レンタカーとカーシェアはどっちがお得?おすすめの利用法を解説

都心で暮らしていると、時々車を借りて使いたいシーンがありますよね。
最近ではレンタカーだけではなく、「カーシェアリング」という言葉を耳にする機会も多くなりました。レンタカーと似たイメージがありますが、実際はサービス内容が異なります。
今回の記事では、レンタカーとカーシェアどちらがお得なのか?ということから、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
レンタカーとカーシェアの違い
レンタカーの特徴
日本でレンタカーを借りる際、その車のほとんどがAT車です。MT車を扱っているレンタカー会社も存在しますが、数も対象車種も限られています。HPなどに特に記載がない場合、取り扱っている車のほとんどがAT車であることが多いです。
また、レンタカーを返却する際はガソリンを満タンにしてから返却することが決められています。
出発時も返却時も、ガソリンが満タンの状態であるかを確認してください。返却時には、ガソリンを満タンに入れたことを確認するためにレシートの開示を求められる場合があるので、レシートは捨てずに保管しておきましょう。
【使い方(トヨタレンタカーの場合)】
- インターネット・電話・店舗のいずれかで予約する
- 予約した時間までに出発店舗へ行く(運転免許・場合によりクレジットカード)
- 店舗で契約書記入・説明を受ける・キーを受け取る
- 運転開始(安全運転を心がけてください)
- 返却時間が近くなったら出発店舗の近くまで戻り給油をする(必須)
- 時間になったら出発店舗へ戻り、返却
- 車両の確認・返却手続き
- 確認が完了次第、利用終了
レンタカーは契約期間を自由に選択でき、一ヶ月間のレンタルも可能なサービスです。長期間の旅行はもちろん、出張や旅行などで1日~2日車が必要になった場合や、車を修理に出したときの代車利用としてもおすすめです。
また、借りた店舗とは別の店舗に車を返せる「ワンウェイ(乗り捨てサービス)」を採用している会社も多く見られます。
カーシェアの特徴
カーシェアリングは、会員間で車を共同使用するサービスです。
予約した時間に会員カードを車にかざすと、ドアロックが解除され、自由に利用することができます。マイカーやタクシーの代わりの移動手段として最適です。
休日の大きな買い物や毎日の子供の送り迎え、気分転換でのドライブ等、高い頻度で短い時間の利用をしたい場合におすすめのサービスです。
【使い方(タイムズカーシェアの場合)】
- 事前に会員登録を行います。(免許証必須)
- PC・スマートフォンから利用予約を行う
- 時間になったら指定のステーションへ行き、車に会員カードをかざす
- ドアロックが解除される
- 運転開始(安全運転を心がけてください)
- 必要に応じて給油・洗車を行う
- 予定が済んだら、乗車時のステーションに車を返却する
- 利用終了
カーシェアは、最初に会員登録をして月額料金を払うシステムになっています。
具体的な利用方法としては、ステーション(無人の店舗)にある自動車を他の人とシェアして乗るイメージです。
利用時の給油が必要ないまたはお金がかからないことも多く、大手の会社によっては専用の給油カードが車載されていて、利用時に給油すると15分時間がサービスになるなどのメリットもあります。
レンタカーのメリット・デメリット
レンタカーのメリット
- 会員登録が必須ではなく、月額料金もかからない。
- 店舗数が多く、全国どこでも車をレンタルしやすい。
- 割安で一ヶ月単位レンタルできるサービスがある。
- 軽自動車~大型・特殊車両など、選べる車種が豊富。
- 店舗スタッフが清掃・除菌してくれるので、車内がキレイな状態で借りられる。
- 距離料金がかからなく、利用時間が長いとカーシェアより安くなる場合が多い。
- ワンウェイ(乗り捨てサービス)がある。
レンタカーを利用する最大のメリットは、さまざまな車種の中から利用シーンに合わせた車種を選ぶことができる点です。
荷物の量や乗車人数などに最も合ったサイズの車を借りることができ、快適なドライブを楽しむことができます。
レンタカーのデメリット
- レンタルに関する契約や説明を受けたり、実際に乗る車を借りるためには店舗まで行く必要がある
- 店舗で手続きして車を借りるため、自宅から店舗まで距離があると不便
- 直前でキャンセルすると、キャンセル料が発生する
- 短時間の利用の場合はカーシェアのほうが安くなるケースが多い(車種やレンタカー会社によっては12時間以内の利用なら、カーシェアの方が安くなる場合があります。)
- 給油して返却する必要があり、給油せずに返却すると料金が別途かかる
- 免責補償などのオプションに加入する必要がある
- (レンタカー会社によっては免責補償込みのプランもあります。)
レンタカーを借りる場合は、必ず店舗まで行かなければなりません。説明を受けたり、契約書に記入をしたり、さまざまな確認をスタッフと行う必要があります。
ちょっとした用事で出かけたい場合や短時間の利用の場合などには適していません。
カーシェアのメリット・デメリット
カーシェアのメリット
- スマホやPCから24時間いつでも予約ができ、店頭での手続きが不要
- 最寄りのステーションから出発できるため、店舗まで行く手間がない
- 6時間以内~など、短時間での利用が可能
- 分単位からの利用ができるので、短時間で利用する場合レンタカーより割安になる
- 免責補償を含んだ料金体系
- 給油して返す必要がない
- 直前でのキャンセルが可能(キャンセル料なし)
- 出先や出張先、旅行先でも利用が可能
カーシェアのデメリット
- 会員登録・初期費用・月額料金が必要
- レンタカーに比べると選べる車種が少ない
- 大人数用の車が手に入りにくいことがある
- 清掃や除菌などのメンテナンスがサービス内容に含まれていない場合がある
- 利用時間が長くなると距離料金が発生する
- ワンウェイ(乗り捨てサービス)がない
カーシェアリングでは「乗り捨て」ができません。必ず出発地の駐車場に返却をしなければならず、返却時間も自分で設定する必要があります。
カーシェアリングは、自分の次にその車を使う人が待っているというシステムであるため、必ず時間までに返却しなければならないという時間制限があります。
最後に
今回は、レンタカーとカーシェアについて解説しました。
レンタカーとカーシェアのどちらを使うべきか迷った場合は、
- どんな目的で車を利用したいか
- 一回の利用にどのくらいの時間がかかりそうか
- 給油や返却の手間を考慮した場合、どちらがスムーズに利用できそうか
など、余裕を持って利用できそうな方を選びましょう。
オリックスやタイムズなどは、レンタカーとカーシェアのどちらも取り扱っています。各会社のHPをよくチェックし、目的に合ったサービスを選ぶようにしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。