車のガラスやボディ、シートにくっついたガムの取り方を解説

トラブル

誰かのイタズラや嫌がらせなどで、車にガムを付けられるというトラブルが起きることがあります。また、小さなお子様がいる家庭では、子どもがガムを吐き出したときに、誤って車のシートにガムをくっつけてしまうかもしれません。

この記事では車のガラスやボディ、シートにガムがくっついた際の取り除く方法を解説していきます。

車にガムがくっついたら早めに取り除く

車のガラスやボディ、シートにガムが付着して放置すると、時間が経過するほど取るのが難しくなります。強引に道具を使用して剥がそうとしてしまうと、ガラスやシートが傷つくかもしれません。

そのため車のガラスやボディ、シートにガムがくっついたら、早めに取り除いてください。

ガムの主原料の多くは、油に溶ける性質を持っています。また、原料が植物性樹脂の場合、ガムは冷やすと固まり温めるとやわらかくなる性質もあるのです。

ベッタリくっついてしまっても、普段から家庭に置いてあるものをつかって簡単に取ることができます。

車のガラスやボディにくっついたガムを取る方法

車のガラスにくっついたガムを取る方法は、以下の5つです。

  • 油(サラダ油・靴クリームなど)を使う
  • チョコレートを使う
  • スクレーパーを使う
  • 除菌用アルコール(エタノール)を使う
  • コールドスプレーまたは氷を使う

油(サラダ油・靴クリームなど)を使う

普段から家庭に常備している油や靴用のクリームなどを使えば、ガムを簡単に落とすことができます。

車のガラスやボディに付着したガムに、油やクリームを垂らしたり付けたりして、しばらく置くとガムが溶けてきます。溶けてきたところをティッシュで、ガラスやボディが傷つかないよう、丁寧に拭き取ってください。これで、車のガラスやボディからガムをキレイに取ることができます。

チョコレートを使う

ガムを取りたい場合は、チョコレートを使うと効果的です。ガムとチョコレートを一緒に食べた時にガムが溶けてしまった、ということをどこかで見聞きした人も多いはず。

その性質を利用して、チョコレートを少し放置し溶かしてからガム部分に垂らし、タオルやティシュで拭き取ります。

少し荒技のようにも思えますが、この方法でも車のガラスやボディからガムを取り除くことができます。

スクレーパーを使う

スクレーパーを使えば、それほど力を入れなくても、丁寧にこするだけで簡単にガムを取ることができます。

ただし、いきなり削り取るのではなく、スクレーパー自体を寝かせながら少しずつ剥がしていくのがポイントです。

スクレーパーには主に、金属製とプラスチック製があります。金属製よりもプラスチック製のほうがガラスやボディを傷つけにくいのです。スクレーパーを使う際は、プラスチック製の物を選ぶようにしてください。

ちなみにスクレーパーはガム以外にも、ペンキなどの塗料が車のガラスに付着した時にも使えます。スクレーパーは比較的入手しやすく、さほど場所も取らないので、購入してダッシュボードに置いておくといざというときに役立ちます。

除菌用アルコール(エタノール)を使う

車内に除菌用アルコール(エタノール)を常備している人も多いはずです。この除菌用アルコールでも、ガムを取り除くことができます。

これは、アルコール(エタノール)に含まれる有機溶媒が油分と同じ分子を断つ働きを持つためです。

油と同じ要領で、ガムが貼りついた箇所にアルコール(エタノール)を垂らし、ティッシュで拭き取っていってください。スプレータイプの除菌用アルコールなら、吹き掛けるだけなので作業が楽になります。

ちなみに、マニキュアを落とす時に使用する除光液にも、エタノールの成分が入っているため活用することができます。

コールドスプレーまたは氷を使う

ガムをコールドスプレー、または氷で冷やしてから取ると、車のガラスやボディからガムを綺麗に取ることができます。

暑い夏場は、コールドスプレーを持ち歩くことも珍しくありません。コールドスプレーを持っている場合は、コールドスプレーを充分に吹き掛けて、ガムを冷やし固めてから爪やスクレーパーで丁寧に取り除きましょう。

※スプレー等を夏場の車に乗せたままにしておくのは破裂の危険があるので車の中には残さないようにしてください。

家で剥がす際は氷や保冷剤があれば、それらで冷やしてから剥がすことも可能です。5〜10分ほど冷やせば、スムーズにガムを取ることができます。

シートにくっついたガムを取るにはガムテープが効果的

車のシートにくっついたガムを取るには、ガムテープが効果的です。ガムテープをはじめ、以下の物を用意してシートからガムを取りましょう。

用意する物

・ガムテープ
・ティッシュ
・氷
・ビニール袋

ガムを取る手順は以下の通りです。

ティッシュでガムの固まりを取り除く
ビニール袋に氷を入れて、ガムの残りカスを5分ほど冷やす
ガムの残りカスを、ガムテープでペタペタと叩いて取り除いていく

シートにガムがしつこくこびりついている場合は、「冷やす→ペタペタ叩く→冷やす」を繰り返すことで、綺麗にガムを落とせます。

車にガムがくっついた際の取り方のまとめ

  • 車にガムがくっついたら早めに取り除く
  • ガムを取り除くには、油分を使ったり冷やしたりするのが効果的
  • シートにガムがくっついたら、ガムテープを使う

今回紹介した道具を使えば、車にくっついたガムをスムーズに取り除くことができます。ガムが固まる前に、早めに取り除くのがポイントです。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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