ハンドルロック解除の仕方｜なぜかかるのか仕組みを解説

車のハンドルロックは、盗難防止のために備えられた機能ですが、突然解除できなくなると焦ってしまいます。

特に、駐車場や外出先でハンドルが動かなくなると、どうすればいいのか戸惑うこともあるのではないでしょうか。正しい解除方法を知っておけば、慌てずにスムーズに対応できます。

今回の記事では、ハンドルロックの仕組みや解除方法について、詳しく解説していきます。

ハンドルロックはなぜかかるのか？仕組みを解説

ハンドルロックとは、車の盗難防止機能の1つです。エンジンを停止した状態でハンドルを動かすと、ハンドルが固定（ロック）された状態になります。

ハンドルロックがかかるのは、エンジン停止、もしくはキーが抜かれた状態でステアリングを回そうとすると、内部のロック機構が作動する仕組みになっているからです。

主な原因は、駐車後に無意識にハンドルを動かしたり、乗降時にハンドルに触れたりすることで、ハンドルロックがかかります。

ハンドルロックの解除方法

ハンドルロックの解除方法ですが、トヨタや日産、ホンダなど、どの自動車メーカーも同じような仕組みになっています。

自動車メーカー：参考一覧
トヨタ：ハンドルロックがかかっている。キーが回らないが、どうすれば解除が出来る？ | トヨタ自動車WEBサイト
日産：ハンドルロック（ステアリングロック）の解除のしかた｜日産NOTE
ホンダ：ENGINE START/STOP スイッチ | FREED 2025 | Honda

どうしてもハンドルロックを解除できないときは？

前述の方法で、どうしてもハンドルロックを解除できない場合、力を強めに入れてハンドルを回してみてください。

プッシュスタート車なら、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押すと解除できることがあります。

また、シフトレバーが「P（パーキング）」に入っているか確認し、スマートキーの電池切れやバッテリー上がりの可能性も考慮しましょう。

どんな手を尽くしても、どうしても解除できない場合は、JAFなどのロードサービスを利用するのも1つの方法です。

ハンドルロック以外でエンジンがかからないときの原因や対処法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

頻繁にハンドルロックがかかる人の原因

なぜか頻繁にハンドルロックがかかってしまう、そんな人もいるのではないでしょうか？頻繁にハンドルロック状態になる人は、次の行動を起こしているかもしれません。

よく聞かれる原因が、エンジン停止後にタイヤの傾きを直そうとして、ハンドルを切ってしまうケースです。

無意識の行動かもしれませんが、その際に「ガチッ」という音がした覚えはありませんか？その音こそが、ハンドルロックがかかった合図になります。

また、お子様を連れて車を運転する人は、エンジン停止後に子供がハンドルを触っていないかどうか、確認してみてください。

盗難防止用のカー用品「ハンドルロック」の効果

ハンドルロックといえば、画像のような盗難防止グッズの方を思い浮かべる人もいると思います。

棒状や大きなクリップ状の道具になっており、ハンドルに噛まして、クランプで留めることでハンドルを固定してロックします。

現在では、リレーアタックやイモビカッターのような、デジタルな自動車盗難が多い中、アナログ的に盗難を防ぐ道具です。

自動車の窃盗犯にとっては、ハンドルロックを破壊したり解除したりする手間がかかるため、防犯効果は高いです。

また、ハンドルロックが取り付けられていることで、それを見た窃盗犯が盗難を諦める抑止力にもなります。

ハンドルロックを購入する際は、切断の難しい硬い高硬度合金鋼を選択するのがおすすめです。

ハンドルロックについてのまとめ

今回はハンドルロックについて、仕組みや解除方法を解説しました。なぜか頻繫にハンドルロックがかかる人は、エンジン停止後やキーを抜いた後に、ハンドルを動かしたり触れたりしていないか確認してみてください。