車の猫対策はどうすればいい?足跡やマーキングなどの対処法

トラブル

道端をのんびり歩いていたり、日陰でくつろいでいたりする猫たちの姿は、見るに微笑ましいものですが、時として車に思わぬ被害をもたらしてしまうことがあります。

たとえば、ボンネットの上に乗ってなかなかどかなかったり、排泄物をしてガラスやボディを汚したり…。猫が好きで気にしていない人も多いかもしれませんが、車がダメージを受けていることは否めません。

猫はペットとして親しみのある動物なので、乱暴に追い払うのに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。

できるだけ穏やかに対処していけるよう、今回の記事では野良猫が車へ与える影響から、猫よけグッズなど野良猫の対策方法まで解説していきます。

野良猫がもたらす車への影響

猫は塀のうえや屋根の上などで日向ぼっこをよくしているのを見かけますよね。

実は猫にとって、車も休憩場所のひとつであるようです。車のボンネットや屋根は猫にとって休みやすい場所のひとつであり、寒い時期は特に暖をとる意味で、日当たりの良い車の上で寝ていることもあります。

足跡:車の衛生状態に影響を影響を及ぼす

車の上で猫が寝ている光景は一見微笑ましいです。しかし、野良猫は外を走り回っているので、足の裏には泥だけでなく細菌などもたくさん潜んでいます。衛生上あまり良いとは言えません。

マーキング:車にニオイがついてしまう

猫は縄張り意識が非常に高い生き物なので、自分のテリトリーにはおしっこでマーキングする習性があります。車も例外ではなく、猫のマーキングは臭いが落ちにくいため、本格的に洗車しなければいけないのです。

引っ掻きキズ:車体に傷がついてしまう

猫には爪とぎの習性があり、その習性によって愛車のタイヤをキズ付けてしまうケースがあります。

猫は、滑りにくく引っかかりの良い物で爪とぎをする傾向があります。

車のタイヤ周りやバンパー周辺は、猫にとってベストな高さです。そのため、滑りにくく丈夫なゴムタイヤは、猫の爪とぎにはちょうど良い場所なのです。頑丈なゴムタイヤでも、何度も爪を立てられるとキズが付き、摩耗してしまいます。

そのほか:エンジンルームなどへの進入

猫にとって車は暖をとる場所でもあります。日差しの良いボンネットのほか、狭い場所を好む猫にとって、暖をとれるエンジンルームは格好の場所です。

猫がエンジンルームにいたままエンジンをかけてしまうと、猫が怪我をしてしまったり命を落としてしまう危険性が高いです。

ハンドルやブレーキの作動を妨げるケースも見られ、車の故障にも繋がり、気付かず走行してしまうと大事故につながってしまう恐れもあります。

野良猫の対策方法

野良猫が愛車に悪影響を及ぼしたり迷惑をかけられているとはいえ、猫も生き物です。水をかけたり音や物で過激に脅したりせず、猫の興味を逸らしてあげたり、できるだけ穏やかに対処しましょう。

猫よけグッズを使う

猫よけのためのグッズとして最初にオススメしたいのが、猫除け用の音波発信器です。

センサーで猫の存在を把握し、動きに合わせて不快な音波を発信します。それにより猫を傷つけることなく、愛車から遠ざけることができます。この音波は、人間には感知することができず、人体に影響はないので安全です。

老齢で目や耳が悪い猫もいるので、音と光が同時に出るものが良いところです。設置の手間もなく、コスパにも優れているのが魅力的な点でもあります。

その他にも「忌避剤」「とげマット」などがあり、ホームセンターやネット通販、100円ショップでも購入することができます。

車をカバーで覆う

車にカバーをかけることで猫が乗らなくなり、もし乗ってしまっても車にキズが付くことを防ぐことができます。本来は雨風から車を守るためのものなので、普段からカバーをかける習慣をつけておくことで、猫を含めた色んなものから車を守流ことができます。

通勤などで毎日のように車を運転する場合は手間になってしまうかもしれませんが、用事があるときにしか運転しないなど、車を使う頻度が比較的低い場合にはオススメの猫対策です。

ボンネットを叩く(猫ばんばん)

エンジンルームに侵入した猫を外へ逃すのに最適な方法です。猫は大きな音に敏感なので、ボンネットを叩く金属音は効果的です。

いつもボンネットで寝ている猫が見当たらないときや、特に冬場などは、もしかしたらエンジンルームに猫が隠れているかもしれません。

エンジンルームを確認し、猫がいたらボンネットを叩いて外へ逃してあげるようにしてください。車の故障や、猫の命を奪う危険性を防げます。

猫よけグッズを選ぶポイント

人が通る場所は音波発振器(超音波タイプ)を使う

猫よけ用の音波発信器は、センサーで猫の存在を把握し、動きに合わせて不快な超音波を発信します。これにより猫を傷つけることなく、愛車から遠ざけることができます。

この超音波は、基本的に人間には感知することができず、人体に影響はないので安全です。玄関と駐車スペースが近い場合など、人がよく通る場所にはおすすめになります。

老齢で目や耳が悪い猫もいるので、音と光が同時に出るものが良いところです。設置の手間もなく、コスパにも優れているのが魅力的な点でもあります。

ただし、超音波は極まれに子供が感知する可能性があるので気を付けてください。

小さいお子様がいるご家庭は、店員さんに商品の詳細を聞くか、口コミレビューなどを吟味した上で商品を購入しましょう。もしも、自分の子供に害が出るようであれば、すぐに使用を辞めてください。

人が通らない場所は忌避剤・とげマットを使う

音波発振器は数千円しますが、忌避剤(きひざい)やとげマットは数百円から購入できます。

塀の上など猫が登ってきそうな場所には、とげマットを使うのがおすすめです。花壇周りや庭には、忌避剤を撒くと良いでしょう。

忌避剤は広範囲に撒けますが、少しでも人が通る可能性がある場所には、ニオイの優しいタイプを選んでください。

屋内・屋外など駐車環境で選ぶ

ガレージなどの屋内の駐車場では、ニオイが強い忌避剤は避けるべきです。ニオイがガレージ内に充満して、自分たちまで気分が悪くなる可能性があります。

また、音波発振器を使う際は、電池式か充電式を選びましょう。屋根のあるところではソーラー式は避けてください。

屋外の駐車場の場合は、グッズが雨に強いかどうかで選ぶのがポイントです。音波式発振器の場合は、防水であるかどうか、忌避剤は雨水に流されないかどうか、で選ぶのがポイントになります。

使用期間に注意

猫グッズは設置した時点で対策できます。しかし、使用期間が設けられているものもあるので、定期的にチェックをしてください。

音波発振器の場合、ソーラー式は壊れるまで使用できますが、電池式は電池が切れたら交換が必要です。忌避剤の場合は、効果が数日〜数ヶ月持つものがあります。購入した商品がどれくらい持つのか、しっかりと把握しておきましょう。

とげマットは長期間使うことがほとんですが、劣化してとげが弱くなったら交換してください。

まとめ

今回は、車の猫対策と影響について解説しました。

ペットで人気の猫は、今や人間と共に生きる存在です。

とはいえ、愛車にキズが付くのは悲しいので、あまり過激にならないように注意しながら、猫が車に近付かないようにしたり、追い出したりするようにしてくださいね。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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