車のヘッドライトがつかない!的確な対処方法を解説
ヘッドライト がつかない状態での走行は非常に危険です。ライトが切れたと気付いたら、すぐに対応しましょう。
今回の記事では、「ヘッドライト がつかない!」という状態になってしまったとき、まずは何をするべきか、その対処方法について詳しくご紹介していきます。
目次
ヘッドライトがつかない原因
車のヘッドライトがつかない原因とは何でしょうか?まずは原因について知っておきましょう。
球切れ
ヘッドライト にハロゲンライトを使用してる場合、球切れが起きたことにより、ライトが点灯しなくなってしまうケースがほとんどです。
ヘッドライトは、
- 前方10m~40mの範囲を照らすことができる「ロービーム」
- 前方30m~100mの範囲を照らすことができる「ハイビーム」
この2種類が使われています。
広範囲を照らすことのできるハイビームは消耗度が早いのが特徴ですが、どちらかというと使用頻度が多いロービームの方が早く球切れを起こすことがほとんどです。
ロービームの明るさはK(ケルビン)の数字で明記されており、ケルビンの数値が高いほど発熱量が高く、それだけ消耗も早くなります。
ヘッドライトの片方だけ電気がつかない場合は、「球切れ」が起きていると判断してください。
ヒューズ切れ
ヒューズとは、車で使用される電線についているもので、基準より高い電流が流れた場合に、電流を流れないように阻止するためのものです。
ヒューズが切れてしまうと、再び使用することはできません。
ヘッドライト の両方が点灯しない場合は「ヒューズ切れ」が起きていると判断し、ライトのとヒューズの交換を行なってください。
リレー・スイッチ類の接触不良
ヒューズが正常にもかかわらず両方のヘッドライトが点かない時は、「リレー」あるいは「スイッチ類の接触不良」が考えられます。
接触不良が起きている箇所が特定できれば、接点復活剤などを使って自力で状態を回復させられる場合もありますが、他の箇所も故障させてしまう恐れがあります。
無闇に自分で直そうとせず、速やかにディーラーや整備工場で修理へ依頼してください。
ライト自体の故障
ヘッドライトが点灯しないというだけでなく、ハイビームへの切替がうまくいかないと言う場合は、ライト自体が故障している可能性があります。
ディーラー、もしくは修理店へ依頼し、ライトの点検・交換をしてください。
ヘッドライト がつかなくなった場合にとるべき手順
ヘッドライトがつかなくなったことが分かったら、順を追って対処していきましょう。
①メーカーの保証が効くか確認
まずはメーカーの保証が効いているかを確認してください。もしも保証期間内であれば、無償で交換をすることができるかもしれません。
②できればライトの種類も押さえておく
ヘッドライトに使用されているライトの種類は3つほどあり、交換費用にも差があります。
- ハロゲン球の場合:5000円程度
- HIDライトの場合:20000円程度
- LEDライトの場合:20000円程度
の交換費用がかかります。
③ライトの交換をする
ヘッドライトに使用されているランプの種類が、ハロゲン球・HIDライトであれば、自分でヘッドライトを交換することもが可能です。
しかし、自分だけでなんとか対処しようとすると事態が悪化してしまう恐れがあります。
整備工場やディーラーでライトの交換をしてもらうのが最も安全で正確です。費用がかかったとしても、安全には変えられません。安全性を最優先に対処してください。
ヘッドライトの種類によって故障の原因が異なる
実は、車のヘッドライトには3種類あります。
それぞれのライトの特長について押さえておけば突然ライトがつかないアクシデントに遭遇してもライトの種類ごとに対策が取れるので、ここで把握しておきましょう。
ハロゲンランプ
ハロゲンランプは、最も多く普及しているランプのひとつです。フィラメントが発光するタイプの電球で、淡い発光色が特長的です。
消費電力が多いので、ハロゲンランプの寿命は約3年と比較的短いため、突然ランプが付かなくなってしまったらランプの寿命が来たと判断するのが妥当です。
HIDライト
1990年代から使用され始めたライトの種類のうちの1つで、アーク放電で発行します。最大に明るくなるまで多少の時間を要するのが特徴的なライトです。
ハロゲン球のように球切れの心配はありませんが、一般的にHIDの寿命は5年未満程度とされています。
HIDライトが搭載されている場合、ライトが突然つかなくなったら「寿命」と判断するのが妥当です。
LEDライト
近年では主流になりつつあるライトです。比較的安価な価格帯で手に入れることができたり、寿命の目安が15年であるため、他のライトに比べてかなり長持ちするのが大きな特長でもあります。
電源を入れた瞬間に最大光量までに到達し、明るさも他のライトに比べればかなり明るいのですが、故障してしまうと自力では対処できません。
LEDライトが搭載されている場合、ライトが突然つかなくなったら何らかの不具合が起きていると判断し、すぐに修理工場やディーラーへ依頼してください。
ヘッドライトがつかなくなったらすぐに交換を!
ヘッドライトがつかない状態での車の走行は非常に危険です。
街中の走行は街灯もあり、比較的明るいためライトをつけなくても大丈夫と思ってしまいそうなところですが、自分の身に危険が及ぶだけでなく、歩行者や他の車にも危険が及ぶ可能性があります。
ヘッドライトがつかなくなったら、すぐに交換を行いましょう。
ヘッドライトの交換方法
車のヘッドライト交換の方法を、改めておさらいしておきましょう。
LEDライトの場合
自分でライトの交換をするのは非常に難しいです。ディーラーや整備工場など、専門家に依頼してください。
ハロゲン球とHIDライトの場合
まずは、ボンネットを開けて、ライトの裏側についているコネクターを外した後、バルブに付いているゴムカバーやスプリングを外し、バルブを取り外します。
新しいバルブと交換し、取り外したものをつけていきます。
自力でできないことはありませんが、無理に直そうとしても余計に故障させてしまう恐れがあるので、ハロゲン球やHIDライトでもプロに依頼するのがベストです。
最後に
今回の記事では、ヘッドライトがつかない場合の対処方法をはじめ、ヘッドライトがつかない原因や交換方法についてご紹介しました。
車のヘッドライトがつかない状態での走行は非常に危険です。ライトが切れたと気づいたら、すぐに交換するか、点検してもらうようにしましょう!
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。