車検証はいつもらえる？購入時・車検後で車検証が届くタイミングを解説

公道を運転する際に、必ず携帯しなければいけない車検証ですが、いつもらえるかについては考えたことがありますか？

実は車検証や車検シールが交付されるタイミングは、車の購入時や車検後で異なってきます。

この記事では、車の購入時や車検後で、新しい車検証を受け取れるタイミングについて解説していきます。

車の購入時は納車と同じタイミングで車検証がもらえる

自動車を購入したときに、車検証や車検シールが届くタイミングは基本的には納車時です。これは、新車も中古車も変わりはありません。

ちなみに新車の場合、契約が成立してから車が届くまでの期間は2〜3週間ほどかかります。人気車種の場合は、2〜3ヶ月ほどかかることもあります。

また、近年では少なからず半年から１年ほどかかる車種もあるので購入を検討している方は販売店に確認しましょう。

時間がかかるのは、契約が成立してから工場で車を製造し、ディーラーに届いてからナンバープレートの取得などを行うためです。

ちなみに中古車の場合、車検証は納車日の数日前には販売店舗に届いています。

納車前に自動車保険に加盟したいと考えている人は、販売店舗に連絡して車検証を受け取るのがおすすめです。

車検の場合はユーザー車検と代行車検で車検証が届くタイミングが違う

車検を受けたあとは、新しい車検証や車検シールが発行されます。

しかし、ユーザー車検と代行車検とでは、新しい車検証が届くタイミングが異なるので注意してください。

ユーザー車検

ユーザー車検とは、運輸支局や軽自動車検査協会に車を持ち込んで、自分自身で点検を行うことです。

ユーザー車検の場合は検査終了後に、新しい車検証や車検シールを交付してもらえます。

提出する書類の記入ミスや記入漏れがなければ大丈夫なので、必要書類の確認はしっかりと行ってください。

代行車検

ディーラー・整備工場・車検専門店・ガソリンスタンドなど、代行業者に車検をお願いする人は多いです。

代行業者に車検を依頼した場合、新しい車検証や車検シールの交付は、点検や整備を行ってからおよそ1週間後に郵送で届きます。

点検や整備を行う日は、あくまで工場で行われるだけです。車に異常がなく検査が通った後に、車検証の交付を行います。

検査後に運輸支局で必要書類を提出し、審査を経てから車検証が交付される流れです。

もしも、10日を過ぎても車検証が届かない場合は、代行業者に連絡してみてください。

10日ほど経っても車検証が届かない場合は、何かの手違いで代行業者から運輸支局への書類が提出されていない可能性があります。

代行車検の場合、車検証が届くまでは「保安基準適合標章」で代用を

車を公道で運転する場合は、車検証の携帯や車検シールの貼り付けが、法律で義務付けられています。

しかし、代行車検の場合は車が手元に戻ってきても、車検証や車検シールが届くまではタイムラグがあります。

その場合は「保安基準適合標章」を貼ることで、公道を運転することが可能です。

代行車検の場合は、車検に合格した証明として保安基準適合証を発行できます。

一般的には、保安基準適合標章を貼り付けた状態で車の引き渡しとなり、ルームミラーの辺りに貼ってくれる場合が多いです。

ただし、保安基準適合標章の有効期限は車検から2週間なので気を付けてください。

そのため、10日を過ぎても車検証や車検シールが届かない場合は、必ず代行業者に問い合わせをしましょう。

車検証の電子化で、新しい車検証をもらえるタイミングは変わる？

2023年の1月4日から、車検証の電子化がスタートしました。今までの車検証よりも紙のサイズが小さくなり、ICタグが格納されたものです。

「電子車検証になり、新しい車検証がもらえるタイミングに時間がかかるのではないか？」と、疑問に思う人もいるでしょう。

結論から言えば、電子車検証になっても車検証が届くタイミングは、今までと変わりません。

運輸支局に問い合わせたところ、「電子車検証になっても、届くタイミングは変わらない。」との回答が得られました。

むしろ電子化になることで、車検の事業者は運輸支局長等から委託を受けていれば、陸運支局に出頭せずに代理で車検証情報の書き換えが可能です。

そのため、代行車検の場合も、今後はすぐに車検証を受け取れる可能性があるかもしれません。

電子車検証に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車検証はいつもらえるか、についてのまとめ

代行車検を行うとき以外は、車が手元にあるのと同時に新しい車検証があると思ってかまいません。

もしも代行車検で、車検証が10日ほど経過しても届かない場合は、検査をした代行業者に連絡をするようにしてください。