サイドミラーで白線や下が見えない!原因や対処法、下が見えないリスクを解説

駐車時に白線が見えないと、正確な位置調整が難しくなり、枠からはみ出したり斜めに停めてしまうことがあります。
前提として、サイドミラーの位置が正しいか確認する必要がありますが、運転中は道路のカーブや傾斜、駐車時は他の車両や障害物が影響していることがあります。
今回の記事では、白線が見えない原因を詳しく解説し、安全かつスムーズに運転、駐車をするためのポイントを紹介します。
目次
【前提】サイドミラーの位置が正しいか確認する
前提として、サイドミラーの位置が正しいか、今一度確認する必要があります。サイドミラーの位置がズレていると、運転中も駐車時も白線や路面が見えにくいです。
サイドミラーの正しい位置は、次の画像の通りです。
たとえば、サイドミラーが外側に向きすぎていると、車体近くの白線が視界から外れ、駐車時の位置確認が困難になります。またミラーの角度が適切でないと、白線や路面が見えにくいです。
適切な調整として、ミラーをやや内側または下向きにすることで、白線の視認性を向上させることができます。
サイドミラーの正しい位置、合わせ方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
運転中にサイドミラーで白線が見えない原因
運転中に、サイドミラーで白線が見えない原因は次の通りです。
- シートポジションが合っていない
- サイドミラーが汚れている
- 道路のカーブや傾斜が影響している
シートポジションが合っていない
運転者の視野の違いやシートポジションの不適切さが原因で、サイドミラーに白線が映らないことがあります。
身長や座席の位置によってミラーの映る範囲が変わり、白線が視界から外れることがあります。
特に座席が前後にズレたり、高さが合っていなかったりすると、ミラーの角度を調整しても白線が確認しづらくなります。適切な座席調整とミラーの角度調整が重要です。
ミラーが汚れている
サイドミラーが汚れていると、白線がぼやけたり見えにくくなります。雨やホコリ、油膜が付着すると反射が悪くなり、視認性が低下します。
特に曇りや水滴が残ると白線の輪郭が不明瞭になり、駐車をする際の位置確認が困難になりやすいです。定期的な清掃や曇り止め対策を行うことで、ミラーの視認性を向上させ、安全に運転ができるようになります。
道路のカーブや傾斜が影響している
道路のカーブや傾斜が影響すると、サイドミラーに白線が映りにくくなります。特に傾斜のある駐車場では、ミラーの角度を調整しても白線が視界に入りにくいです。
また、カーブのある道路では、白線の位置が通常よりずれて見え、距離感がつかみにくくなることがあります。
こうした状況ではサイドミラーだけに頼らず、目視やバックカメラも併用して安全確認を行うことが大切です。
駐車時に白線が分からなくなる原因
駐車時に、白線が分からなくなる原因は次の通りです。
- 白線が薄くなっている
- 他の車両や障害物が影響している
- 車両感覚の不足
白線が薄くなっている
白線が薄くなってたり、かすれていたりすると、駐車時に視認しづらくなり正確な位置調整が難しくなります。
特に古い駐車場では、白線が摩耗して地面と同化しやすく、ミラーや目視でも確認するのが難しいです。
また、雨や暗い環境ではさらに見えづらくなるため、駐車時には慎重に確認してください。補助ミラーやバックカメラを活用し、白線の位置を把握することが重要です。
他の車両や障害物が影響している
駐車時に白線が見えなくなる原因の1つに、他の車両や障害物の影響があります。
たとえば隣の車が近すぎると、白線がミラーに映らず正確な位置調整が難しいです。また、駐車場の柱や壁が視界を遮ることで、白線の確認が困難になることもあります。
こうした状況では、ミラーの角度を調整したり、バックカメラを活用することで、白線の位置を把握しやすくなります。
車両感覚の不足
車両感覚が不足していると、駐車時に白線の位置を正確に把握しにくいです。駐車スペースの枠からはみ出したり、斜めに停めてしまったりするケースがあります。
特に初心者や運転に慣れていない人は、車体の幅やタイヤの位置を正しく認識できず、白線との距離感をつかみにくくなります。
これを改善するには、ミラーの角度調整や座席位置の見直しを行い、定期的に駐車練習をすることが効果的です。視線の使い方を意識することで、白線の確認がしやすくなります。
駐車時の車両感覚については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
【危険】サイドミラーで下が見えないときに起こるリスク
サイドミラーで下が見えないと、次のリスクがあります。
- 周囲の状況が見づらく障害物にぶつかる
- 事故に繋がる
- 駐車位置がズレてしまう
周囲の状況が見づらく障害物にぶつかる
サイドミラーの角度が適切でないと、車両の下部や周囲の障害物が視界に入りづらくなります。駐車場では車止めや縁石、小さなポールに気づかず、ぶつかってしまう恐れがあります。
事故に繋がる
サイドミラーで下が見えないと、障害物や歩行者を見逃しやすくなり、事故のリスクが高まります。
特に駐車時や狭い道での後退時には、低い障害物や子供、猫などの小さな動物が視界に入らず、接触事故につながる恐れがあり危険です。
駐車位置がズレてしまう
サイドミラーの角度が適切でないと、駐車時に白線や周囲の目印が確認しづらくなり、車両の位置がズレる原因になります。
特にミラーが上向きすぎると、地面の白線が視界に入らず、枠からはみ出したり斜めに停めてしまうことがあります。
また、駐車場の形状や障害物の影響でミラーの映り方が変わるため、適切な角度調整が重要です。ミラーをやや下向きに調整し、補助ミラーやバックカメラを活用することで、駐車位置のズレを防ぎ、スムーズな駐車ができるようになります。
駐車時に白線が見えないときの対策
駐車時に白線が見えない場合、サイドミラーを少し下向きに調整することで、白線が見えやすくなります。
通常、ミラーは走行時の後方確認を優先した角度になっています。そのため、駐車時には地面の白線が映るように調整することが重要です。
ミラーを適度に下向きにすることで、白線や車両の位置を把握しやすくなり、枠内に正確に停めやすくなります。また、ミラーの調整と合わせて座席位置を見直すことで、より適切な視界を確保できます。
サイドミラーで白線や下が見えないときは目視などで対処を
サイドミラーで白線や下が見えないときは、目視やバックカメラを使って対処してください。
サイドミラーにも、死角はあります。たとえば、車を発進させたり駐車させたりする際は、車の下に小さい子供や動物がいないか、目視やバックカメラを使って確認してください。
また、サイドミラーに取り付ける補助ミラーを活用して、死角をフォローするのもおすすめです。
サイドミラーで白線が見えないについてのまとめ
- 前提として、サイドミラーの正しい位置を把握するのが重要
- 運転中に白線が見えないのは、シートポジションが合っていなかったり、道路のカーブや傾斜が影響していたりする
- 駐車時に白線が分からなくなるのは、白線が薄くなっていたり、他の車両や障害物が影響していたりする
サイドミラーで白線や下が見えない際は、サイドミラーが正しい位置にあるか、シートポジションが合っているかを確認してください。
運転中は道路のカーブや傾斜、駐車時は他の車両や障害物の影響で、白線や下が見えないときがあります。
サイドミラーにも死角は存在するので、白線や下が見えないときは、目視やバックカメラを使って対処しましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。