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バックカメラが原因で車検が通らない可能性|保安基準や最適な取り付け位置を解説

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2022年5月以降に発売された新型車には、バックカメラやバックセンサーの搭載が義務化されています。また、2024年11月からは既存モデルの新車にも、同じくバックカメラやバックセンサーの搭載が義務化される予定です。

これ以前の車の場合、特にバックカメラを装着する必要はありませんが、安全運転の観点から後付けでバックカメラを装着する人もいると思います。

しかし、バックカメラを後付けで装着する場合、取り付け位置を間違えると車検に通らない可能性が出てきます。

この記事では、バックカメラを取り付ける際の保安基準をはじめ、バックカメラを取り付ける際の最適な位置について解説していきます。

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バックカメラの車検基準(保安基準)

バックカメラが原因で車検が通らないのは、車外にバックカメラを取り付けた場合に起こりやすいです。

自動車には保安基準があり、違反すると車検に通ることができません。バックカメラは道路運送車両法に基づいて、以下のように定められています。

  • 外部表面に曲率半径2.5mm未満の突起物を取り付けないこと
  • 仮に上記に該当したとしても、突起量が5mm未満かつ外向きの端部に丸みがついていれば取り付けは可能

この保安基準は、直径100mmの球体が接触する部分などに適用されます。バックカメラに限らず、バックライトを後付けした場合も同様です。そのため、車外にバックカメラを取り付ける際は、取り付け位置に注意しなければいけません。

保安基準に違反した位置にバックカメラを取り付けると車検に通らないほか、公道を運転している際に警察から整備不良を指摘される可能性があります。

バックカメラの取り付けは業者に依頼するのがおすすめ

バックカメラを後付けする場合、自分で取り付けるよりもプロの整備士に任せるのがおすすめです。

バックカメラを装着するには、配線作業が伴います。車の電気系統や配線に関する知識がないと、取り付けに失敗するリスクが高いからです。取り付けに失敗すると車検に通ることも難しく、せっかくのカメラが役に立ちません。

後付けでバックカメラを装着する場合の費用ですが、業者に頼むと取り付け工賃として1〜3万円ほどかかります。

手間なく費用を抑えられるのが、カー用品店でバックカメラを購入して、そのまま取り付けまで依頼することです。

バックカメラを購入して、ディーラーや整備工場に持ち込んで取り付けをお願いするよりも、その場ですぐに装着が完了します。また、基本的にはディーラーや整備工場よりも料金が安いです(※ただし持ち込みの場合は、割高になる可能性がある)。

バックカメラを取り付ける際の最適な位置

仮に、車の電気系統や配線に関する知識がある場合でしたら、自分でバックカメラを取り付けてみても良いかもしれません。

車外にバックカメラを取り付ける場合、保安基準に違反しないことが大切です。バックカメラを車外に装着する際は、以下の場所を参考にしてください。

  • ナンバープレート
  • リアバンパー
  • テールゲートスポイラーの下

ナンバープレート

「車検の通りやすさ」を基準にバックカメラを取り付けるなら、ナンバープレートへの装着がおすすめです。バックカメラの種類により取り付け方が異なりますが、基本的にはプレートのネジ穴から配線を通してバックカメラを装着します。

取り付け位置がナンバープレートだとバックカメラが目立つことなく、車検に引っかかることはまずありません。

ただし位置が低いため、視野が狭くなりやすいという欠点があります。また、夜間は後続車のヘッドライトに照らされて、映像が見えにくくなる可能性もあります。

リアバンパー

リアバンパーとは、テールランプとトランクの下にある、張り出したパーツのことです。現在の車では、リアバンパーにカメラの装着スペースが、あらかじめ確保されている車両も存在します。

ナンバープレートと同様に、カメラを取り付けやすい位置です。しかし、注意点もナンバープレートと同じで、視野が狭くなることや後続車のヘッドライトの影響を受けやすくなります。

テールゲートスポイラーの下

テールゲートスポイラーとはリアスポイラーとも呼び、車のテールゲートにある突起状の部分です。

ナンバープレートやリアバンパーと違い、取り付け位置が高いところにあります。そのため視野が確保しやすく、夜間は後続車のヘッドライトの影響を受けることがありません。

ただし高い位置にあるため、他の場所よりもバックカメラが目立つので、気になる人は気になるでしょう。

バックカメラと車検についてのまとめ

  • 保安基準によると「外装表面には曲率半径2.5mm未満の突起」を「直径100mmの球体が接触する部分」に付けてはならない
  • 保安基準に違反してバックカメラを取り付けると、車検に通らない可能性が高い
  • バックカメラを後付けする際は、自分で取り付けるよりも業者に依頼する

バックカメラを後から取り付ける場合、基本的にはプロの整備士にお願いしてください。もしも車の電気系統や配線に関する知識がある場合でしたら、自分でバックカメラを取り付けてみても良いかもしれません。 車外にバックカメラを取り付ける場合は、ナンバープレートやリアバンパー、テールゲートスポイラーの下が最適な位置です。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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