車を手放すメリットとデメリットは?車を手放す際のポイントについて解説

生活や仕事の変化によって、車を手放す必要が出てくることがあります。そんな時は、車を手放す決断をする前に、車を手放す際のメリット・デメリットについてしっかり把握しておくのがおすすめです。
今回は、車を手放す際のメリット・デメリットに加え、手放すことになった際に必要な書類や手放すポイントについて解説します。
目次
車を手放すメリット
車を手放す際の最大のメリットは、毎月・毎年必要になる維持費がなくなり、家計の負担が軽くなることです。車は所持するだけでもお金が掛かり、以下の費用が必要になります。
【車の維持費】
- 自動車税
- 自動車保険
- 車検代
- 駐車場代
- ガソリン代
特にガソリン代は2022年1月時点で1リットル160円を突破するなど、年々値上がりする傾向にあります。
また、車は10年に一度は買い換えた方が良いと言われていますが、新車を購入するとなるとその度に購入費用が必要です。自動車ローンを組むとなると、さらに維持費は上がります。これらを支払う必要がなくなるのは大きいですね。
また、維持費がなくなる以外にも次のようなメリットがあります。
- 売却費用で臨時収入が手に入る
- 交通事故を起こしたり巻き込まれたりするリスクが下がる
古い車でも、廃車買取業者にお願いすることで買い取ってくれる場合があります。
「長いこと乗ってボロボロなので売却は難しい。」と思っても、一度廃車買取業者に相談してみましょう。
車を手放した方が良い人
車を手放した方が良いのは、主に次のような人です。
【車を手放した方が良いケース】
- 週に一回、もしくは月に数回しか車を運転しない人
- ネットショッピングで買い物をする機会が多い人
- 子供が独り立ちして運転する機会が減ったご家庭
- インドア派の人
現在ではAmazonや楽天など、インターネットで気軽に物が買えるようになりました。コープやイオンなどのネットスーパーで食料品を購入することもできます。
もし週に一度しか運転しない場合は、タクシーを使った場合との費用対効果を検証してみてください。
車がなくても生活できて困ることがないのであれば、子供が独り立ちしたタイミングで車を手放して、浮いた固定費を老後の資金に回すという選択肢もあります。
車が必要な時は、レンタカーやカーシェアなどを利用すれば良いでしょう。
レンタカーとカーシェアに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
車を手放すデメリット
車を手放す際のデメリットは、自由な移動手段がなくなるということです。東京・大阪・名古屋などの都心部で生活している場合は、公共交通機関が発達しているので生活に問題はないでしょう。
しかし、郊外にお住いの場合は公共交通機関が発達しているとは言えないので、移動手段にどうしても制限が掛かります、
車を所持した方が良い人
車を所持した方が良いのは次のような人です。
【車を所持した方が良い場合】
- 通勤などで頻繁に車を運転する人
- お子様がいて送り迎えで車が必要な人
- スーパーやコンビニに行くのにどうしても車が必要な人
- アウトドア派の人
買い物はネットショッピングを利用すれば問題ありません。しかし、小さいお子様がいる場合は、家族で移動する際に車があった方が何かと便利です。
例えば、田舎に帰省する際の費用も、車移動の方が新幹線よりも安く済みます。
また、子供が独り立ちしたあとも通勤等で車が必要な場合は、そのまま車を所持した方が良いでしょう。
車を売却する際に必要な書類
車を手放す際には次の書類が必要です。普通自動車と軽自動車で若干異なるので注意してください。
【車の売却時に必要な費用】
普通自動車 | 軽自動車 |
自動車検査証(名前と現住所が必要)印鑑登録証明書(発行後1カ月以内のもの2通)自賠責保険証明書自動車納税証明書実印銀行通帳orキャッシュカードリサイクル件 | 自動車検査証(名前と現住所が必要)自賠責保険証明書軽自動車納税証明書実印or認印銀行通帳orキャッシュカードリサイクル件 |
車を手放す際のポイント
車を手放すことを決めたら、お得に車を売却できるポイントがあります。ここでは、車を手放すのに最適な時期と、車が破損している場合の売却について解説します。
車を手放すのは2〜3月がベスト
特に車検の時期などを気にしないのであれば、車を手放す時期に最適なのは2〜3月になります。主な理由は以下の2つです。
- 2〜3月は中古車の購入需要が多くなるので高値で売却できる可能性があるため
- 4月1日に自動車税の納付義務が発生するため
3〜4月は生活環境が変わる人も多く、中古車購入の需要が高くなります。そのため、2〜3月で車を売却すると、ほかの時期よりも高値で車を売却できる可能性があるのです。
また、車を買い換える場合も、3月は各メーカーの決算月なので、安く車を購入できます。
売却を含めた車の買い替えについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
車検前に車を手放すのもおすすめ
車検が近づいている場合は、車検前に車を売ることをおすすめします。車検にかかる費用は、基本的には更新の度に高くなるからです。
車検前に車を売却すれば車検費用を浮かせることができるため、余計なお金が掛かることがなくなります。また、車検切れの車を売却したとしても、査定額にはあまり影響しません。
ガラスが破損していると査定額に影響があるか
フロントガラスなど、車のガラスが破損している場合は買い取り査定額に影響してきます。
【査定額のマイナス基準】
- 飛び石による小傷、修理跡のある場合… 約20,000円
- 500円玉より大きな傷で交換が必要な場合…約65,000円~75,000円
とはいえ、必ずしも修理や交換をしてから売却した方が良いか、と言えばそうではありません。査定額のマイナスよりも修理・交換費用の方が高くなることがあるからです。
ただし、車種やガラスの種類、保険の適用によっては修理・交換費用が安く済む場合があるので、ケースバイケースと言えるでしょう。
例えば、当社の「純正フロントガラス補償」に加入している方であれば、当店で純正フロントガラスを購入交換し、「純正フロントガラス補償」登録用紙にて補償を申し込みされていた場合、2年以内にガラス破損等により再交換となった場合には純正フロントガラス・付属部品代金を無料でご提供しています。
このようなサービスにご加入されている場合は、修理・交換してから車を売却するのが良いでしょう。
最後に
今回は車を手放す際のメリットとデメリットについて解説してきました。
「最近、車を運転する機会が減ったな。」と感じる人は、車の維持費の費用対効果について考えてみると良いでしょう。
もし車を手放す際は、2〜3月か車検前に車を売却するのがベストです。ガラスなど車に傷がある場合は、査定額のマイナスと修理・交換費用を比較して、直してから売却した方がお得なのか一度調べてみましょう。
車を放置した場合のリスク等については、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。