要です。
エンジン警告灯が点灯しても、しばらくは走行できますが、長距離走行はおすすめできません。
走行中にエンジン警告灯が点灯した場合は、できるだけ早めにプロの整備士に点検してもらいましょう。
警告灯が点灯したまま運転を続けると、エンジン内部が損傷するリスクがあります。
まとめ|エンジン警告灯の消し方は「原因の早期特定」が第一歩
- エンジン警告灯とは、エンジンやトランスミッションに異常がある場合に、危険を知らせてくれるランプ
- エンジン警告灯のトラブルで多いのが、O2センサー(酸素センサー)の異常
- エンジン警告灯が点灯・点滅したら安全な場所に停車して、ロードサービスや整備工場に相談する
エンジン警告灯は、点灯や点滅の裏側に必ず原因があり、適切な対処を行うことで大きなトラブルを未然に防げます。
走行中にオレンジ(黄色)が光れば早めの点検が必要で、赤色なら即時停止が求められます。
警告灯を消す方法は状況によって異なりますが、色や症状を正しく理解することで安全性と車両寿命を守れます。
エンジンの異常を見逃さず、早めの診断につなげる姿勢が安心したカーライフにつながります。
この記事の監修者
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DUKS 受付窓口責任者
吹浦 翔太
年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。












